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忘れていた初心。何のために。何のために。何のために。

何のために歌っていたんだろう。
何のためにお酒を飲んでいたんだろう。

歌が好きだから歌っていたし、お酒が好きだから飲んでいた。
だけどいつからか、「理由」を探すようになっていた。
何のために。何のために。何のために。

歌うことが苦しくなった。お酒を飲むことも苦しくなった。
楽しいことを探し始めた。
趣味を作ろう。何か無いか。何か没頭できるものはないか。

そんな簡単に見つかるはずもなく、昨日も今日も重たいものを感じていた。
どうしてこうなってしまったんだろう。
答えは一向に見つからなかった。

今日は仏像作品展の稽古だった。初の通し稽古。
感情が入り乱れるまま、一心不乱に私は言葉を発した。歌を歌った。

楽しかった。ただただものすごく楽しかった。
そうじゃないか。私はやっぱり歌が好きで、それもただ歌うだけでなく、人と一緒に笑うから、楽しんでほしいし楽しみたいから歌っているんだ。

稽古終わりに、久々に3人で飲んだ。
そうじゃないか。仏像作品展だって、ただ自分たちがやりたいことを、自分たちが楽しいと思うことを今までやってきたじゃないか。

お酒が美味しかった。
懐かしかったし、嬉しかった。
5時間飲んだ。
いつの間にか忘れていたこの感覚。
そうだよ歌もお酒も、大好きで大好きで今まで手に取ってきたもの。

初心に帰れた。今日は本当にいい1日だった。
未来が楽しくなってきた。今はすごく力が溢れています。

もうかなり仕上がっています。しかしまだやれることがある。
残りあと2週間。
一人でも多くの人に来てもらえるよう、明日も走り回ってきます!!

2022年11月5日(土)
『仏像作品展5』
出演者:加藤智之(俳優)、稲田一馬(歌手)、宇野一成(画家)
パフォーマンス(約45分):昼の部14:00〜, 夕方の部17:00〜
開場:パフォーマンス20分前(入場後は出入自由)
入場料:1,500円、完全予約制(各回25名)
完全禁煙/子連れOK
※15分以上遅れた場合は入場できない場合がございます。
※パフォーマンスの間、マスクの着用をお願いする場合があります。

【ストーリー】
時は江戸時代、円空という仏師がおりました。
幼くして母を亡くし、お寺に引き取られ修行に励んでおりましたが、
生きていく意味が見出せないまま大人になっていきました。
やがてお寺を離れ、一人修行の旅へと出るも大雨に晒され、
意識朦朧としながら宿を探していたある日、一人の男と出会いました。
名前は鴻之介。聞けば町中を歌い歩き、人々を楽しませていたんだとか。
果たしてこの出会い吉と出るか凶とでるか..


これからもぶっ飛ばします。良かったらぜひ!