CUUSOO SYSTEM から PLAID に転職しました

TL;DR

2019年3月31日に株式会社 CUUSOO SYSTEM を退職し、2019年4月1日株式会社 PLAID に転職しました。

今後 CUUSOO SYSTEM とは、株主、技術アドバイザリ、そして関連事業の役員としての関わりのみとなります。

5年9ヶ月間、CUUSOO SYSTEM の皆様、そして関係の方には本当にお世話になりました。改めて今まで大変ありがとうございました!

この後の内容、某退職エントリのフォーマットっぽくなっていますが、興味がある方は、ぜひ読んでいただければ。

誰ですか?

はい。川口といいます。インターネットでは、kazuponというニックネームで活動してます。

主に、OSS 活動を好み、Vue.js コアチームメンバーとして Vue.js で活動したり、Vue.js 日本ユーザーグループというコミュニティ活動しています。

Vue I18n といったi18n 周りのライブラリや関連ツールなどの OSS 開発者であり、WASM (Web Assembly) の今後に夢を追いかけてる人です。

今は銀座勤務ですが、以前五反田勤務していたとき、パクチー食べすぎてパクチーを好む人間になってしまった人です。

CUUSOO SYSTEM で5年9ヶ月やってきたこと

CUUSOO SYSTEM とはフリーランスのときから関わりはじめ、その後 2014年1月1日付けで入社して以来、5年9ヶ月間勤めてきました。

5年9ヶ月の間、様々なプロジェクトに携わらせて頂き、それらプロジェクトでは、様々なフレームワークやミドルウェアを利用しました。

インフラは以前から利用している AWS をベースとして、Ruby on Rails を使ったバックエンド、Vue.js を使ったフロントエンド、そして、Redis、ElasticSearch、InfluxDB、metabase などなど。

こういったソフトウェア、ミドルウェアを自分が選定して導入してサービス開発をしていきました。

エンジニアのキャリアとしては、入社間もない頃は、テックリードとして技術をリードする位置づけ的な役職でした。その後すぐにシステムの全般を設計する立場であるアーキテクトの役職となり、その後CTOという役職を、エンジニアのキャリアとして経験させて頂きました。

CTOという役職についてからは開発以外にも、会社の予算計画や、プロダクトのプライシング設計、そして事業譲渡やパートナー向けの契約書の作成やGDPR対応などを通して、会社のお金周り、法律といったビジネス系の部分も経験しました。

エンジニアの立場でこうした経験ができることはなかなか無いので、大変感謝しています。

CUUSOO SYSTEM で新たに根付かせたカルチャー

「泊まらない合宿」というと何を言っているのか分からないと思いますが、普段の業務から離れて、今自分たちが向かっている方向や事業を見つめ直すオフサイトミーティングを年に2回ぐらい実施する文化が CUUSOO SYSTEM にはあります。

この合宿では、1週間(5営業日)、都内のとある場所にみんなで引きこもって、ディスカッションを集中的にしたり、時にはキーパーソンの方を呼んでいっしょにミーティングしたりします。

実際に遠方に行って合宿できない代わりとして、ランチやディナーや普段よりいいお店で美味しい物を食べながら、社員メンバーいっしょに会社の事業の今後について話合ったりしています。実はこの文化、私の提案がきっかけで生まれたものです。

私が CTO になってから、CUUSOO SYSTEM でリーンに MVP を提供するスタイルやドッグフーディングを取り入れて、プロダクトの開発スタイルを変えていきました。

そのようにして変えていったんですが、それでも入社してからモヤモヤ感じていたことがあります。それは、普段業務で追われている状況で、社員メンバーでプロダクトについて一緒にとことん密に話してプロダクトをがっつり作り上げる機会がなかったことです。

そこで手初めとして、実際にプロダクトの新機能を、みんなで考えてワイワイできればなと思って開発合宿を提案したのですが、いつの間にか、ビジネスサイドのオフサイトワークショップ的な感じに。

自分の意図とは違ってしまいましたが、社員メンバーでプロダクトや会社の事業について深く議論でき、そして社員メンバーが親睦を深めることができるようになったと思います。

この業界の合宿というと、どうしてもみんなでワイワイ、何か作り上げるイメージがあります。Tweet にコメントした PLAID の合宿記事にも書いてあるとおり、自分たちのプロダクトや事業について、全体を俯瞰的な視点で見たり、切り口を変えてみたりすることで、いろいろと発見や気付きがあります。会社の事業がうまくいっていないときは、おすすめです。

合宿を始めたとき、自分がビジネスモデルキャンバスを手書きで書きなぐって、その日に役員の所に直行して、エレベーターピッチばりに、ビジネスモデルキャンバスを説明したのは今でも忘れていません。

この合宿、今後も文化として続いて欲しいと思っています。次回あたりは箱根とか泊まってできるといいですね!

後任の CTO の方が k8s を使いこなし、自分よりビジネスサイドの視点を持っている超優秀な方なので、継続してやってくれることを期待してます!😎

なんで退職したんですか?

