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【北欧旅行記8】オーフスに暮らす素敵な日本人女性

「ちょっとふらっと北欧旅行」が今回の旅のテーマ。
「視察」でも「留学の下見」でもない。

日本からの視察も多いエグモント・フォルケホイスコーレのことを
もっと知りたい気持ちもあったが、
「学び」より「遊び」を優先した私たちは、
滞在中、毎日バスに乗って、近くのオーフスの街まで出かけた。

オーフスの街まで近いとはいえ、バスで1時間ほどはかかる。
デンマークで2番目に大きい街らしいが、それでも人口は私たちの住む松山市より少ない。

シーさんはこの日、オーフスで
「オーフス近郊に住んでいる日本人女性」に会う約束をしていた。
デンマークで長い間看護職をしてきたSumiyoさんという。

オーフス駅で、無事Sumiyoさんと会うことができたところで、
私とユカちゃんは別行動をすることにした。
専門的な話もあることだろう。

私とユカちゃんは街をウロウロ探検。
1時間ほどしてから、待ち合わせ場所に行くと
sumiyoさんは、思い入れ深そうに私の目をまっすぐ見つめた。
「他分野との連携を期待しています」
と穏やかに、でも強さを持っておっしゃった。

私からすると、突然の言葉だったので、
なんのことやらさっぱり理解できず、
「ありがとうございます」と答えるしかなかった。

実は、シーさんとsumiyoさんも初対面だったらしい。
それなのに、初対面とは思えないほど、話は盛り上がったらしい。

シーさんいわく、季節の話や世間話をしないまま、
初対面なのにいきなり「本論」から話し始めたらしい。
(障害者の政治参加についてなど、らしい)
それがすごく気持ちよかったのだという。

sumiyoさんは、「家事手伝い・研究者・アナウンサー」という
ほとんど共通項を持たない私たち3人が
一緒に北欧旅行をしていることを面白く思ってくれたらしい。

シーさんの研究分野と
私の仕事、
ユカちゃんの市民としての感性・感覚との融合で、
面白いものが生まれる、何か良い方向に向かうと期待してくれたらしい。

帰国後、sumiyoさんの著書「デンマーク四季暦」を手にした。

「私もお話ししたかった!」

著書を読んで、つくづく思った。

専門的な話はできないが、sumiyoさんがこの本で書いていること、
デンマークで感じたことと同じようなことを感じたからだ。

第一印象で、とても波長の合いそうな方だと思ったが、
その感覚は、間違ってなかったと著書を読んで確信した。

今度、デンマークに行くとき、sumiyoさん、会ってくれるかな。

(2019年追記。それから15年たってもデンーマーク再訪できていない)

【北欧旅行記】
もしあなたが甘え下手なら、北欧へ行ってみるのはどうだろう?
(ぼちぼち連載中)これまでの記事はこちらから。
北欧旅行記1
https://note.mu/kazuefukui/n/n9e58c1f703cc
北欧旅行記2
https://note.mu/kazuefukui/n/n9ee6f2f99073
北欧旅行記3
https://note.mu/kazuefukui/n/n78f05ffff80c
北欧旅行記4
https://note.mu/kazuefukui/n/nf40c1cbb9775
北欧旅行記5
https://note.mu/kazuefukui/n/n3d71a4502d2c
北欧旅行記6
https://note.mu/kazuefukui/n/n65788f3afc6b
北欧旅行記7
https://note.mu/kazuefukui/n/nc3d51d896472


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