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新学期とお酒と

大学は入学試験の真っ最中でもありますが、入学手続きが始まるなど、新学期の準備が進んでいます。教職員だけではなく、先輩学生の新入生歓迎も一緒で、とても重要な季節です。

4月にはキラキラの新しい学生を迎えます。前世紀、4月になると大学では花見コンパ、新歓コンパなる飲み会が開かれ、新入生が大学デビューを果たすと一方で様々な事件が起こったのであります。まだ4月入学式後しばらく桜が残っていた時代です。
飲めない人は飲めないということで当時から逃げることができましたが、男子はそうは行かなかったのです。中でも運動部は結構大変だったと聞きます。私は一気飲みとかさせられるほうで本当に嫌でしたので、そういうのがないグループの人たちと一緒に大学生活を歩むことになりました。

当時大学生だった方々は身に覚えがあるか、少なくとも聞いたことはあるはずです。悪しき伝統と言ってよいと思います。酔っ払いに寛容というのは逃げ口上でしょう。

その教訓のもと、最近は未成年飲酒が厳しく取り締まられるようになり、お酒に関する事件は一般の大学ではほぼ下火になりました。昨年のはじめまでは。

ほかの大学では知りませんが、昨年5月から飲み会などが解禁になり、そこで初めてお酒をお店で飲む大学生が一斉に出始めたためか、お酒の飲み方を知らないと思われる学生が上級生にもかかわらず酔いつぶれ、窓ガラスを割ったり転落したり・・・小さな事件事故が続発いたしました。夏休みの頃です。奇跡的にみんな軽傷で、よく打撲とかで済んだと思います。

ただ、それも冬になるころにはすっかりなくなりました。小さい痛い目にあったであろう多くの学生たちは学び、身の程を知ったのだろうと思いたいです。幸いにも未成年飲酒強要などではなく言い方は悪いですが自爆系ばかりでしたので、本人は本当に痛い目にあって周囲の人も含め懲りたようです。

新型コロナ禍の影響はこんなところにも出ていました。大学3,4年生に結構起こっていたのでその学年特有ですかね。

聞くところによると、肝臓でアルコールを無毒化する能力は生涯あまり伸びないようです。むしろ弱くなったりもすると。お酒になれたら強くなる、ではなく自分に合ったおいしい範囲での飲み方を知ることができる程度で、体には間違いなく悪いということで、飲まずに済むのであればそれに越したことはないと。#心のお薬になることはあるので絶対悪いということでもなさそうなのですが。それはそれで依存症になりそうなので怖いです。

この話をずっと昔に聞いてから、お酒を飲まないわけではないのですが、ちょっとしか飲まなくても周りと一緒に盛り上がるよう頑張るようになりました。大変ですけど、体には優しいので。

みなさまも、ほどほどに。

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