見出し画像

客室乗務員のキャリア(思考停止〜転機)

社会人2年目で最初の転職をし、夢だった客室乗務員になった私ですが、キャリア的にはここから思考停止状態に入ります。

もちろん、エントリーシートや面接で伝えた「地方活性のサポート」には仕事を通して全力で取り組み、上司や先輩のアドバイス、お客様のお声からたくさんの事を学びながら日々を過ごすのですが、

「私は今後何になりたいんだろう・・」

この問いからは、長らく目をそらして生きていました。

肌感ベースで誤解を恐れずにいうと、周りのCA達も
この問いに向き合っている人は稀でした。

客室乗務員というわかりやすい「何か」になりたくて、努力し、
手に入れた後はキャリア目標がなくなる。
そのうち周りの価値観に合わせ、良きパートナーを見つけて結婚し出産し「主婦になる」「ママになる」ということが目標になっていく。
Marriage or Manager のような感じでしょうか。
リーダーの立場にはなりたくないから、結婚して辞める。

一応言っておくと客室乗務員の仕事は、多くの人と触れ合い、自分を磨いていける素晴らしい仕事です。私は管理職までは至りませんでしたが、マネジメントの仕事も経験させてもらい、現在の私のキャリアの重要な糧になっています。
なのでこの職業が悪い、というわけではなく、もしかしたら、客室乗務員に限らず、わかりやすい"名詞"のキャリア目標があって、一所集中でそれを叶えた人は、その職業しか知らないからこそ、その後の目標を見つけづらいのかもしれませんね。

さて、そんな私も例に漏れず、思考停止したまま
27歳くらいで結婚して、30歳までに子供を産んで、
仕事は辞めて専業主婦かパートで家庭を支えながら生きていく
というプランに従い、飲み会で出会ったパートナーと26歳の頃にお付き合いを始めます。

しかし、待てども待てども「指輪パッカーン💍」のシチュエーションは一向にこない。笑

ちなみに、いつか結婚して仕事を辞めてもいいように、という準備でしておいてよかったことは
- ボーナスを貯め込んで、30歳手前で大学の奨学金は繰上げて全額返還
- 英語力は使えるので、TOEICは毎年受けておく
です。これはマジでよかった。

そのうちに、社内でも年次が上がっていき、このままではやりたくなかったリーダーの順番が回ってくる><
と焦っていた30歳のクリスマス3日前

その彼氏に振られることになります。

理由は「まだ自分には結婚する準備はない」ということでしたが、私も結婚に焦っているオーラを出しまくってプレッシャーをかけていたのでしょう。笑

何週間かは精神的にボロボロだった私ですが、ここが転機となって、自分のキャリアを考え始めます。

つづく





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?