中央公園 ♪ごもくやさん 生き物通信♪ 第38回(再)
こんにちは。ごもくやさん生き物撮影係の中田です。
寒い日が続いています。第38回は、霧や霜の朝、ごもくやさんや、ささゆりの会の活動の様子をご紹介します。
12月6日の朝は、深い霧の朝でした。池に浮かぶオシドリも霧の中(写真上)、ジョロウグモは冷たい水滴に耐えているようでした(写真下)。
いよいよ本格的な冬の到来。毎朝、霜が降りるようになりました。モミジの落葉も、花壇の植物も、霜で白く化粧したようです。
相変わらず活発に動くタヌキ(写真上)、アライグマ(写真下)。タヌキとアライグマは尻尾だけで区別できます。
12月10日は、ごもくやさんの活動日でした。動物の巣穴周りの下草を刈って、環境維持を図ります(写真上)。下草刈りをすると寄ってくるのはルリビタキ(写真下)。落葉を掻いたり、草を刈ったり、ごそごそと音を立てると姿を現します。葉っぱや草の間から虫が出てくるのを知っているのです。
けやき台小学校3年生の環境学習に続き、中央公園ささゆりの会の播種会が12月11日に行われました。プランターで発芽させ小さな球根にまで育てたものを埋めるのと(写真上)、採取した種(写真左下)を土を少し掘って埋め、踏み固めるのと二通りの方法で。今日播いた種が花を咲かせるのは7~8年先になります。ささゆりの会の12年にわたる地道な活動で、2010年にわずか35株しか咲いていなかったササユリは今年420株もの花を咲かせました。
(2022年12月12日公開)
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