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週刊金融日記 第230号 今年の秋は『君の名は。』オープナーでキマり、iPhone7はおサイフケータイ搭載か、有楽町ガード下の横丁にも行ってみた、小遣い制既婚プレイヤーのための恋愛工学、他

// 週刊金融日記
// 2016年9月6日 第230号
// 今年の秋は『君の名は。』オープナーでキマり
// iPhone7はおサイフケータイ搭載か
// 有楽町ガード下の横丁にも行ってみた
// 小遣い制既婚プレイヤーのための恋愛工学
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 早いもので、もう9月で、とても過ごしやすくなってきましたね。食べ物も美味しい季節になってきます。まあ、ダイエットは大変なんですが。
 女性ファッション誌のCLASSY.で、銀座コリドー街と恵比寿の出会いスポットについて取材協力したのですが、なかなか面白い記事に仕上がっています。女性編集者が、毎晩のように通ったそうで、女性側からの観察がなかなか面白いです。

●CLASSY.(クラッシィ) 2016年10月号 http://amzn.to/2bD8RaK

 また、今週発売の週刊少年マガジンに、恋愛工学とSNSについてのインタビュー記事が掲載されます。連載中のリアルアカウントの企画で、SNSを使った恋愛戦略について解説しました。こちらも楽しみにしていてください。

●リアルアカウント 1巻 http://amzn.to/2c7sCUM

 今週もいくつも面白い投稿がありました。主な見どころは以下のとおりです。

―TOEIC380→930になった英語学習法
―食えない資格職が乱立しております
―20人に声をかける場合の数学的なナンパ戦略について
―作曲家ですが良い歌詞の書き方を教えてください
―『ジョジョの奇妙な冒険』には恋愛工学のエッセンスが
―あえて非モテコミットで突撃した結果
―本命の彼女が同僚と浮気をしていそうで気になってしょうがありません
―妻の不倫の証拠写真を手に入れ今夜切り出します
―小遣い制既婚プレイヤーのための恋愛工学
―どうしても結婚したいSクラスの女子に非モテコミット
―キャンピングカーで福岡→東京のナンパ行脚をして10日間で12人とセックスしました

 それでは今週もよろしくお願いします!

1.今年の秋は『君の名は。』オープナーでキマり

 ブログのほうにも書いたのだが、今年は邦画が続けて大ヒットしている。『シン・ゴジラ』と『君の名は。』だ。まだ、見ていない人もいると思うので、ネタバレしないように書いてある。安心して読んでほしい。そして、今日のメルマガの内容も、ネタバレではない。

●『シン・ゴジラ』は残念で『君の名は。』は素晴らしかった3つの理由
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52090321.html

 結論から言うと、僕はシン・ゴジラはぜんぜん面白くなかった。これは、日本人が作った、日本人のための、日本の映画である。さらに、反核で、やや放射脳という難点もある。一番ウケているポイントは、日本人的な組織(全体主義、非合理的な温情主義、自己犠牲、リーダー不在、現場主義、etc.)が、紆余曲折を経ながらも、危機によって自己変革し、最後は日本国のために力を合わせて勝利するみたいな話のところなのだが、僕はこういう組織運営が大嫌いで、20歳ぐらいでそこから逃げた人間だ。また、国家が個人や企業の自由を脅かすことを警戒する人間でもあるので、やはり国のために登場人物たちが自己犠牲でがんばるみたいな話には、まったく萌えない。すでにシンガポールなど海外でも上映されているようで、外国人にはかなり意味不明な映画だったようだ。まあ、日本で売れれば、それでいいのだろうが。
 一方で、『君の名は。』のほうは、思いがけず、面白い映画だった。最後のエンドロールでは、誰も席を立とうとしない。こんな映画は久しぶりだ。

 恋愛工学的にこの『君の名は。』を表面的に見るならば、それはいつものアレである。非モテコミット+フレンドシップ戦略のラブストーリーだ。それも特別に出来のいいやつだ。また、全国の非モテ男性たちを、さらに非モテにする、「空から美少女が降ってくる」話でもある。それも特別に壮大なやつだ。
 以上の観点から見たら、この『君の名は。』は、推奨すべき映画ではないと思われるかもしれない。しかし、僕は、この映画を、恋愛工学を学ぶものが見なければいけない映画リストに加えることにした。それもかなり自信を持って。

●映画『君の名は。』公式サイト
http://www.kiminona.com/index.html

 その理由を説明するために、まずは僕のお気に入りのショートムービーのひとつである、次の動画を見て欲しい。

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