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ニーチェが聞いたら泣いちゃうよ

Twitterの広告が目に入って、
「神席」という言葉を知った。

最初、配信のカメラワークの凄さを
神の視点に擬えてるのかと思った。

配信が神席なら、実際に行くのは人席かな?

でもたいてい人席の方がお金高いよな……
神より人の方が上ってこと?

ルネサンス以来のヒューマニズム宣言じゃん!

とか思ってたけど、調べたら配信は関係なくて、
ただ単に「めっちゃいい席」の比喩だった。

神席かぁ。

神もとうとう、席まできた。
本来の八百万信仰に近づいてきたな。

神対応、神7、神回、神ってる。

「何でも神をつけるな」みたいな議論を
初めて見たのは、確かmixiだったと思う。

mixi!そんなに前からあるのか……
もはや当たり前の表現かもしれない。

自分でも、文章や会話の中で
流行語として使うことはあるけど。

でもやっぱり、手放しで使うには
未だにちょっと違和感あるというか。

超おいしいとか、鬼やばいとかは、
なんていうか、形容詞的だけど。

神なんとかは、名詞的なんだよなぁ。

皆さんが信じてるあの神ですよ、みたいな。
なんか信仰を強いられるような気がする。

日本の神は八百万で、唯一絶対神じゃない。
だから気軽に使ってるんですと言われても。

何も信じたくないやつだっているだろと
ついひねくれたことを思ってしまう……

まぁとか言って!お腹こわしたときは!
もう全力で神に祈るけどね!

そう考えると、神席っていうのは……

トイレのことなのかもしれない。