セプトン、世界的大手OEMからのADASデザインウィンに続き、小糸製作所からの確定投資5,000万ドルを発表 (2021/8/6、ニュースリリース)

※セプトン・テクノロジーからニュースリリースが来ました!

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セプトン、世界的大手OEMからのADASデザインウィンに続き、小糸製作所からの確定投資5,000万ドルを発表

~小糸製作所、全世界の先進的OEM契約をサポートするため、セプトン事業に対し2年間で2度目の投資、セプトンとの関係深耕へ~
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[サンノゼ- 2021年8月5日]
先進運転支援システム(ADAS)、自動運転車(AV)、およびスマートインフラストラクチャー用途の高性能MMT(R) Lidarソリューションのリーディングカンパニー、Cepton Technologies, Inc. (セプトン・テクノロジー、以下「セプトン」)は本日、自動車業界事業のティア1パートナーかつ現在の株主である株式会社小糸製作所(以下「小糸」)がセプトンの事業にさらに5,000万ドルを投資することを確約したと発表しました。これは小糸にとって2020年以降2度目となるセプトンの事業への投資であり、最近公表された特別買収目的会社(SPAC)であるGrowth Capital Acquisition Corp. (以下「Growth Capital」、Nasdaq: GCAC)とセプトンとの合併に関連するPIPEs(Private Investment in Public Equity:上場企業の私募増資の引き受け)に小糸が参加する形で実施されます。

小糸は当初、2018年にセプトンのMMT(R)ベースのLidarの評価を開始しました 。2020年、小糸はセプトンへの投資を実施し、セプトンの開発加速を援助するとともに、小糸のADAS及び自動運転車用途向けに性能と信頼性に優れたLidarセンサーの工業化を促進しました。この一環として、小糸はセプトンから重要構成部品の供給を受け、自動車用途向けにセプトンのLidarセンサーを製造・販売する非独占的権利を取得しました。

小糸とセプトンのコラボレーションによって、世界的大手自動車OEMにおけるADAS Lidarの最大の量産案件(*1)が達成されました。このデザインウィンの促進と2023年に開始が想定される連続生産の準備として、小糸はMMT(R) Lidar用製造ラインを設置しました。主流技術を利用したこのエレガントで低コストのMMT(R)アーキテクチャは、ミラーレス、摩擦なしの非回転式Lidarソリューションを可能にし、高性能、高信頼性、手頃な価格、及び大量生産における製造性といったADASの厳しい要求を満たすことができます。平行して、セプトンは他のADAS OEM契約及びジョイントビジネスの機会をサポートするため、MMT(R) Lidarの先進化に引き続き注力しています。小糸は、セプトンとのパートナーシップを深め、セプトンがその強い商業的な牽引力を支えるために必要な投資を実行できるよう、2回目のセプトンの事業への投資を行う決定をしました。

小糸の取締役常務執行役員である勝田隆之氏は、次のように述べています。「小糸は企業メッセージ『安全を光に託して』のもと、来たる自動運転社会に向けて、安全・安心・快適を実現するライティング技術とセンシング技術の開発・実用化に取り組んでいます。そのような中、小糸と、ADAS・自動運転向けLidarの先進技術を有するセプトンとの共同開発や投資を通じたパートナーシップにより、お客様のニーズにお応えする製品開発をスタートしております。また、今回の追加出資により、2023年の量産化計画開始に向けて、小糸とセプトンの関係強化を図ります。セプトンの技術を用いた小糸のLidarは、ヘッドランプをはじめ、グリル、ダッシュボード、フロントガラスの裏側など、クルマのさまざまな場所に搭載されることが期待されています。セプトンとのコラボレーションにより、小糸は、自動車照明機器のリーディングカンパニーとして『センサーライティング』という新たな光を通じて、将来のモビリティ社会の安全・安心に貢献していきます」

