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拝啓、ジョン・レノン

今日はどうやら君の命日らしい。

生前の君に会った事はないけれど、親父の持っていたレコードで君の存在は知っていたんだ。ブリット・ポップの代名詞としてデビューした初期と、ソロになった後期の楽曲テイストは随分と異なるね。

とても烏滸がましいのは承知なんだけど、後期の楽曲で訴えたかったメッセージ性を、何となく理解しているんだ。今のご時世ならばそれは猶のこと。

なぜなら、君が闘っていた勢力と真っ向勝負をしている人々がいるからなんだ。その人々は君の存在ももちろん知っているよ。


余談なんだけれど、「手紙」という日本の作家が書いた小説が僕は大好きで、その作品の中にも君の楽曲「イマジン」が登場するんだ。何の因果だろうか、点と点が繋がるような気がしてさ。


「本気」で平和を唱えた人間の大抵は、他者によってその命に終わりを宣告された。マハマト・ガンジー、キング牧師…、そして君だ。

君が今も生きていたら、現代をどう思うだろうか。きっと同じように「イマジン」を歌うんじゃないかな。なんだかそんな気がするんだ。

君が発した「メッセージ」は、現代でも脈々と受け継がれている。

僕はそう思っている。世界中で今日を、君の命日を弔う人々がどれだけいるか、それが物語っていると思うんだ。

面識もないのに、君の楽曲に魂が揺さぶられ、こうして今も語る僕がいるってのも、自分でもなんだか不思議なもんでさ。

この1~2カ月にかけて、世界はきっと大きな「転換」を迎えると僕は思っている。その「転換」はきっと、君が望んだモノだとも思う。

だから、どうなるか見守っていて欲しい。

君の望んだ世界が実現される事を願って。


R.I.P.

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