みかんちゃん

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最近の記事

普通の生活と夢の折り合い

なんて好感が持てる4人のメインキャラクターなんだろう。どのキャラクターも大好きになって、感情移入しながら、時に涙しながら読んだ。4人とも、音楽、という自分よりずっと大きな何かに身を委ねているから、利己心みたいなものがあまり感じられないのだろうか。 高島明石には特に共感した。私自身もかつて夢見た職業があってそのために大学院まで出たけれど、今は結婚して子供もいて、別の分野で会社勤めをしているからだろう。 「これで最初で最後だから、頼む、挑戦させてくれ」「パパは音楽家なんだって

    • 働くママを助けてくれる夫に感謝

      4年前にアメリカで働くママになってからは、ママも仕事も中途半端であることの罪悪感が常についてくる。仕事の方は特に輝いている先輩と比べなければまあいいとして、主婦業は落第レベル。二人目が生まれてからは必要に迫られてようやく半分くらい料理するようになったけど、それまでは99.9%は夫が料理(冷凍食品とかじゃないちゃんとした料理)。特に二人目妊娠初期つわり中(2か月くらいずっと!?)は、平日の朝夜だけじゃなく休日までも全く家事育児を手伝えなかった!!!夫は料理好きとはいえ、料理がし

      • 真の意味で決済サービスを使いこなす

        2010年にアメリカ留学中にクレジットカードの便利さに魅入られ現金を持ち歩かなくなった。日本もそうなっていくだろうと思っていた私は間違っていた!当時は決済サービスがここまで普及するとは思っていなかった。スマートフォンでの送金は勿論便利だが、記事に紹介される「巧者」が家計簿のクラウドサービスとの連携により100歳を迎えるまでの収支シミュレーションが作成しているのには驚いた。次世代のファイナンシャルリテラシーはそういう方向に進んでゆくのか。私もついていかなければ。 #COMEM

        • 子育て真っ只中に見つける幸福

          子育てに疲れていたとき 人生の先輩ご夫婦から言われた言葉 子供たちが幼かったころ自分たちが どんなに幸せだったか気づいていなかったと 流しにたまった洗い物や 散らかった部屋を見て思い出そう 私には部屋を片付けるより大切なものがあるんだと それがどんなに幸せなことか 眠れない日々がずっと続かない代わりに 子供を抱っこできる日々にも終わりがくる 一日は長いけど一年はあっという間 今しかない溢れんばかりの幸せに目を向けよう

        普通の生活と夢の折り合い

          洋書で読むダン・ブラウン

          英語で小説が楽しめるようになりたいと思ったのは4年前。最初は殆ど読み通せず挫折していましたが、今では日本語の本と同じように…とは言えませんがいい勝負と言えるくらい楽しめるようになりました!読めるようになっただけでなく、本を選ぶコツがわかった気がします。 今回読んだDeception Point(邦題『デセプション・ポイント』)は洋書に初挑戦するにも良い本だと思ったので推薦することにしました。『ダ・ヴィンチ・コード』でも有名なダン・ブラウンの著書です。 日本語でもそうですが

          洋書で読むダン・ブラウン

          暑さを逃れて

          今年の5月末東京は4日連続の真夏日を記録した 5月として観測史上初だったという 私の家族は田舎に住んでいるが そのときたまたま横浜の実家に帰省していた コンクリートロードの暑さに耐えられず 真夏日の初日にその翌日から2泊3日で 箱根に行こうと思い立った 標高の高さが与えてくれる 芦ノ湖が感じさせてくれる 涼しさが身に染みた 同じころ北海道でも記録的な真夏日になっていた 日本ではどこにいても 人が集まる都会から 日帰りで行ける近さに 美しい自然が 山

          暑さを逃れて

          石から広がる世界

          夫は地質学者だ 海に行ったときのこと 私は地平線に顔を向けて うわあ綺麗な海だと言った 同意を求めて横を見ると夫がいない 下を向くとしゃがみこんで石を拾っている 私の半ば呆れた顔にも気づかずに 視線を石から離すことなく 石から見えてくるものについて滔々と語り始めた 夫にとって仕事は趣味みたいなものだ 夢中になるし子供のように夢を見る 私の子供たちは そんな子供のような父親を持って幸せだ 子供たちにも 夢中になれる世界を 「石」を見つけてほしい

          石から広がる世界

          守られた致景

          震災後に松島に行った 松島湾奥は津波被害が小さく 島々の美しい景観が保たれた そのことに深い感慨を覚えた 自然の前では人はちっぽけだ 自然は襲ってくることもあれば 守ってくれることもある どちらにしても強大な力で 私たちは自然とどう共存するか 考え続けていかなければいけない 松島の致景を見せつけられて 改めてそんなことを考えた

          守られた致景

          追懐の登山

          子供ができてから初めて山登りをした。小学校から仲良くしている親友の家族が子供と一緒に是非と誘ってくれたのだ。 父は山登りが趣味だった。山岳会のチームリーダーを務め、本格的に険しい山を登っていた。それでも、私が興味を示すと、近場の難易度の低い山に一緒に登り、登山のいろはを教えてくれた。 父の癌は若年だったこともあり進行が速かった。山岳会の仲間たちと梅を見に行きたいと前向きに語っていた父が、同年の初夏には息を引き取った。 久しぶりに山を登っていると、父と山道で交わした会話が

          感謝の乾杯

          アメリカで長男の妊娠、出産、育児を体験した 長男の1歳の予防接種を済ませた直後に待望の夏休み帰国 なんと帰国便の飛行機の中で フライトアテンダントさんたちが息子の誕生日を祝ってくれた 素晴らしいサプライズ そして気づいた そっか、ようやく卒乳したからもう飲めるじゃん! 妊娠、授乳中は一緒にお酒を控えめにしてくれていた旦那と乾杯 育ってくれた息子に 助けてくれた旦那に 気遣ってくれたフライトアテンダントさんたちに 日本で待ってくれている家族や友人に感謝しな

          農家の六月柿

          夏の楽しみは沢山ある その一つが、農家に行って直売のトマトを買うことだ ちゃんと赤くなるまで育ってからもぎ取られた 新鮮なトマトは瑞々しくてとても甘い そう、本当に果物みたいに食べられる 長持ちしないから早く食べないとなんて言い訳しながら ついつい昼食と夕食の間の時間に手を伸ばして ガブっとまるごと食いついてしまう そして、三日にあげずまた買いに戻るんだ 農家の人たちのキラキラした笑顔に迎えられて

          農家の六月柿