セプトンのCEO、ジュン・ペイ博士は、小糸の継続的なパートナーシップと追加投資の確約に感謝しつつ、次のように述べています。「セプトンは2016年の創立以来、マスマーケットのコンスーマ車両に次世代の安全性をもたらすべく、第一にADAS市場向けLidarに注力してきました。技術及び製造面での重要なパートナーであり、さらに投資者である小糸とのコラボレーションにより、セプトンは過去2年間、大手OEMでの大規模な量産設計の獲得や、自動車市場における他のOEMからの関心を得ることができました。小糸によるGrowth Capitalとの合併における投資の確約に感謝するとともに、そのことが表す、ADAS及びその他のマスマーケット用途におけるセプトンのMMT(R) Lidarへの信頼にも感謝しています」

Growth Capitalの社長兼共同CEOであるアクシス・ツィリガキス氏は、次のように述べています。「セプトンは、小糸とのコラボレーションと世界的大手自動車OEMにおけるLidarの連続生産の獲得によって、ADAS Lidarのリーダー企業としての地歩を固めました。セプトンとの合併提案を通じて、急速に拡大するADAS市場の指導的地位を獲得しようとしている先見性に満ちたチームと仕事をすることに大きな喜びを感じています。また、自動車市場のグローバルリーダーである小糸が当社の取引におけるPIPEsの引き受け先となっていただけることも大変嬉しく思っています」

PIPEs取引の完了には、セプトンとGrowth Capitalの合併の完了を含む、多くの完了条件があります。

*1 受賞したモデルの台数を基にした、既知のADAS Lidar量産案件の最大のもの

▼本プレスリリースのPDFは、以下よりダウンロードいただけます。
https://dl.nxlk.jp/3998ad96-21f9-4030-874c-7e7fe33bacfa

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■セプトン・テクノロジーについて
セプトンは、自動車(ADAS/AV)、スマートシティ、スマートスペース、スマートインダストリー用途など多様な市場向けに最先端のインテリジェントLidarベース・ソリューションを提供しています。セプトンが特許を取得したMMT(R)ベースのLidar技術は、スマートアプリケーション向けに長距離・高解像度の3D認知を提供する、信頼性の高い、拡張性と費用対効果に優れたソリューションを実現します。
2016年に設立され、幅広い最先端Lidar・イメージング技術について合わせて20年超の経験を有する業界のベテランが率いるセプトンは、大量市場向けの高性能かつ高品質なLidarソリューションの商業化に注力しています。カリフォルニア州サンノゼに本社を構え、北米、ドイツ、日本、インド、中国に拠点を置き、世界的な顧客基盤は急速に拡大しています。詳細についてはウェブサイト
(www.cepton.com)
をご覧ください。

■株式会社小糸製作所について
株式会社小糸製作所(以下「小糸」)は、企業メッセージ「安全を光に託して」のもと、1915年の創業以来、自動車用照明器のリーディングカンパニーとしての歴史を刻んできました。現在、小糸グループは世界13か国31社で構成され、主要5地域 (日本、米州、欧州、中国、アジア) を中心としたグローバルネットワークで全世界の顧客に製品とサービスを提供しています。その製品は、高品質と先進的技術で知られており、全世界の自動車メーカーに使用されています。将来のモビリティの変化に対応するため、現在は、次世代照明器技術と関連機器、制御システム、及び環境に配慮した製品、材料、並びに生産方法の開発に注力しています。詳細については、ウェブページ( https://www.koito.co.jp )をご覧ください。

■Growth Capital Acquisition Corp.について
Growth Capitalは、デラウェア州のブランク・チェック・カンパニーであり、一般的には特別買収目的会社(SPAC:Special Purpose Acquisition Company)とも呼ばれ、あらゆる業界または地域の単体または複数の企業あるいは事業体との合併、資本株式交換、資産買収、株式購入、組織再編、あるいは同様の企業統合を目的として設立されました。共同最高経営責任者であるアクシス・ツィリガキス(Axis Tsirigakis)とジョージ・シランタボス(George Syllantavos)が代表を務めています。

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