こんにちは。KAZUです。

この記事では、「函館スプリントステークス」の予想を特集します！

馬券予想にぜひご参考ください。

函館スプリントステークスの予想のポイント

初めに函館スプリントステークスの予想ポイントとして、ラップ分析をご紹介します。

個別ラップ

函館スプリントステークスのラップにおける特徴ですが、開幕週の良好な馬場コンディションの影響で、良馬場開催の場合、勝ち時計が1分7秒台前半と高速決着であることが挙げられます。

レースの適性としては、スプリント戦らしい「持続力」と「底力」の能力が求められます。その上で、高速決着への適性を兼ね備えた馬が好走傾向と言えるレースです。

ラップマトリックス

次に独自の分析ツール「ラップマトリックス」を用いて、過去10年のラップ適性から求められるラップ適性を分析していきます。

過去10年の函館スプリントステークスで良馬場開催となったレースは過去9回あり、脚質型は超底力型が2回、底力型が6回、持続力型が1回。ラップスピードは11.13から11.42となっています。
一方、道悪馬場開催については過去1回あり、脚質型は持続力型が1回。ラップスピードは11.40です。

このような傾向から、求められるラップ適性は、良馬場の場合は「底力型×RS11.20〜11.35（上り3F：34.1〜34.9）」、道悪馬場の場合は「底力型×RS11.45〜11.60（上り3F：34.6〜35.9）」を想定します。

好走馬の傾向

好走馬の傾向ですが、小回りのコース形態と開幕週の良好な馬場コンディションの影響で基本的には前有利です。
過去5年で追込馬は1頭しか馬券に絡めておらず、後方一気は難しいです。

先行力や3コーナーから4コーナーにかけてポジションを上げていける機動力が必要になってきます。

函館スプリントステークスの出走予定馬の評価

ここからは、出走予定馬のラップ適性の評価についてご紹介します。
評価についてはS、A、B、C、Dの5段階で行なっていきます。

ブトンドール

【特徴】
ビッグアーサー産駒らしいパワー型のスプリンターといえるブトンドール。ビッグアーサー産駒は、マイル以上の距離では成績が極端に落ちるが、この馬も同様でマイル戦ではパフォーマンスが一気に落ちます。

時計がかかる馬場状態で行われた函館芝1200mでの2勝から、現時点ではパワータイプの差し馬といえます。馬場も高速馬場よりは低速馬場向きです。

【ラップ適性】
ラップ適性については、良馬場で求められるラップ適性に対して、適性が合致・近接するレースはありません。一方、道悪馬場で求められるラップ適性に対しては、ファンタジーS：2着のレースが近接します。

連勝したデビュー戦と2戦目の函館2歳Sは、稍重の中速馬場や超低速馬場でレースが開催されています。この実績とラップマトリックスの傾向をふまえると、道悪馬場で期待値が上がります。

ラップ適性の評価は、良馬場でC、道悪馬場はBです。
良馬場については、高速決着への適性が未知数であること、ならびに脚質を考慮して軽視しました。

斤量面の魅力は大きいですが、狙うなら道悪馬場で時計がかかる状態になった場合の馬と評価しています。

トウシンマカオ

【特徴】
パワー型のスプリンターが特徴のビッグアーサー産駒ですが、この馬はスピード型のスプリンターと言えます。豊富なスピードと末脚のキレを武器に、高速馬場や上り勝負のレースで高いパフォーマンスを発揮してきます。

一方で道悪馬場になると、この馬の特徴が削がれ、パフォーマンスを大きく落とします。

【ラップ適性】
ラップ適性については、良馬場で求められるラップ適性に対して、京阪杯：1着のレースが近接します。一方、道悪馬場で求められるラップ適性に対しては、キーンランドC：4着などのレースが近接します。

ラップ適性の評価は、良馬場でA、道悪馬場はCです。

小回りコースで直線が短いコースは向きませんが、それでも高速馬場の高速決着という条件が揃えば、函館芝1200mの舞台でも高いパフォーマンスを発揮してくると評価。
斤量や脚質面は気になりますが、メンバー的に能力は抜けていますので、馬場状態さえ整ってくれればといったところです。

速い時計が出る良馬場開催であれば、本命候補筆頭格の一頭です。

キミワクイーン

【特徴】
スプリンターの母型に父がロードカナロアの配合で、スプリント適性が高く、実際に路線をスプリント戦線に切り替えて以降、安定したパフォーマンスを見せています。

先行力も高く、道悪馬場もこなすため、スプリントでは大崩れしにくい馬と評価しています。

【ラップ適性】
ラップ適性については、良馬場で求められるラップ適性に対して、オーシャンS：12着のレースが近接します。一方、道悪馬場で求められるラップ適性に対しては、サンライズS：1着や札幌スポニチ賞：1着のレースが合致します。

オーシャンSは後方有利の展開を、先行して3コーナーから4コーナーにかけて外から捲る厳しい競馬となったので、着順ほど評価を下げる必要はありません。
中速馬場での実績を加味すると、良馬場・道悪馬場ともに一定のラップ適性は見込めると考えます。

ラップ適性の評価は、良馬場・道悪馬場ともにBです。

先行力や機動力があり、好走傾向と合致する点は高評価。
能力評価がやや不安材料ですが、上位人気馬の中では脚質・ラップ適性面から一番安定感がある評価です。

展望（有力馬）

ここまで有力馬のラップ適性の評価を特集しました。

内容をまとめると、良馬場であれば、能力とラップ適性からトウシンマカオの評価が高いです。一方、道悪馬場は道悪適性が高いブトンドールが今回取り上げた3頭の中では1番手評価です。
キミワクイーンは安定感は高いのですが、能力的に勝ち切れるかどうかがやや疑問のため、良馬場・道悪馬場でも相手や抑え候補までで考えています。

最終予想

◎①トウシンマカオ

天気については何とか持ちこたえ、良馬場でレースが開催されそうです。そうなると、開幕週の良好な馬場コンディションの影響で勝ち時計は1分7秒台の高速決着が予想されます。

本命馬のトウシンマカオは、スピード型のスプリンターで、豊富なスピードと末脚のキレを武器に、高速馬場や上り勝負のレースで高いパフォーマンスを発揮してきます。そのため、今回のレースへの適性は高いです。

メンバーの中で能力は抜けていますので、想定1番人気ですが、逆らわずに本命で推奨します。
あとは、内枠をうまく捌いてくれればと思います…（直線で前が壁になる不完全燃焼だけは避けてほしい）。ここは、鞍上の手腕に期待します！

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