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週刊金融日記 第386号 自炊のすゝめ、サウジで新時代のドローン戦争勃発、渋谷の高級フレンチと恋愛工学の唱和、ひふみワールドについて、他

// 週刊金融日記
// 2019年9月16日 第386号
// 自炊のすゝめ
// サウジで新時代のドローン戦争勃発
// 渋谷の高級フレンチと恋愛工学の唱和
// ひふみワールドについて
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 日本は敬老の日で三連休ですね。最近はとても涼しく、大変過ごしやすいです。僕は香港辺りにまた行くことになって、いま慌ただしく準備をしているところです。
 今日、メルマガ原稿を書きながらTwitterを眺めていたら、丸亀製麺に対する怒りの声がいろいろ回ってきて、いったい何事かと思って調べたら、けっこう勉強になりました。香川県民が讃岐うどんの尊厳をかけて、ネットで立ち上がったんですね。

★丸亀製麺と讃岐うどんの関係って、そういうことだったのか!?

 先日、デニーズで原稿を書いていて、5時間ぐらいいたら追い出されたんですが、まあ、別に怒ってもいなかったんですが、そのことをちょろっとTwitterでつぶやいたら、なんか大事になってきて、ビジネス情報誌の週刊SPA!の記者がデニーズ広報に直撃取材して、記事になったようです。

●デニーズに6時間いると追い出される?広報担当に真相を直撃
https://bizspa.jp/post-206383/

 このメルマガでもダイエットや筋トレが流行っているように、世の中見た目が9割、ということで若干応援していた進次郎さんですが、環境相に就任早々、次々とやらかして、なんか実際の仕事やらせたらアカン人かもしれん、という評価をほぼ1日で獲得しつつあります(笑)。うがった見方をすれば、「位討ち」に嵌められたのかもしれませんね。

位討ち:政敵を分不相応な地位につけることで、破滅に至らせる策謀。官打ち、ともいう。

『週刊金融日記 第381号 真の意味で美人過ぎる滝川クリステルさんは正しい選択をした』

★進次郎は位討ちにかかった、という説も広がっています。

★にっちもさっちもいかなくなる前に「育児休暇カード」を切って逃げ切れるか!?

 日本は連休中ですし、千葉での台風被害がまだあまり復旧していないなど他のニュースもあってか、それほど大々的に報道されていませんが、サウジアラビアの石油施設がドローンによる爆撃を受けて、同国の石油生産量の半分が麻痺する、というすごいニュースが入ってきました。これは、また、戦争がはじまるのかもしれませんね。

★ドローンというある種の破壊的イノベーションによって、新しい時代の戦争が行われるのかもしれません。

 今週も興味深い投稿がいくつもあります。

- バツイチの中スペですがバリキャリ彼女に勤務先を聞かれ狼狽しています
- ひふみワールドについて
- いまの日系大手で海外駐在に行くのと外資系金融に転職ではどっちが魅力的でしょうか
- 20代前半ですがネトナンで時間をつぶすより将来のためにファンダメンタルバリューを高めるべきか
- プチ有名人の恋愛アプローチ術について
- 恋愛工学生は幸せな老後を送れるのか

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.自炊のすゝめ

 金融日記、というか恋愛工学のコミュニティではたびたび筋トレがブームになってきた。バックナンバーを読むといくつかの波があったことがわかるのだが、現在は第3次筋トレブームと言っていいだろう。ちなみに、僕自身は、2013年ごろの第1次筋トレブーム、そして、2015年ごろの第2次筋トレブームにもそれなりに参加していたが、今回の第3次では、かつてとは違う次元で取り組みはじめ、はるかに理解が進んだ。

『週刊金融日記 第157号 肉体改造計画』
『週刊金融日記 第379号 筋トレは減量の10倍は難しいがとても楽しい』

 しかし、体型維持や健康という観点で言えば、圧倒的に重要なのは食事のほうなのだ。筋トレはせいぜい週に3回、ふつうは2回ぐらいジムに行く程度だ。それさえ、多くのサラリーマンには難しいだろう。一方で食事のほうは、一日3回としたら、週に21回も取ることになる。ここを変えていかないことには、真の意味での肉体改造、そして、心身ともに健康になることはできない。男女ともにスタイリッシュなボディを手に入れ、維持していくためには、食事を根本的に見直す必要である。

 僕自身は外食により時間を節約する、出来る限りのものをアウトソースさせていく、というある種の経済合理性の信者である。また、現在認可されている食品添加物の安全性を疑うことはないし、マクドナルドやセブンイレブンのような巨大企業が提供する食品の安全性は、主婦の作る家庭料理や小汚い定食屋よりはるかに高い、と考えている。
 しかし、改めて外食を見てみると、気楽にひとりで入れるラーメン屋や牛丼屋などは、過剰な糖分と脂、そして、塩分が問題である。基本的に、安い外食は人間が美味しいと感じる糖分と脂、そして、調味料でいかに原価を安くして中毒性を高めるかという商品設計がなされている。高級レストランは、その限りではないが、そもそも高級なレストランは記念日などのための特別な料理であって、量が多すぎる。頻繁に食べるようなものでもない。居酒屋的なところで、ちょろちょろつまみを食べるならいいが、アルコールは身体に悪いし、そもそもアルコールを飲まないなら居酒屋に行く必要がない。そして、筋トレしていると、必要なタンパク質を摂取するためには、もはや外食では対応できなくなる。こうなってくると、ソリューションはひとつしかないのだ。そう、自炊だ!

 恋愛工学的にも料理ができることは、この上なく強いアドバンテージになる。会話で料理の話をしつつ、今度うちで作るから来てよ、という流れにもっていけば、デート経費が格段に安くなる上に、アポが成立した時点でかなりの確度で成功が約束される。料理ほどコスパのいい趣味はないのだ。
 もちろん、いくら筋トレや健康に食事が重要であるからといって、自分で自分の食事をすべてコントロールできないし、また、するべきでもないだろう。我々は社会生活を営んでいて、飲み会に参加しないといけないし、デートで鶏肉のササミとブロッコリーのサラダを食べていたらまったく性欲も湧いてこないというものである。こうしたソーシャルな楽しみを犠牲にしてまで、食事制限をするべきでもないし、また、しなくても十分に週単位でつじつまを合わせられる。

 僕が4月から、とりあえずは第一の目標である減量には成功した経験からいうと、週に2回程度の飲み会や食事会なら、次の日の朝食とランチを取らないとか、プロテインとサラダだけにするぐらいのプチ断食で十分につじつまが合う。また、常にカロリー制限をしていると、身体が急速に低カロリー環境に適応してしまうため、むしろ週に2回程度なら会食などでがっつり食べることは、良い習慣とさえ言えるかもしれない。ボディビルダーの中には、減量期には一定期間に1日だけ消化吸収能力をはるかに超えるカロリーを大量摂取して(要はハンバーガーとフライドポテトなど高カロリーの好きなものを一気にどか食いする)、身体が飢餓状態に適応しないための「チートデイ」を取り入れている人もいる。

『週刊金融日記 第375号 会食やデートでどれだけ食べても太らないたったひとつの冴えたやりかた』
『週刊金融日記 第377号 4月下旬からの筋トレしながら9kg減のダイエット記録』

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