小幡一樹

漆茶家(しっちゃか)/意識して選んだおちゃを、無意識に愉しめる世の中にしたい。日本茶イ…

小幡一樹

漆茶家(しっちゃか)/意識して選んだおちゃを、無意識に愉しめる世の中にしたい。日本茶インストラクター。Instagram→@kazuki.obata

最近の記事

おちゃの系統図

おちゃの系統図は、多くの方が作ってらっしゃると思いますが、今回「新版 茶の品種」で紹介されているお茶の系統図をつくりました。以下のリンク先にあるPDFファイルをダウンロードしてご覧ください。 https://www.dropbox.com/s/tclqwwrd6vdrn03/%E8%8C%B6%E3%81%AE%E7%B3%BB%E7%B5%B1%E5%9B%B3_Ver.01.pdf?dl=0 〈簡単な解説〉 ・P◯◯と書かれているのは「新版 茶の品種」内のページです。

    • 骨董と平松壯さんとおちゃのハードル

      ●骨董 昨日は、骨董の勉強会へ。 テーマは古染付と初期伊万里。 おちゃから骨董が好きになったものの、自分の中に好き嫌い・買える買えないの物差ししか持っていない状態では、骨董のもつ奥行きが霞んでしまうし、ただ所有欲を満たすことが目的ならば、好きになる意味が無いので、学んでます。 おちゃもそうだけど、学べば学ぶほど やっぱりこれも焦ったところでどうしよもない世界。 知識として「分かる」から、「腑におちる」までは長い時間が必要。 なので、自分の寿命はわからねども、少しずつで

      • 教えることを通して、気づいた4つのこと

        「絶対、絶対先生にはならないもんね!」 小学生くらいのときからずっと、わたしはそう言っていた気がします。 なにかを他のひとに教えるなんて無理無理無理無理。ぶんぶん(首を振る)。だって、なにか聞かれても答えられないもん。答えを教えるのが先生でしょ? まあ、そもそも先生になれたのか?という話しは抜きにして。とにかく、わたしはずっと「ひとになにかを教える自分」なんて1ミクロンも想像できないくらい、先生になりたくなかった。教えることと一緒に、先生には(その響きも含めて)威厳と

        • 夜のいちふく

          今夜は満月なので お月さまを連想する茶器とおちゃにしました。 茶器は黄色と、まん丸、満月が書かれたもの。 おちゃは宇治茶。私の中で黄色のおちゃは宇治です。 ところで、なんでお月さまのイメージは黄色なんだろう。実際お月さまを見ると、黄色というか白っぽいのに。 たぶん、絵本やテレビや色々な場面での月は黄色だからなのでしょう。月見バーガーとかも、黄身を月に見立てているわけだし。 ところで、昨晩は中秋の名月。 台湾の友人が、中秋節で台湾はお休みの日だと教えてくれまし

        おちゃの系統図

          おちゃと、しこう

          日本語には色々な「しこう」があります。 思考・・・考えること。経験や知識をもとにあれこれと頭を働かせること。 志向・・・考えや気持ちがある方向を目指すこと。 嗜好・・・ある物を特に好み、それに親しむこと。好み。 指向・・・方向や目的を指示してその方に向かわせること。 至高・・・この上なく高く、すぐれていること。また、そのさま。最高。 最近、これを眺めていて あ、これっておちゃのための言葉が並んでるなぁって思った話しです。 おちゃをのむと、少し冷静になります。 血圧を下

          おちゃと、しこう