見出し画像

【人材派遣とSESの違い】

はじめまして、IT・Web業界特化型の人材業界で働いているKazukiです!
IT・Web業界で働き始めて、13日が経過。
Webの制作工程に関わる一通りの職種について、研修で学び終えたので、現在はフリーランスの方のスキルシートを見て、これまでどんな経歴を歩んできたのか把握するための研修中。
フロントエンジニアやサーバーサイドエンジニアはイメージがつくものの
インフラエンジニアになると、使ってきた言語もFWもちんぷんかんぷん。
勉強の足りなさに目を瞑りたい…

さて今回は人材派遣とSESについてのお話です!
IT・Web業界で働く前は「人材派遣をITではSESと呼ぶんだな」と勝手に理解していたのですが、研修を受けてみるとはっきりと違う契約形態になるのだと理解することができました。
という事で、さっそく本題に入りたいと思います。

1.人材派遣とは

人材派遣とは、派遣元の使用者と派遣先の企業が労働契約を締結した後、雇用契約を結んだ労働者を派遣先である企業へ配属し、派遣先の指示を受ける職業紹介事業です。
これを日本昔話「桃太郎」で例えるとこんな感じです。

        【人材派遣】

桃太郎(人材派遣)


人材派遣をストーリー仕立てでお話しするとまず、桃太郎(派遣先)から鬼退治の依頼が来ます。そして、その依頼内容を元に鬼退治の契約書を桃太郎とおばあちゃん(派遣元)で結びます。(本当に鬼退治に桃太郎が行く保証がないので、契約を結んでいるんですね。)
その後、鬼退治に行ってくれる仲間を集い、キジ・イヌ・サル(労働者)とおばあちゃんで雇用契約を締結します。(命を懸けて鬼を倒しに行くのに、その対価を支払われなかったら動物達は反乱を起こすでしょう。)
桃太郎と共に動物達は鬼退治のために鬼が島に行きますが、指示は桃太郎から受けつつ、鬼を退治するまで(おそらく?)きびだんごをもらう流れとなります。(おばあちゃんのポジションだけ、身の安全が保証されている事実)ここで、ポイントになるのが動物たちは桃太郎の指示に従うため、戦闘(労働の提供)がどこまで長引くかは桃太郎次第という事になります。(かなりの戦闘を強いられる可能性もアリ。また、戦闘自体が長引いても、動物たちの契約期間に定めアリ)

2.SES事業とは

SES事業は、System Engineering
Service(システム・エンジニアリング・サービス)と呼ばれ、一定期間のプロジェクトに対して、エンジニアを労働力として提供できる業務委託契約
となっています。
こちらの内容は比較しやすくするため、上記と同様「桃太郎」でいきます。

         【SES事業】

桃太郎(SES1)

今度はSESの流れにしてみました。SESでは仕事を発注している人を委任者と呼び、受注している人を受任者と呼びます。
見てもらうとわかりますが、人材派遣とSESでは指揮系統に違いがあります。先ほどは、桃太郎から指示を受けていましたが、今度はおばあちゃんから鬼退治の指示を受けることになりました。SESでの契約は準委任契約と呼ばれ、業務委託の中の1種となる契約です。つまり、業務の一部を手伝ってもらうことになるので、SESの場合は一定の期間で鬼を退治できなくても、きびだんごは貰えるようになります。この時、鬼退治をするためにそれぞれの役割は明確になっています。(SESでは、現場で指示をもらう事が出来ないのでいちいちおばあちゃんポジションの人に指示をもらう事になりますが、そんなことをしていては戦いにもいけないのでこの辺は法整備が必要なところ。)

~まとめ~

という事で、人材派遣とSES事業の違いについては以下の通り

・指示を誰から受けるのか
・業務量の振れ幅の違い


次回は「準委任契約」について、詳しくお話ししていこうと思います!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?