こんにちは。KAZUです。

この記事では、「中京記念」の予想を特集します！馬券予想にぜひご参考ください。

中京記念の予想のポイント

初めに中京記念の予想のポイントとして、ラップ分析をご紹介します。

個別ラップ

上図は、中京競馬場で開催された直近5年の中京記念の個別ラップをまとめたグラフです。赤色のグラフが5年平均を示します。

中京記念は、ラップの高低差が少なくワンペースなマイル戦であることが特徴です。そのため、能力としては持続力が求められるレースとなります。

ラップマトリックス

実際に独自の分析ツール「ラップマトリックス」でラップ適性を分析すると、過去10年で中京競馬場で開催されたレースの脚質型は持続力型や持続力型に寄った底力型やバランス型となっています。
なおラップスピードは、良馬場であれば11秒50から11秒70が基本です。

このような傾向から、今年の中京記念で求められるラップ適性は、良馬場想定で「底力型〜バランス型×ラップスピード11秒55〜11秒70（上り3F：34秒6〜35秒4）」に設定します。

脚質＆上り3F

最後に脚質と上り3Fの傾向ですが、過去10年で中京競馬場で開催されたレースの成績から上り3F：1位の馬が複勝率：66.7%と好成績で、単複回収値：200以上と馬券妙味もあります。

ここまでご紹介した予想のポイントをまとめると、持続力型のマイル戦に強く、上り3F の決め手に優れた馬が狙い目と言えます。

中京記念の出走予定馬の評価

ここからは、出走予定馬の評価についてご紹介します。
評価についてはS、A、B、C、Dの5段階で行なっていきます。

ルージュスティリア

ルージュスティリアの中京記念で求められるラップ適性に対する実績ですが、長篠S：1着、2勝クラス：1着、チューリップ賞：6着のレース適性が合致します。
同コースで行われた長篠Sは3勝クラスながら強い競馬で快勝、2勝クラスは素質馬ダノンティンパニーを抑え込んで勝利、6着に敗れたチューリップ賞も大きな出遅れが敗因で評価を下げる必要はありません。
ラップ適性の評価は「A」と高く評価します。

直近の結果やレース内容に目を向けると、3走前に3勝クラスの長篠Sを快勝し、オープン昇格以降の阪神牝馬Sは6着、G1挑戦のヴィクトリアMは10着と苦戦しています。
長篠Sでのレース内容が良かっただけにオープン昇格以降も人気を集め期待をされていますが、直近2戦は結果だけでなくレース内容も物足りません。
阪神牝馬SやヴィクトリアMのラップ適性は、この馬がパフォーマンスを発揮できるレース適性だけに能力不足が敗因と言えます。

高いラップ適性に53kgの軽斤量は魅力ながら、個人的に能力面の不安要素は消えないため、抑えまでの評価です。
総合評価は「B」です。

ディヴィーナ

ディヴィーナの中京記念で求められるラップ適性に対する実績ですが、ここまでレース適性が合致するレースはありません。ヴィクトリアマイルでの激走はありますが、実績からは豊橋Sのような道悪馬場で時計がかかるマイル戦が向く馬と言えます。
そのため、ラップ適性の評価は「C」とします。

直近のレースにおいては、ここまでラップ適性として結果を残せていなかった高速マイル戦のヴィクトリアMで上位3頭に次ぐ4着と激走。そのレース内容も素晴らしく、ハマった時はG1でも通用する能力を示しました。ただし、前々走の阪神牝馬Sでは右回りも影響したのか全くいいところがなく最下位の大凡走。

今回、抽選を突破できれば得意の中京芝1600m、斤量54kgが後押します。ただし、現時点でのラップ適性は平均評価止まり、さらに乗り難しい気性面を考えると、この馬も抑えまでの馬で考えています。
総合評価は「B」です。

ホウオウアマゾン

ホウオウアマゾンの中京記念で求められるラップ適性に対する実績ですが、マイルCS：15着、マイラーズC：2着のレース適性が合致します。
マイルCSの敗戦はメンバーレベルから致し方ない面がありますが、マイラーズC：2着は前有利の傾向が味方しました。
ラップ適性の評価は「B」です。

直近のレースにおいては、3走前の根岸Sはダート戦のため度外視。前々走の阪急杯は前有利の傾向が味方して3着。前走の海外遠征オールエイジドSは結果、レース内容ともに奮わず7着。
全盛期のレース内容と比較すると、能力の衰えを感じます。

総合評価は「B」。
実績馬ですが、抑えまでの一頭と予想します。

ダノンスコーピオン

ダノンスコーピオンの中京記念で求められるラップ適性に対する実績ですが、昨年のマイルCS：11着、アーリントンC：1着、朝日杯FS：3着の3戦のレース適性が合致します。
マイルCSの凡走は気になるものの、ドウデュースやセリフォスに迫った朝日杯FSやアーリントンCの走りは高く評価できます。
ラップ適性の評価は「A」と高く評価します。

直近のレースにおいては、パフォーマンスを発揮できるラップ適性にも関わらずマイルCS、京王杯SC、安田記念と2桁着順の凡走。レース内容も良いところがありません。

ラップ適性自体は間違いなく見込めるのですが、直近の結果とレース内容、そして斤量59kgを加味すると、評価しても抑えまでの一頭でしょう。
総合評価は「B」です。

サブライムアンセム

サブライムアンセムの中京記念で求められるラップ適性に対する実績ですが、ターコイズS：6着、桜花賞：9着、未勝利：2着のレース適性が合致します。
ターコイズSは直線で前が詰まる不利があっての結果ですが、それをふまえても実績は物足りません。
ラップ適性の評価は「C」です。