退職した理由としては、新しいことにチャレンジしたくなったからです。

これまで書いたとおり、CUUSOO SYSTEM に入社してから開発は、いろいろと経験させて頂きました。

会社の事業を成長させるために、CTO として社員メンバーといっしょにやっていきたかったのですが、2018年になったあたりから、新しいことにチャレンジしたいと想いを抱くようになっていきました。

そう想いを抱きながら、次に何やろうかといろいろと考えた結果、自分の好きな OSS (オープンソースソフトウェア) 活動をベースにチャレンジしていこうと決意しました。

自分の OSS との関わりとしては、先のスライド内容のとおりです。

先のスライドに詳細は書いてあるので関わってきた内容の説明は割愛しますが、今の自分が OSS 活動に積極的にコントリビューションするようになったのは、Vue.js との出会いが大きいです。

Vue.js との出会いがなければ、Vue I18n などのようなライブラリを OSSとして 自分で作って公開したり、公式ドキュメントを翻訳したり、そして、v-meetup/v-tokyo や Vue Fes Japan といったコミュニティ活動もすることはなかったと思います。

Vue.js と出会って OSS 活動していく中、Vue.js 2.0 のリリース以降、2017年を機に、日本、そして世界的に人気爆発して、それとともに Vue.js は進化してきているのですが、やることが増えて OSS 活動、特にコード書いて開発する時間が確保できなくなってきています。

自分も Vue.js コアチームメンバーであるので、コアチームの仕事である issue 対応や開発をサポートしなくてはなりません。また、自分も vue-i18n という OSS を持っているので、それを Vue 3.0 に対応したりメンテナンスしていかなければなりません。さらに、i18n のさらに上位レベルの問題を解決するようなものも OSS として提供したいと考えています。

Vue.js へのコントリビューション、そして自分が問題解決したい i18n の OSS 開発は、CUUSOO SYSTEM で勤めながらでは難しいと判断したのが、退職を決意した理由です。

上の4年前の Vue.js Meetup ですが、日本、世界で初めての0次回的な幻の Meetup イベントです。実はこの Meetup イベントは、社内の役員を通じて私が企画したものです。

この Meetup イベントがなければ、ここまで、Vue.js は成長していないかもしれませんし、今の自分もないと思っています。CUUSOO SYSTEM には大変感謝しています。


OSS が仕事になるように何をしたのか

私としては以下の手段があると思い、そのための活動していきました。

1. Patreon を始める
2. Dev を始める
3. IssueHunt を始める
4. OSS 活動に理解のある会社にジョインする

Patreon、Dev、そして IssueHunt を始めてみたのですが、それらをメイン収入として家族を養う分を稼ぎながら OSS 活動していくのは厳しいです。なので、こうした従来の世の中にない OSS 活動を対価として得るサービスと複業しながら、一番現実的な転職活動をしていった感じです。

転職活動については、自分と合う会社のカルチャーそして事業内容はもちろん、これまでに OSS 活動で蓄積した知識や経験、自分が提供している OSS、そして自分のチャレンジする OSS 活動が、会社の事業に価値を提供できるようなところを重点として、去年2018年4月辺りから転職活動していきました。


なんで PLAID に転職したんですか?

きっかけは、PLAID の採用ページです。

「やりたいこと」で圧倒的な価値を生みだそう!

CUUSOO SYSTEM で五反田勤務していたときに、PLAID も五反田にあったので、会社自体は知っていました。採用ページトップのキャッチコピーが気になったので、興味本位で話を聞いてみることにしました。

最初に回らない寿司🍣を食べながらのカジュアル面談で話を聞きにいったのですが、採用ページトップにあるあのキャッチコピーはどういうことなのかを聞きました。

PLAID には「メンバーの創造力を信じる」という文化があり、事業に対して何らかの価値を生んでいれば、基本的には頭ごなしに何かを強制されることはないそうです。

このことを聞いて、OSS 開発を軸にしてプロダクトに貢献したいという「やりたいこと」にとてもマッチしてそうだなと感じました。

興味を持ったので、次は選考に進んで面接で他の現場のエンジニアと話をいろいろと聞きました。話を聞くと、

・プロダクトのコードを全員で壊しながら進む
・カオスな環境を楽しみながら問題を解く

という、少し変わったカルチャーがあることわかりました。

その中でコードを壊しながら進むという、ちょっとクレイジーなカルチャーは気になったので詳しく聞くと、このカルチャーは動いているプロダクトを粉々になるまで壊すというか全部捨てるということではなく、これまでのプロダクトをもっと良いものにするため、既存のコードにとらわれずに必要ならゼロベースで新しいものを作って前に進むということのようです。

PLAID は KARTE というプロダクトを提供していますが、今後海外展開も向けて準備していると話を聞きました。

そんな話を聞いて、PLAID は自分にとって望んでいた環境なのでは?と感じ、最後に CPO の柴山さんと面談でその部分について確認し、これはやりたいことができると確信したので、入社を決意した次第です。

4月に入社して1ヶ月が経ちましたがどうですか?

