これは3年半前に書いてなんか気恥ずかしような気がして下書きのまま眠らせていた記事です。コロナを挟んでの今公開、じゃじゃーん！

30年前にファンだったシンガーに偶然に会った、というか偶然に紹介してもらいました。30年前の当時、僕は26か27歳くらいで彼女は一つ歳上だったらしい。レコード会社がとてもたくさん女性ボーカル・シンガーソングライターをリリースした頃で、中でも彼女は感度が良くすこしエキセントリックな声でいつも生き方を歌っていて顔なんかよく知らないままアルバムを4枚くらい、端々まで聴いた。僕が「聴いた」というのは道具と時間があれば書き出せるまたは再演できるレベルであります。それはいいとして。

僕が初めて会った彼女は57歳。ご挨拶をして帰りにアップルミュージックで探したけど当時のアルバムは無く、代わりにベスト盤があって懐かしく聴いた。まだ音楽やってるかな、きっとメジャーをはずれてすこし寂しくなかったかな、逆に自由にやってたらいいな、なんて思った。

昨日もう一度さがしたら近年にすごいいいアルバムをだしていた、うぁぁぁ！深く柔らかい音だったよ。彼女は変わっていなくて、すこし柔らかくすこしあれこれ器用になったかもしれない。凄くよくて、凄く嬉しくて、ああ、なるほど、っておもったさー。
まあ僕もちょいちょいチェックしておけば生存確認なんかできたんだろうけども。初めて会って自分ともあろうものが緊張してぜんぜんうまくしゃべれないすごい変な感じになっておかしかった。

動画観ると迫力がある、かっこいいよね！！！それは彼女の人間性と才能と努力だし、20代からレコーディングという最高の教室で最高の音楽家と学んで来たからかもねー、そう思える映像でしょ！

会えて気を良くしたので思ったんだな。
僕はあと30年近くは生きられるとして、今一生懸命に付き合えば死ぬ頃に死ぬほど嬉しいこんなことがあるかもしれないからちゃんとやろっな自分って、ね。

うれしいひとことはなにかな、よかった、かな。

#種ともこ #まつもとぶどう園