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神戸と花が大好きな写真家カズのアルバム-4

写真家は自らが感じたディライトを伝えるために撮影します。
未熟な私は、写真だけでそれを伝える技量がありませんので、noteに説明文を付加してアルバムとして公開しています。

さて、5月のバラ撮影のトリは「中之島バラ園」です。
ここは大都会の真ん中にありながら、南北を川に挟まれ、緑が多く、中之島公会堂や古い橋があり、バラ園として素晴らしい景色があります。

しかし、高層ビルや高速道路に囲まれ、周囲が川となると、ビル風やヒートアイランド現象、大雨による浸水など、バラにとっては過酷な環境です。
京阪園芸さんが10年ほど前にリニューアルされて、バラ園は生まれ変わり、美しいバラが咲き競うようになりました。
しかも無料で24時間いつでも入れます。

東洋陶磁美術館の北にある入口で、レンガ造りの柱にまとわせたバラがお出迎えです。

美術館や「こども本の森中之島」の北側の川沿いの通路にも多くのバラが花を咲かせています。

荒牧バラ園でも綺麗な花がなかなか見つからなかった「天津乙女」が、1週間後に中之島で一輪だけ咲いていました!

天津乙女

素晴らしいデザインの難波橋の上の照明灯が見えてきました。
この橋をくぐるといよいよバラ園です。

バラ園に入ると私がまっすぐに撮影に行くバラがあります。
「マリリン・モンロー」です。
名前に惹かれたのではなく、その色と形の美しさに惹かれています。

マリリン・モンロー

バラ園を1周して最後にまたこの花を撮影します。
多くのバラを撮影して目が慣れてきて、花の美しさをより鋭敏に捉えられるようになっているように思うからです。

実は、この写真はかなり露出を下げて撮りましたが、この花に限っては邪道のようで、露出補正しています。

中之島バラ園の特長は、バラの花の進化を順番に見ることができるように配置されていることです。
通路にはバラが作出された年代の銘板が埋め込まれています。
また、皇族や有名な女優の名を冠したバラも多く、見つけるのを楽しみに見て回る方も多いようです。

バラ園の中央にハート型のオブジェが。
記念撮影用のサービスでしょうが、誰も使っていませんでした(笑)

私が好きな深紅のバラ「リリー・マルリーン」です。
第二次世界大戦中、戦場の兵士が故郷の恋人への思いを歌った有名な歌曲の名前でしょうが、花は強く深い紅色です。

2012年からこのバラ園に行っていますが、そのころと比べますと、今は花が充実して美しく、栽培技術の向上や手入れの充実ぶりがよく分かります。
都心にこれほどの素晴らしいバラ園があることを、大阪市民はもっと誇りにされたらと思います!

                      羨ましい神戸市民より

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