直近のレースにおいては、前走のヴィクトリアMは出遅れが響いて13着、前々走の阪神牝馬Sは直線での進路面の不利がありながら2着、3走前の京都牝馬Sは大きく出遅れ、道中かかり気味で外を回しての15着。
気性面から安定感はありませんが、落ち着いてレースを運べれば、このクラスでも通用する能力は持ちます。

それでも過去3戦のうち2戦が出遅れていること、気性面の難しさを考えると推奨度は低いです。総合評価は「C」です。

ウイングレイテスト

ウイングレイテストの中京記念で求められるラップ適性に対する実績ですが、ニューイヤーS：1着のレース適性が合致します。このニューイヤーSは差し決着となったレースで、そのレースを逃げ切ったレース内容は高く評価できます。

また、デビューから遡って求められるラップ適性に対する成績を分析すると、10戦して1勝、2着3回、3着2回、複勝率60％と好成績を残しています。
ラップ適性の評価は「A」と高く評価します。

直近のレースにおいては、重馬場の超低速馬場で適性外となった小倉大賞典を除けば、ニューイヤーS、ダービー卿CT、米子Sとこの馬が持つパフォーマンスは発揮できています。また前走の米子Sは、直線での不利がなければ馬券圏内は確保していたでしょう。

能力的にはリステッドクラスの馬ではありますが、今回のメンバー構成なら重賞でも上位に食い込む余地があると見ています。オッズもつくと予想されますので、推奨馬として注目したい一頭です。
総合評価は「A」です。

メイショウシンタケ

メイショウシンタケの中京記念で求められるラップ適性に対する実績ですが、フリーウェイS：4着、摂津特別：1着のレース適性が合致します。摂津特別は2勝クラスながら強いレース内容で快勝。フリーウェイSも前有利の傾向を追い込んで勝馬とコンマ2秒差の4着のためレース内容自体は悪くありません。

ラップ適性の評価は「B」です。

直近のレースにおいては、重馬場の低速馬場で低速決着となった六甲S：9着を除けば、戎橋（えびすばし）S、米子Sと結果・レース内容ともに充実しています。
元々、良馬場の高速馬場が向く馬ですから、六甲S：9着の結果・レース内容は適性外として度外視で良いです。

そのような背景をふまえると、ラップ適性と近走のレース内容は評価できる一頭。総合評価は「B」です。穴馬として、非常に面白い一頭と考えます。

アナゴサン

アナゴサンの中京記念で求められるラップ適性に対する実績ですが、レース適性が合致するレースはありません。ここまでの実績からは、上りは時計がかかった方が良く、馬場も道悪・低速馬場で良績のため、良馬場開催の場合の適性は評価できません。

ラップ適性の評価は「C」です。

直近のレースにおいては、立雲峡S：1着、谷川岳S：3着、米子S：5着と安定した結果を残しています。ただし、立雲峡Sや谷川岳Sは前・内有利の傾向が働いた上での好走です。そのため、近走の評価としては米子Sが最も判断材料としてはふさわしいでしょう。

前走から斤量が2kg減っての55kgはプラス材料ですが、それでも一枚足りない印象。総合評価は「C」。評価しても掲示板までと考えます。

展望

ここまで中京記念の有力馬ならびに穴馬候補の出走予定馬の評価をご紹介しました。
各出走予定馬の評価をまとめた一覧表が上図になります。

上記人気想定馬を考えると、ルージュスティリアはオープンに昇格以降の結果とレース内容、ディヴィーナはラップ適性と気象面の難しさからくるレース結果・内容のムラ、ホウオウアマゾン・ダノンスコーピオンは近走のレース内容が物足りないことが懸念点として挙げられます。

そうなると狙いたいのが穴馬となり、その中でもラップ適性と直近のレース結果・内容が評価できるウイングレイテストとメイショウシンタケの2頭が現時点で評価している推奨穴馬となります。

本命馬

◎4.メイショウシンタケ

本命候補はウイングレイテストとメイショウシンタケの2頭です。その中でもオッズが高く、配当が見込めるメイショウシンタケを本命とします。

中京記念で求められるラップ適性に対しては、フリーウェイS：4着、摂津特別：1着というレース適性が合致します。摂津特別は2勝クラスながら、強いレース内容で見事な勝利をおさめました。フリーウェイSでも前有利の傾向を追い込みながら、勝馬と僅か0.2秒差の4着に入りましたので、レース内容自体は悪くないです。そのため高いラップ適性が見込めます。

直近のレースにおいては、重馬場の低速馬場で低速決着となった六甲S：9着を除けば、戎橋S、米子Sともに結果・レース内容が充実しています。例年よりも時計が早く、高速決着になったとしても、1分31秒台で決着した米子Sでの勝利があるため歓迎です。一方、スローペースでやや時計がかかる前残りのレースになると、「届かない」不安も存在します。

それでも、想定単勝オッズが10倍以上である馬券の期待値を考えれば、本命として狙う価値がある一頭でしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございます！

最後にフォローの上で、スキ（ハートマーク）をタップしていただけると予想の励みになり嬉しいです(^^)
よろしくお願いしますm(_ _)m