海外で仕事する人が歴史を学ぶ意味

海外で一緒に仕事する仲間を探すときに大事にしていることがあります。

それは、その人が私利私欲を超えて国家や世界の未来についてどれだけアツく語る人かをみることです。

もちろん個人の利益や会社の利益を追求することは悪いことではまったくありませんし、「稼げる人」「価値を生み出せる人」「課題を解決できる人」は素晴らしい人たちです。

しかし、自分の国のことをどのように考えているのか、自分の国の将来に対してどういうイメージを持っているのか、国家のために何をするべきなのかについてその人の考えを確認することは大事です。

そしてその先にグローバル化が進み国家の役割が今と変わってしまった世界に対するイメージなんかを話し合います。

当然自分も同じ熱量で話す必要があります。

しかし、自分も相手の国の歴史を同じレベルで知っている必要はありません。自分の国の歴史は自分の言葉で話せることが必須です。特に近現代史が重要。

なぜ今、世界においてそれぞれの国家のパワーバランスになったのか。なぜ欧米諸国(西側諸国)が先進国になり、アフリカや中東やアジア(東側諸国)が途上国・新興国になったのか。

中国の歴史を見れば、文化レベル、軍事レベル、技術力、人口は欧米に劣っていたわけでは決してありません。むしろ凌駕していました。 しかし、欧米の帝国主義、植民地支配の波を押し返すことができませんでした。

世界の四大発明と言われる「紙・印刷・火薬・羅針盤」はいずれも中国で発明されています。紙というとパピルスを思い浮かべる人がいるかもしれませんが、パピルスは現代の紙と製造工程が異なります。中国で生産されて紙が現代の紙のルーツと言えます。

しかし先に産業革命が起こり工業化が進み大航海時代が始まり世界中を植民地化していったのはヨーロッパやアメリカの国々でした。

なぜアフリカや中東やアジアの国ではなく欧米諸国だったのでしょうか?15世紀16世紀の世界を見るとそれほど欧米とアジアの国々に技術力や国力で差はありませんでした。

なぜ欧米が世界を植民地化することができたのか。そして今も先進国として存在しているのか。

アジアの中でなぜ日本は植民地化されなかったのか。

なぜ日本は第二次世界対戦に突入していったのか。なぜ日本は戦争に負けて東京が焼け野原になったのに短期間で先進国の仲間入りをできたのか。日本人が優秀だったからでしょうか。僕は地理的要因の方が大きいと思います。多くの歴史は地政学で説明がつきます。

そういうことを自分の言葉で話すことができないと、バックグラウンドの異なる人達と本質的な議論ができないのです。(日本語が話せていい人そうだから海外でパートナーになりました。とかやっている人はよく海外で騙されているので気をつけてください。)

ところで、現代でも多くの人が人種差別をします。肌の色や見た目でレッテルを貼って人を判断する人がまだまだ多い世の中です。

しかし、当たり前ですが、どこで生まれたかや肌や髪の色よりも、遺伝子やどのような環境でどのような親に育てられたかの方が人格に大きな影響を与えます。

黒人でもアメリカの大統領になるし、インド人でもGoogleやマイクロソフトなど世界のトップ企業の経営者になります。世界のトップ大学には多くの人種が学んでいます。

人種は人格やその人の能力に関係ないという事例はほぼ無限にありますが、それでも人間とは常識にとらわれてしまうのです。

そういう常識やレッテルを関係なく人間関係が築けるかどうかをみるときに大きな視野で世界を語り合えるのかというのが、僕が大事にしていることなんです。

過去の歴史の延長線上に今の現代があり、様々なテクノロジーによってこれから急激に未来が紡がれていく。

歴史について語り合い、未来について語り合う。
ITやグローバル化がDisruptするであろう古い常識や新しいテクノロジーが作り出すこれからの未来についてアツく語りあうということが仲間になる上でとても大事なことなのです。

なので、歴史やテクノロジーに興味を持って世界中の人と語り合うというのはとても大事なことだと思うっていう話でしたー

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