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週刊金融日記 第258号 結婚を過度に恐れる必要はない、朝鮮戦争のリスクが高まっている、侮れない24時間営業の中華、海外に逃げればコンピは踏み倒せるか、他

// 週刊金融日記
// 2017年3月21日 第258号
// 結婚を過度に恐れる必要はない
// 朝鮮戦争のリスクが高まっている
// 侮れない24時間営業の中華
// 海外に逃げればコンピは踏み倒せるか
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 スギ花粉が飛んでおりますね。僕は花粉から逃れるために、ちょっくら南の島にでも行ってくる予定です。避粉地に関しては、またレポートを書きたいと思います。
 ところで、先日、ラ・ラ・ランドを見てきました。僕の感想は、多くの人が絶賛しているほどではなかったけど、十分に面白かったし、完成度の高い映画だし、話題だし、お金を払って見る価値は十分にある、というものです。
 主人公の女の子は、そこそこモテていて、ハイスペの彼氏がいるんですが、売れないバンドマンに惹かれて恋に落ちる、という恋愛工学のいつものアレで、その辺はなかなか面白いです。ここまでだったら、まあ、ふつうの恋愛映画なんですが、ラ・ラ・ランドは、そのバンドマンがそのうち本当に売れちゃって、スターとしての苦悩や葛藤を味わうところが違うのですが……。
 ネタバレになるので、あまり詳しく書きませんが、誠実カードでつきあっているような彼女といっしょに見にいくと、ちょっと危険な映画ですね。恋愛工学のオーソドックスな手法(告白なし、流れでセックスしてつきあう)で手に入れた彼女となら、見に行くといいと思いますが(笑)。

●映画『ラ・ラ・ランド』公式サイト
http://gaga.ne.jp/lalaland/

 学生の就職内定率が最高水準になっているようですね。どこも人手不足で売り手市場です。景気も悪くないとは思いますが、それよりも少子高齢化が効いてきている、ということだと思います。人口予想は非常に確度が高いので、今後も少子高齢化が加速していくことは、避けられそうにありませんね。恒常的に人手不足は続いていく、ということです。

●大学生の就職内定率90%超 平成12年以降で最高
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170317/k10010915441000.html

●高校生就職内定率90.9%=7年連続改善-文科省調査
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017021701031

 今週も面白い投稿がいくつもありました。見どころは以下のとおりです。

―『損する結婚 儲かる離婚』の心優しい中国人同僚はコンピから逃げるためになぜ海外に飛ばなかったのか
―銀座近くに引っ越したのですが不動産業界のさまざまな慣例に憤りを覚えました
―恋愛工学を知って4ヶ月で童貞卒業!人生変わりました
―アラサー弁護士ですがナンパ時における自身の年齢開示について
―新社会人向けのオススメのバックナンバー
―「橋下x羽鳥の番組」に出演し結婚制度について討論してください
―TOEIC830点の20歳学生の僕がタイのクラブで美女と出会って

 それでは今週もよろしくお願いします!

1.結婚を過度に恐れる必要はない

 これはある程度予想していたことではあるが、結婚という契約の詳細が我々のコミュニティに知らされると、多くの男性プレイヤーが結婚を恐れるようになった。もちろん、このメルマガでは過去にこうした話題は幾度となく取り上げてきたわけだが、それが一冊の本となり、通して読むときのインパクトは、断片的な記事を間隔を空けながら読むのとは違った強烈なものとなったようだ。
 しかし、男性読者が結婚を過度に恐れ、主に金銭的なダウンサイドリスクを避けようとするあまり、人生にとって欠けがえのない家族を持つという機会を先延ばしにしたり、失くしてしまうようなことは、まったく僕の本意ではない。どういう社会が繁栄するのかについてさまざまなことが言われているが、ひとつだけ確かなことは、100年、200年単位で見れば、子孫が増えていかない社会は必ず滅んでいく、ということなのだ。恋愛工学は、個人の短期的な快楽の追求のためにあるわけではない。我々のコミュニティが100年、200年単位で世代を越えて繁栄していくために、同志たちをつなげる理念としてはじまった学問なのである。恋愛工学という共通のプラットフォームが存在することにより、世界中に散らばる同志たちが国境を越えて連携することが可能となるのだ。

●恋愛工学とは何か
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49254

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