カウンセラー起業物語

魅力カウンセラーの癒し

ハッピーカウンセラーの
赤堀です。


今回は、カウンセラー起業物語その6をお届けします。


無地に地元の大企業の電機メーカーへ38歳という年齢で、
正社員になった私でしたが、大きな不安を抱えていました。

正直、今まで私は学生時代のアルバイト経験も含め様々な業種、
職種で17回ぐらい転職してきました。

ですので、ほとんどの仕事はすぐにマスターできる自信が
ありましたが、工場のライン作業の経験はなかったので
不安があったのです。

実際に、働き始めてみると20代後半の男性社員がライン長
で指導してくれました。

ちょっと無愛想でしたが仕事ができそうな感じはすぐにしました。

最初は、ひたすら梱包用のダンボールを作る作業を任されました。

この作業は、前職でもやったことがあるので苦にはなりませんでした。

やがて、数日が経過してラインに入る日が来ました。

実際に入ってみると半端なく大変で心がポキンと折れそうになりました。

扱っているものが鉄の塊のようなもので、重さは200キロ
くらいあります。

それを箱の中に支えながら押し込んでいきます。

最初は、何回も箱を潰してしまいました。

正直、もうやめようかなと思いました。


実際に働いている人は、親切そうな人もいましたが
まだその会社で信頼関係がなかったし、人とある程度
親密になるには内向型の私には時間がかかったのです。


仕事は、ラインに入ったり配電盤のボックスや配線作業など
色々なことをやりました。


職場には、なかなか馴染めることができなくて1歳年上の
がっしりした強面の上司が怖かったです。


なかなか口も聞いてくれなくて、精神的にも壊れそうになりました。


会社と自宅の往復はよくないので、休日には外出して気持ちを
切り替えました。


しかし、10月に入り胃の痛みを感じました。

ある程度ほっとけば自然に痛みは消えるだろうとそのまま
放置しました。


ですが、月曜日の夜に耐えられないものすごい激痛に
襲われ、すぐに次の日病院に行ったら「胃潰瘍です」と
医師に言われました。


そして、すぐに除去してもらい処理してもらいました。

本当に苦しかったです。


「死んだら楽になるかな」と弱気になりました。


その後、2週間ぐらい会社には行きませんでした。

休んでいる間、係長が電話で「赤堀くんは、必要な人だから
戻ってきてほしいな」と言ってくれました。


私は、まだ自分のことを必要だと言ってくれる人が
いるんだと思わず泣いてしまいました。


正直、このままやめてしまおうと思いましたがその一言で、
もうちょっとだけ頑張ろうと決意しました。


その後、勇気を出して再び職場に復帰しました。

やがて、年が明けて2月に入り徐々に口を聞いてくれなかった
怖い上司が少しずつ口を聞いてくれるようになりました。


別の社員の方から聞いたのですが、その怖い上司が
私のことを褒めていたというのです。


「あいつが一番この一年で成長した」と言っていたと
聞かされた時、この人はちゃんと見ていてくれたんだと
思いました。


だんだん、その上司ともうまくやれるようになり、
年下のライン長とも良い関係性を保てるように
なりました。


仕事も慣れてきて、あらゆる部署から呼ばれるまでになりました。


30代後半のおっさんでもやればできるんだと思いました。


今振り返ると、その無愛想で仕事ができる二人の
お陰で仕事の厳しさとマインドセットを築けるように
なったと思います。


明らかに、仕事観が変わったと思います。


今回はここまでです。


続きをお楽しみに・・・・


凡人のための情報発信戦略プロデューサー、電子書籍作家。静岡県菊川市在住。主な著書に『noteの賢いマネタイズ術』『電子書籍の賢い活用術』など。