茂谷 一輝|KAZUKI MOTANI

Producer at TOKYO NODE LAB|Urban Experience…

茂谷 一輝|KAZUKI MOTANI

Producer at TOKYO NODE LAB|Urban Experience Designer at SPACY

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"Site-specific AR" と建築でつくる「贅沢」な都市体験

過去のテキスト2020年4月、コロナの流行が始まった直後に以下のテキストを公開しました。都市とVRが共存共栄するために、それぞれの特性を理解し、早急に社会実装すべきという内容。 2022年1月にはそれを承けて、マルチバースを「複数のメタバースプラットフォームや都市、国家を含む文化経済圏が共存共栄する社会」と定義し、現実/情報空間を横断した「空間間競争」の時代における都市の磁力とは「本能的に脳を移動させたくなる度」ではないかと結論付けました。 本当はここで「自由エネルギー原

    • マルチバース時代における「都市の磁力」

      新型コロナウイルス(COVID-19)が日本で流行し、最初の緊急事態宣言が出された直後、2020年4月にこちらのテキストを公開しました。 アフターコロナを期待して書かれたこちらのテキストから2年弱、様々な変化が起こりました。「都市とVR」という視点から言えば、東京都や渋谷区、国土交通省など、公共セクターでもデジタルツインのビジョンや座組が整備されたり、FacebookがMetaに改名し「メタバース」という言葉がバズワードになったり、対策が徹底されたうえでリアルのイベントや展

      • Relation does not exist

        わたしが実存するためには、わたしは存在しないはずの「関係」そのものにならざるを得ないということがわかりました。 「関係」そのものになる、とは、ある2つの物事の間にある、空っぽの池を、水という私で満たすことです。 淡水なのか、海水なのか、血液なのか、排水なのか、私の汗か、あなたの涙か。 どんな水が池を、よりよく満たすのか。 それはつまり、わたしがどんな人間になるべきであるのか、ということです。 会社と社会会社と社会をつなぐ池には、様々なかたちがあります。テレビ、新聞、WEB

        • 5日でできる手書き図面VR化

          目的手書き図面をVR化するプロセスを一気通貫することが目的です。厳密なモデリングやマテリアル、ライティングなどはすっ飛ばしています。使用したソフトウェアと簡単な工程表が以下です。 不動産事例演習始まりは以下の2文です。 課題敷地に事務所用途の建物を計画せよ。 ただし1階に商業用途を計画してもよい。 これが僕たちが立ち向かった課題です。基準容積率、基準建蔽率、日影規制、斜線制限等の法令上の条件をクリアすることはもちろん、不動産としての収益性を最大化するために容積対象有効率

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        "Site-specific AR" と建築でつくる「贅沢」な都市体験

          都市とVRが共栄する世界線へ

          COVID-19が日本に与えた影響新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受け、世界中で都市封鎖や外出制限が実施されています。その結果、大企業の在宅勤務が推進され、ZOOM飲みのようなオンラインコミュニケーションが加速しています。ここで私たちは「あれ?仕事の大半、オンラインでよくね?」「ZOOM飲みのほうが金銭的にも時間的にもコスパよくね?」といった感覚に到達しつつあると思います。ここで起きていることは、実空間を伴う既存の都市機能がデジタル技術で代替されていると抽象化す

          都市とVRが共栄する世界線へ

          妄想社団法人 未来都市実験

          Media Ambition Tokyo、未来の学校祭、Digital Choc、恵比寿映像祭、YouFab 2018 受賞作品展示会など、2月が完全にメディアアート祭月間になっています。終わっていないイベントもありますのでぜひ足を運んでください。またメディアアートに限った話ではありませんが、「東京アートポイント計画の10年とこれから 2009年→2019年」というOPEN ROOMももうすぐ開催されます。研究と就活の合間を縫って立ち寄ります。 さてタイトルに記した「妄想社

          妄想社団法人 未来都市実験

          テクノロジーとアートと都市(リンツと東京)

          オーストリアのリンツという小さな街に、アルスエレクトロニカという組織があります。界隈の方には説明不要ですが、彼らはアルスエレクトロニカフェスティバルという世界最大規模のメディアアートの祭典を主催する有限合資会社です。フェスティバル以外に、常設ミュージアムであるArs Electronica Center、メディアアートの国際コンペであるPrix Ars Electronica、R&D機能を持つArs Electronia Future Labの大きく4つの事業から成立していま

          テクノロジーとアートと都市(リンツと東京)