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情報はどうやって有料化するのか


あろー! @kazuka2u です。

先日情報の価値についてざっくり日記を書いた。

昨今価値のある情報について、もう少し考えてみた。情報の構成は以下の3要素の掛け合わせである。

希少性×鮮度×濃度
この3つだ。

最近個人的に情報に対する課金をテーマにしているのだが、今回はサロンに対する課金について落とし込みながら、各要素を見ていく。

①希少性

長い間、有料の情報はオフラインコンテンツに限られていたように思う。希少性の高い情報が成立するには、情報がクローズドであり、一部の人間だけがアクセスできる必要がある。

これまで希少性の高い情報、つまり一部の人しか知ることのできない情報にアクセスするには、雑誌をはじめとして、権威をもっていなければならなかった。しかし昨今デジタルな世界は、インフラの整備により、世の人で使わない人のほうが少ないくらいに広まった。もはやデジタルの環境そのものがインフラ化している。

みんなが知っている前提になったからこそ、デジタルの有名人にもまた、この「権威」が生まれ始めたのだ。特にオンライン発、オフラインでも活躍するようなサロン文化の中心には、デジタルの有名人が持つブランドが存在している。

彼らがアクセスできる情報の価値、彼らの意見そのものが生み出す価値、それらが情報の希少性として成立している。

②鮮度

トレンドの移り変わりが早くなっている。この潮流をつかみ、かつそれを他者に言語化して上手く伝えることは難しい。
これらをキャッチアップ、次のトレンドが来る前に言語化できるのはとても大きな価値だ。サロンというコミュニティに属することで、似た興味の人々が集まり、情報へのアクセス網が構築される。


流行りきってから、あれが流行っている、というのはまぁ簡単なのだが、常に新しいものにアンテナを張る必要があり、かつ引っかかった情報の中から、社会で次に流行るものを見極める力も求められる。特に現状サロンそのものの文化も一部のアンテナ感度の高い人々に対してしか普及しておらず、サロンには必然的に鼻の良い人々が集まることとなる。次に流行るものへの嗅覚が優れている人々の情報網が構築されているのだ。

③濃度

情報に対する意見、情報から読み取れる内容の言語化に対してここでは「濃度」と表現した。同じ情報であっても、人が違えばその情報に対する意見は変わってくる。情報を多面的に見ること、情報に対して経験からでてくる意見をそれぞれ得ることができる点で大きな価値がある。

言語化にも着目したい。ITの活用は今度より一層進んでいくが、機械化するには非言語のものであっても何らかの形で言語化する必要がある。ロジック/パターン化していく必要があるからだ。今の社会を見渡したとき、まだまだ私達の感性が活躍する部分は多い。まだITに落とし込んでいない分野は、誰も言語化に取り組んでいないのだろうか?それとも言語化の難易度が高いのだろうか?何れにしても、これから言語化が必要な領域というのはユニークに違いない!!

私も最近いくつかのサロンに入会したのだが、これら3点を満たされる価値があるからこそ、お金を払ってサロンに所属している。無料の情報ももちろんいいのだが、お金を払うことで得られる価値も大切にしたい。

Nobles Oblige. 誰かにとっての"良い情報"でありますように。

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