2019年4月1日から、早速、国際化 (i18n) 🌐 チームで働いています!

まずは、KARTEのバックエンド、フロントエンド周りの View (表示) 部分の i18n 対応しているのですが、大変楽しいです!

KARTE 、5年間のコード資産があるため、一筋縄で i18n 対応きれいにいかないのは大変ですが、逆にユースケースとして OSS にフィードバックできるので大変やりがいがあります。

実際、1ヶ月を通して感じたのは、それぞれ社員が好きなことをやりつつ KARTE を作っているんだなあと感じています。セキュリティに取り組むのが好きな人もいれば、アクセシビリティに取り組むのが好きな人もいたりと。プロダクトのコードを壊しながら進むというカルチャーも実際にプロジェクトとして取り組んでいるのを目の当たりにし、大変刺激的です。

こんな環境の中、自分としては i18n の OSS 開発案件タスクとして、以下のものに機能追加等の対応していく予定です。

- eslint-plugin-vue-i18n
- vue-cli-plugin-i18n
- vue-i18n-loader
- vue-i18n

今後直近1年で PLAID でやりたいこと

今後直近は、i18n おじさんとして PLAID のプロダクトと自分が持っている OSS にコミットしていきますが、会社として何らかの Vue.js 本体やコミュニティに OSS 貢献できるようなことをしていければと思っています。

今年 2019 年は Vue 3.0 がやってくる予定ですが、650以上のVueコンポーネントから成る KARTE の Vue.js 3.0 へのマイグレーションは、Vue.js も KARTE 側も一筋縄でいかないことが予想されます。

Vue.js にとっても KARTE は巨大 Vue アプリケーションとしての貴重なユースケースであり、そこから得られるフィードバックは価値が大きいです。また PLAID としても、アップストリームに修正を入れていくことや Vue.js コミュニティでプレゼンスを出すことから得られる恩恵が多くあります。そのため、自分が PLAID で Vue.js にまつわる活動をすることで、みんなが Happy になると考えています。

PLAID の社員として、そしてVue.js コアチームメンバーとして、KARTE というプロダクトと Vue.js という OSS に貢献できるよう、自分は活動していければと思っています。

長期的にPLAIDでやりたいこと

i18n 以外にも、長期的に PLAID でやりたいことが妄想レベルとしてはいくつかあります。

頭の中でイメージしているのは、i18n の OSS と KARTE の機能が融合した新しいプロダクトとか。あとは、会社の技術的プレゼンスを高めるために、これまで Vue.js での OSS 活動の経験を元に、OSS 貢献基盤を作るとか。

KARTE の開発に直接関係ない領域であっても会社にとってメリットがあれば自由にやれそうな雰囲気がしているので、とてもワクワクしています。

FAQ

FAQ が来そうなので、事前に来そうなものは書いておきます。

FAQ: ぶっちゃけ、Vue.js やりたくて PLAID に入社したんじゃないですか?

これまで、Vue.js の OSS 活動に関わってきたので、そう見られるかもしれません。半分はそうであって、半分はそうではないです。

実際、転職活動したときは、基本スタンスとしては業務時間中に OSS への貢献に理解がある会社を重視していました。

自分が提供している i18n の OSS は Vue.js で動くものなので、Vue.js を使っている会社さんの所にも伺っていたのは事実です。ただ、必ず Vue.js を使っている会社でなければ駄目!という強いコダワリがあった訳でもなく、業務では React のような Vue.js 以外を使っているところでも i18n の OSS に関わればいいかなと思ってそのような会社さんの所にも伺っていました。

FAQ: Vue.js 日本ユーザーグループのコミュニティ活動への影響は?

もちろん、Vue.js は好きなので今後も続けます!

ただ、コミュニティ活動とか運営は、以前の私の2018年の振り返りブログにも書いたとおり、私がメインではなく、今後は Vue.js に熱意のある他の方でも、Meetup や Vue Fes Japan のようなカンファレンスイベントのコミュニティ運営できるように、自分もいっしょに関わってやっていきます。

これについてですが、振り返りブログにでも書きましたが、別に私が Vue.js 日本ユーザーグループを退くということではないです。

なので、Vue.js が好きでコミュニティ運営に熱意のある方は、ぜひコアスタッフお待ちしております!

FAQ: Patreon 、Dev、そして IssueHunt といった OSS 活動への取り組みは?

今後も、もちろん引き続き続けます!好きな OSS でフルタイム OSS は自分にとってなので。

引き続きご支援頂いているみなさま、今後もどうかよろしくお願いいたします。🙇‍♂️

最後に

PLAID のプロダクトはまだまだ発展途上で、解決しなければならない技術的問題は、フロントエンド、バックエンド、そしてインフラレイヤーの領域においてもたくさんあります。

PLAID の文化に共感していただけるエンジニアの方、ぜひ一緒に働きましょう!


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kazupon

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