見出し画像

週刊金融日記 第154号 プレSP→ポストSPの移行過程における化学反応論、日経平均6週続伸、やっぱり避粉地は○○、既婚プレイヤーのコンプライアンス、他

// 週刊金融日記
// 2015年3月24日 第154号
// プレSP→ポストSPの移行過程における化学反応論
// 日経平均6週続伸
// やっぱり避粉地は○○
// 既婚プレイヤーのコンプライアンス
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 少しずつ温かくなってきました。もうすぐ春ですね。
 進学や就職などで新しい生活がはじまる読者の方も多いでしょう。早く新しい生活に慣れるといいですね。恋愛工学を知っていれば、新生活は楽しいことで溢れていると思います。

 恋愛工学の小説が更新されています。

Chapter4-4 1ダース分の出会い
https://cakes.mu/posts/8681

 読者投稿コーナーの見所は以下のとおりです。

―食い逃げ目的の女への対処法
―スマートフォンのロックについて
―弱さを見せてくれる男が好きです
―既婚プレイヤーのコンプライアンス:これだけは守りたい7か条

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.プレSP→ポストSPの移行過程における化学反応論

 恋愛工学では、複雑な男女の恋愛感情の動きを、まずは簡単なモデルで記述することからはじめる。良い恋愛工学のモデルとは、物事の本質を鋭くえぐり出し、さらに実践的なものである。こうしたモデルは、その分野の研究者による多くの実証研究を喚起し、信頼される実験データが蓄積されていくことになる。このように、恋愛工学は、理論と実験の双方から発展していくのだ。
 セックストリガー(ST)効果に関する理論は、最初の論文の発表以来、これまでに多くの実務家が議論してきた。

『週刊金融日記 第35号 女の恋愛感情のトリガーの秘密』
『週刊金融日記 第146号 ST効果発現条件に関する実証研究』

 恋愛工学では、STが引かれた状態をポストSP、引かれる前の状態をプレSPと定義しており、一般的に、一度でもセックスしてしまえば、女は男をかなりの確率で好きになるとされる。つまり、女は好きな男とセックスするというよりも、たまたまセックスした男を好きになるのだ。
 こうしたST効果に関する理論は、男性の恋愛戦略に、大変重要なインプリケーションを持つ。つまり、愛する女を手に入れるためには、我々は、とにかくセックスすることだけに集中すればいいことになるからだ。男性にとってセックスは、もちろんそれ単独でも快楽という大いなる報酬をもたらすが、好きな女を手に入れるための有効で、かつほぼ唯一の手段ともなるのだ。
 
 じつは、STに関する理論は、化学反応論のアナロジーを使って、モデル化されている。
 たとえば、水素分子と酸素分子の反応を考えよう。水素分子と酸素分子が化学反応を起こし、水の分子ができる。

 水素(H2) + 酸素(1/2 O2) → 水(H2O)

 この際に右側の水分子のほうが、左側の水素分子と酸素分子が別々にあるときよりもエネルギーが低くなり、安定する。その差は熱エネルギーなどにより放出される。この放出されたエネルギーを電気として取り出すのが燃料電池であり、トヨタ自動車などが開発している水素自動車の動力源なのだ。
 しかし、水素気体と酸素気体を混合させるだけではこの反応は起こらない。引火したり、何らかの触媒を使うことにより、水素分子と酸素分子に活性化エネルギーを超えさせてやる必要がある。
 恋愛工学のセックストリガー理論は、水素分子を男、酸素分子を女、水分子が男女のカップルだと考える化学反応モデルなのだ。

 ♂ + ♀ → ♂♀

ここから先は

26,602字 / 6画像

¥ 220

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?