日本はグループリーグ2位通過「IBSA ブラインドサッカーアジア選手権 2019」4日目

強敵イランを相手にグループリーグB首位突破をかけた直接対決。日本はバランスのいい守備でイランの攻撃を防いだが、後半10分Behzad Zadaliasghari Yengejehが決勝点を決めた。

イランは3戦全勝で首位、日本は2勝1敗の2位で準決勝に進出した。マレーシアは1勝2敗で5位決定戦。オマーンは7位決定戦に進む。

10月3日(木)第1試合結果
グループB 日本 0-1 イラン
日本の先発メンバー:佐藤 大介、佐々木 ロベルト泉、田中 章仁、川村 怜、黒田 智成
得点者:Behzad Zadaliasghari Yengejeh(後半10分・イラン)

高田 敏志監督のコメント

「過去2戦(対オマーン戦、対マレーシア戦)は、ほとんど攻めることが出来ていたが、レベルが全く違うイランに対しては、立ち上がりの守備の入りが心配だった。しかし全体を通して守備のオーガナイズは素晴らしく、失点シーン以外はイランの狙いをほぼ消すことが出来た。攻撃の機会は少なかったが、狙い通りの決定的なシーンを作れた。
気温、湿度が高くとても厳しい試合だったがハードワーク、戦術的駆け引き、フェアプレー、とても締まったゲームだったと思う。
勝てなかったが、決勝ラウンドへ進む準備としては十分評価出来る、内容の濃いゲームが出来たことに自信を持って準決勝に挑みたい。」

<準決勝に向けて>

「グループリーグが終了し、一旦全てをリセット。試合に勝つには準備が全て。戦術、技術、フィジカル、メンタル、メディカル、分析、栄養管理、チームマネジメントなど、我々は勝つに相応しい準備をどこよりもやってきたことに自信を持って準決勝を戦いたい。」

佐藤 大介選手のコメント

「結果だけ見ると負けで非常に悔しいが、イランのプレーを詳細に分析した上で、日本がどう戦うか準備し対応できたいい試合だったと思う。パーフェクトな守備が出来たが、それに相手が対応してきた中で隙をつかれた。イランの10番の選手(今試合得点者)が素晴らしかった。その一瞬の隙をつかれてしまうというのが、パラリンピックでメダル獲得を目指している自分たちにとって課題である。
また、しっかり守っている中でも得点しなければいけないので、個の技術のさらなる向上が必要だと改めて突きつけられた試合だった。いい試合をしても負けては意味がないので非常に悔しい。
昨日は質のいい選手ミーティングが出来て、みんなでイメージを共有しあえてチームも一つになっていた。それが出来るということはまだチームには伸び代があるということだと思うので、次につなげたい。
次の試合は中国が来てもタイが来ても、4人でしっかり守備から入り、少ないチャンスの中でどう決めきるかが大切。どちらもドリブルスピードが速く切り返しも鋭いので、4人で相手の攻撃を防いで4人で攻撃するという形が出来れば必ずチャンスがある。強い相手に対して失点も想定内として、そこから逆転するチームでないといけないと思うので、しっかり準備して勝利したい。」

日本ブラインドサッカー協会公式発表より

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