ディスカバー近場「越谷」

問:日本最大のショッピングモールはどこか?
答:イオンレイクタウン(埼玉県越谷市)

割合に住んでいる場所から近いくせに、一度も訪れたことのない場所、日本最大の店舗面積を誇るイオンレイクタウンに行ってみようと、冬のある日に店長を誘って出撃開始。

まずは常磐線各駅停車→武蔵野線→東武スカイツリーラインで蒲生駅へ。駅からすぐの「ぎょうざの満洲」でいつものように腹ごしらえ。実は目的地をスルーしているのだが、空腹には勝てないのだよ…。

すっかりおなじみになったやみつき丼と餃子、それに塩唐揚げ。食いながら話すのは「なぜぎょうざの満洲は千葉県に進出しないのか? 大阪の野田にはあるのに」というネタ。
いや本当に近くにできてほしいと思う。

さて、今日は出発が遅かったのであまり時間はないぞ、ということでレイクタウンへ。途中上りと下りの電車を間違えて色々ロスしつつも到着。駅名はそのものずばり「越谷レイクタウン駅」。

駅を下りて少し歩けばすぐ目の前に池が広がる。

「大相模調節池」この巨大な人工池は元荒川の流れを導水した、要は洪水対策用のもので、39.5haあるそうな。
2015年の台風18号による水害時にはこの池が満水になることで南部分では水害の被害がなく、その有用性を発揮、今写真を撮っているスポットは満水時には完全に水没していたことになる。

池は普段ボートやヨットなどの練習にも使われていて、我々がいた時は埼玉消防のレスキュー隊が潜水訓練を開始するところだった。寒いのにご苦労様です。

湖畔に張り付くように建っているのがイオンレイクタウン。敷地面積340,000㎡を誇る文字通り”日本最大のイオン”である。kaze棟、mori棟、レイクタウンアウトレット棟の3つの建物のから構成されていて、店舗数は約700。でかすぎて現実味がないw

アウトレットモール、kaze棟、mori棟の順番に見て回ったが、トータルで2~3kmは歩いたのではなかろうか? 何せ駅から最北のkaze棟を結ぶ無料シャトルバスがあるくらいなのだ。
中はまあイオンのモールだよね、という感じだがサーティワンことバスキン&ロビンスが何店舗あるんだ!? というくらいあちらこちらで見た印象。
平日だったのでかなり空いていたが、休日は人で溢れるに違いない。店長と得た結論は「ここはデートには不向き。歩き疲れたパートナーとケンカでもしようものなら別れるんじゃないか!?」というものだった。それがモラルさ。

南越谷駅から東武スカイツリーラインに乗って南下、いつもの西新井駅へ。
すっかり我々行きつけの「THE SPA西新井 大師の湯」に到着。実はここの無料券をゲットしていたのだが、有効期限が2日後に迫っていたので今日の風呂はここに。

いつものようにサウナや水風呂、身体が浮き上がるほどの強いジェットバスを堪能。

さて、西新井駅から大師線という全長1kmの短い路線がある。
関東厄除け三大師の一つである總持寺への連絡路線ではあるが、まあ別に歩いても行ける距離だ。関東の京急線が元々川崎大師への輸送路線を発端としているように、この路線も結構歴史が古い。

少し歩くと總持寺の大伽藍が。年末年始には多くの参拝客を迎えるのだろう。

今日の河岸は知り合いから教えてもらったもつ焼き屋へ。「もつ焼 ばん」という西新井大師近くの裏通りにある個人経営の店だ。店名は“き”が無い“もつ焼ばん”が正解。
こういう小規模な美味い店はだいたい何かで紹介済だが、今回は珍しく「酒場放浪記の吉○類の手垢のついていない」店となった。

感じのいい女将さんに案内されて誰もいない店内へ。テーブル席にてホッピーを注文するとまずはホワイトボードのメニューを。いいいものはボード上にあるが、このお通しの厚揚げとがんもの煮物からして美味い。これは期待ができそうだ。
こういう場所で「お通しいりません」などと言うのはそれこそ野暮というもので、個人店においてはお通しは味のリトマス試験紙。これが美味い店でメインが不味いというのは滅多にないわけで。

塩もつ煮込み。味噌ベースではなく塩味。豚もつと豆腐、小口ネギのみのシンプルな構成と上にかかった黒胡椒がなんとも美味い。

鶏皮ポン酢とポテトサラダ。こういうメニューはあればほぼ頼んでしまう。意外に俺はポテサラ好きで色々な居酒屋で必ず頼んでいる気がする。それぞれ色々な特徴があって面白いのだ。

串焼きのむね、ぼんじり、てっぽう。串によって焼き時間が違うため、焼きあがった純に持ってきてくれるこの丁寧な仕事がいい。でも値段は安い。

下町もつ焼きの定番、レバカツ。早く出てくる割に安くでボリュームがある。

鶏皮スタミナ焼き。特製のにんにくタレで仕上げたカリカリ感とふわっとした舌触りを両立した火の通し方。思わず声が出るくらい美味かった。
「皿以外は全て手作りですよ」とは女将さんの言。既製品にはない味わいがある。

すっかりいい気分になった我々は何やらの物足りなさを感じて、西新井駅前で二次会へと洒落込むか、と街路に消えていくのであった。

もつ焼 ばん