先月、兵庫県芦屋市の富裕層に対して、大阪国税局が43億円の申告漏れを指摘したニュースがありました。

富裕層の一部が、海外へのキャピタルフライトなど過度な租税回避行為をしているようで、全国でプロジェクトチームを設置したそうです。

「海外の銀行口座にお金を入れておけばバレない」と思っている人は絶滅したと思っていたのですが、そうでもないようですね。

私は2年前に税務調査を受けたことがありますが（脱税など悪いことは何もしてません）、彼らはプロなので事前に銀行明細から海外送金履歴などの情報を得ていることがほとんど。つまり、「これは何ですか」とズバリ指摘されるわけです。

調査を受けた経験から言いますが、「最初からきっちりやっておいたほうが良い」です。

私は「税金をなんとか誤魔化そう」としている人は、ビジネス的には信用してません。節税は合法ですが、脱税は違法。節税も弁護士や税理士がきちんと合法と認める範囲で行うべきであって、過度な租税回避と受け取られる可能性があるものはやらないほうが良いわけです。非課税スキームとか言っちゃってる人は97％信用しないほうが良いです。

で、今年は転売ヤーがかなり調査されたそうです。税理士YouTuberのヒロさんの動画がすごく分かりやすかった。追徴課税65億円も！！！

これ…酷い数字です。来年～再来年はYouTuberや投げ銭で稼ぐライバーが大量にやられるでしょうね。

個人経営の方や個人事業主になりたてホヤホヤの方は、ヒロさんの動画で納税に関する感覚や知識を得ておいて損はないです。

良い機会なので、お金に関して要注意な５つのタイプをピックアップしておきます。

①お金の話になるとイケイケになる人
②会社のお金と個人のお金を激しく混同している人
③贅沢をSNSにアップして下品に見せびらかす人
④お金の要求ばかりしてくる人
⑤お金の約束にルーズな人

この①～⑤すべてに関して「お酒をたくさん飲んで酔っ払う」性格が加味されると、もう無敵です。相手にしたくありません。

①は言葉や態度で分かります。気が大きくなると、話してはいけないことまで話してきます。儲け話に目がないタイプです。人間関係が薄いのに、平気で儲け話を伝えてきたりSNSで流したり…周りが見えなくなるんでしょうね。

②は人間的に論外です。これ、悪気なくやってる人が多いんですよ。いくら諭してもダメ。悪いことだという認識が有りませんから。

③は全員とは言いませんが、ホンモノは見せびらかしたりしません。今は絶滅したと思いますが、MLM等で結果が出ていないのに「見せなければならない」見せびらかし＝背伸びも一時期多かったですよね。

④は会社の提携などでも分かります。人と人の関係性のほうを重視しなければならない場面で、まずお金から切り込んでくる。そういう本性が見えたら提携破棄も考えたほうが良いです。後々禍根になります。特に個人経営・家族経営や特許を持っている個人、アイディアは凄いが結果に恵まれていない人・会社に多いです。

⑤は言ったことを守らない可能性が高いです。

この５つのタイプが登場したら、要警戒です。私は実際にすべてのタイプを見てきたので（笑）、見る目は厳しいと思います。分かりにくいのは④です。他のタイプは滲み出てきてしまうのですが、④はあえて隠している時があるので最初は見抜けません。

他人は身近な教科書なので、自分がどうあるべきか考えさせられます。聖人である必要はありませんが、お金って性格出ますよね。

本日もお読み頂きありがとうございました。