秋吉のこと

焼き鳥、焼とん、というのは俺はかなり好きな食べ物だ。あらゆる酒に合う肴はあるか? と聞かれたら焼き鳥を挙げるくらい、攻守両面が揃っていると思う。(何を攻撃して防御するのかはさておき)

俺の故郷、福井県の人々も焼き鳥が好きで、一年間の消費量は青森に次いで全国2位だとか。そんな福井県発祥で地元のチェーン店から、いつの間にやら16都府県に109店舗を展開するに至ったのが「やきとりの名門 秋吉」だ。

福井県の財界では根強い「東京信仰」というものがある、というのは生前の叔父貴に聞いた話だ。曰く、福井県内でチェーン化に成功すると次に狙うのは東京進出で「東京に支店があるんやで」というのは一目置かれるのだとか。そう考えると秋吉グループはかなり成功した例だと思う。

一度など「美味い焼き鳥屋がある」と知人に連れて行かれたのが秋吉の中野店で「よく知ってるわw」となったこともある。

焼き鳥と串揚げをメインにサイドメニューとご飯物というメニュー構成。
1本あたりがかなりスリムな焼き鳥で、店舗で注文すると5本1セットで提供される。カウンター、テーブルの前にはステンレスの台があって皿ではなく、この上に直接焼き鳥を乗せてくるのが特徴。この台が保温プレートなので長時間温かい焼鳥を食べられる、というわけだ。

本来の福井県の住民の食べ方は年末の持ち帰りだ。
帰省してきた子供や孫たちとこたつで紅白歌合戦を見ながら焼き鳥、というのが大晦日の定番の光景で、それこそ100本単位で買っていく。この時は店舗に行列ができる。
このあたりがかなり年間消費量に貢献していると思う。

俺のオススメは純けい(雌鶏)、あか(豚レバー)、しろ(豚腸)だ。
なお、キャベツを頼むと味付けを「塩か、ソースか、マヨネーズか?」と聞かれるので、そこは「ミックス(ソースとマヨネーズ)」と注文するとかなりの秋吉通なので、行く機会があったらお試しあれ。

やきとりの名門 秋吉