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週刊金融日記 第83号 HIV感染リスクを考える、米雇用統計上振れ、六本木の高級中華で上海蟹、ボーイフレンド・クラッシャー、小悪魔戦略再考、他

// 週刊金融日記
// 2013年11月11日 第83号
// HIV感染リスクを考える
// 米雇用統計上振れ
// 六本木の高級中華で上海蟹
// ボーイフレンド・クラッシャー、小悪魔戦略再考
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 寒くなってきました。みなさん風邪には気をつけて下さい。
 LINE株式会社のAMで、元フジテレビ・アナウンサーの長谷川豊さんとの対談記事の連載がはじまります。なかなか面白い内容になっているので、良かったら読んで下さい。

過酷な非モテ環境で磨かれた恋愛スキル!
http://am-our.com/love/184/7958/

 それと、確か明日ぐらいから、幻冬舎Plusというサイトが起ち上がり、僕はおそらく月一ぐらいで『理性と欲望の東京ガイド』という連載を書きます。

 さて、今週も人生相談コーナーに重要な論考が載っています。読みどころは以下の通りです。

—人生相談コーナー投稿のガイドライン
—ボーイフレンド・クラッシャー
—アラサー女子ですがイケメンのプレイボーイが好きで困っています(小悪魔戦略の有効性とその限界)

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.HIV感染リスクを考える

 性病リスクを定量的に見積もって論文を発表する、する、とずっと言っていて、いまに至ってしまいました。しかし、たとえばどういう行為でHIVがどの程度の確率で感染するのか、そういったことを医学論文を一つひとつ読み込んで、その計算における仮定を理解し、また誤差の範囲を見積もるのはそれほど簡単なことではありません。
 それでこの企画は延び延びになってしまっていたのですが、たとえば以下のようなHIVの感染確率などの数字はそれなりに信頼性があると思われるので、今日は暫定的に、HIVなどの性病リスクを考えてみたいと思います。
 まずは相談内容です。

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藤沢様

地方都市在住、30代前半の内科医のこういちです。
はじめは金融日記を字面通り受け取ってメルマガ購読を始めましたが、コンテンツの8割以上が恋愛工学研究なので良い意味で裏切られました(笑)

いろいろと質問をしたいのですが、一つ一つご回答を頂きたいので機会を分けて質問させて頂きます。
今回は恋愛工学におけるSTIリスクの取り扱いについてです。

私は見知らぬ女性(相手のViral profileが分からない人という意味では妻以外の殆どの女性)と性的接触を行う場合、常にSexually Transmitted Infection: STIのリスクが頭をよぎります。
STIの完全な予防法というものは、オーラルセックスをする時でさえコンドームを使うなど、殆ど実行不可能なもので、恋愛市場で活躍するプレイヤーは皆そのリスクに向き合って生きていかなければなりません。
STIといっても実に多様で、ヘルペス、梅毒、淋菌、クラミジア、軟性下疳、B型肝炎、C型肝炎(主に血液ですが)、HTLV-1(Human T cell Leukemia Virus)、そしてHuman Immunodeficiency Virus: HIVと実に多様で、とりわけHIVなんて根治療法も確立されておらず最悪です。
医療の発達により死にはしませんが、一生クスリを飲み続け、病院と付き合い続けるはめになります。
しかもクスリを飲んでいるといっても、その長期的予後はまだ分かっておりません。

藤沢様は恋愛市場において今までに多くの素人女性とセックスを重ねてこられたことと思いますが、こうしたSTIリスクについてはどのようにマネジメントされているのでしょうか。
そんなことは気にせず、毎回生で最後までされるのか、かなり早い段階でコンドームを装着されているのか、定期的に検査を受けてらっしゃるのか。

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