日本テレアポ協会の小林です。

企業は信用を一度失ったら、回復するのに大変な労力を費やす。

セブンアンドホールディングの不正アクセス問題です。

決済に関してはファミリーマートに先を越されていて、その焦りからか決済システムを他社(噂ではNRI,NTTデータ、NEC)に代行させていたか、社内で決済システムを運営していたかもしれませんが、いずれにしろずさんなシステム構築で簡単に不正にアクセスされセブンPAYシステムが崩壊しました。

最近セブンの施策は失敗続きで小売業界の王者も自社ブランドの低下と売上自体の減収の要因になっています。

これは数年前のトップ交代が少なからずの原因であることは言うまでもありません。

これで一番の損害を受けたのはセブンでもシステム構築会社(Sier)でもないセブンのネット顧客会員です。

この一連の不正アクセスは大きく報道されましたが、その後の二次被害についてはあまり報道されていません。

この件で一時すべてのセブンのログインシステム(セブンアプリ、omuni7他)に必要な会員のPWを無効(何百万人分)にしてしまったのです。

不正アクセスでより被害の拡大を阻止しようと更に他のシステムを誤ってPWを消してしまったのか真意はわかりませんが、会員の方がログインできずに履歴の閲覧やポイント確認ができない状態です。

電話対応もずさんでたらい回し、1ヶ月間アプリが使えずオペレーターの対応も問題になっています。会員のセキュリティだけに個人情報を再度入力することは正常に戻す上でかなりの労力がかかることはわかりますが、対応に問題があるのは明らかです。

今現在でもログイン出来ない会員がたくさんいるということです！

ネット社会で個人情報の漏洩問題が頻繁に起こり、万全なセキュリティ体制と言われて久しい時にセブンが起こした不祥事。安心して使えるシステムを企業は真剣に取り組まなければならないと痛感しました。

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