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オプション手法でスキャルをトレードするなど、同じ手法でトレードしても良いのか?

ども、かずえモンです。

最近オプション熱が高まっており、オプションに触れる時間が増えています。

そこで今回はオプションとスキャルのトレードの棲み分け等について、現段階の考えを書いてみたいと思います。

オプションのメリットは、資金効率が良いということが言えるかと思います。

業者によってルールが違いますが、単純に投じた金額が2倍になって返ってくるという仕組みだとしたら、1000円を投じ勝ちトレードだった場合2000円になって返ってきます。負けたら、1000円がなくなる。

スキャルの場合、1000円を投じることができるのは100通貨単位。仮に1000円のリターンを期待するとしたら・・・かなり難しいですね。

1万通貨単位で考えたとしても、1000円のリターンを得るには約10pipsが必要になります。

このように考えると、オプションは資金効率が良いということがわかります。

ただしこれは勝ったときのこと。

仮に1000円を毎回投じ10連敗した場合、失う資金は1万円。ルールによって違いはありますが、投じた資金は失ってしまう仕組みです。

スキャルで10連敗したときのことを考えてみます。

リスクリワードを1対1にしたとします。リターン1000円に対してリスク1000円だと考えてみましょう。

このケースで10連敗したらオプションと同じ1万円を失う計算になります。

このように考えるとオプションと同じなのですが、スキャルは損失を一回あたり5pipsにすることも可能です。もちろん15pipsになることもありますが、10pipsよりも小さくすることも可能です。

こう考えると、比較しようがないなと思うのではないでしょうか?

さらに損失について考えてみます。

スキャルや裁量の場合、ドローダウンという考え方もできます。

例えば、145.50で買いポジションを持ったとします。一時的に145.20まで下がってしまいました。しかし、それを想定内とし145.50まで戻るのを待ち、同値撤退を行った場合、損失はありません。

しかしオプションにはそのようなことはできずに判定時間がきたら、必ず勝ち負けの判定がでてしまい、資金に影響がでてしまいます。

いくらエントリーした方向が合っていたとしても、判定時間が関係してくるので必ず勝ち負けがはっきりとしてしまうのです。

このように考えると、スキャルとオプションは別物だということがわかると思います。

ということは、スキャル手法とオプション手法は分けなくてはいけないと考えるかと思います。

しかし私は改良を行えば、スキャル手法をオプションに適用できると思っていますし、オプション手法もスキャルに合わせた改良を行えばできると考えています。

その改良はなにかというと、損失に対する考え方です。

例えば、スキャルの場合ブレイクアウトをしたときの”行って来い”のような値動きでも、決済のタイミングをこちらで選択できるので勝ち逃げすることもできますし、損失になるケースもあります。

オプションは判定時間が関係するので行って来いのような値動きだと、買った方向が合っていたとしても判定時間の関係で損失になってしまうことがあります。

この一つの例のように、スキャルとオプションでは損失の特徴が違います。

よって、

・スキャルの手法をオプションに適用する
・オプションの手法でスキャルをトレードする

を行う場合、損失に対してどのように向き合うかを考えた上で、手法を適用するのが良いと思っています。


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