河内一馬

1992年生まれ / アルゼンチン在住 / サッカー指導者 / アルゼンチン監督養成学校在籍中 / サッカーカルチャーブランド「92 F.C.」Founder / NPO法人 love.fútbol Japan 理事

「アメリカ代表」と「羽生結弦」が見せた勝ち方のお手本——。 世界の女子サッカーは今どこで何をしているのか?

女子サッカーW杯が幕を閉じた。名実ともに、圧倒的な強さで優勝を果たしたアメリカ代表が、近年女子サッカーの発展著しい欧米諸国に対して「私たちがチャンピオンである」と、厳然たる事実を叩きつけた。

彼女たちは、いかにして“必然的に”トロフィーを勝ち取ったのだろうか。そこには、複雑な要因が絡み合っている。

■史上最高のW杯

前提として、私は長年女子サッカーを追いかけて来たような人間ではない。なでしこ

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南米と審判と、時々VAR。

コパ・アメリカも、残すところあと決勝戦のみとなりました。下馬評通り、ホームで戦うブラジルが優勝するのか、それともぺルーが予想を覆すのか、アルゼンチン贔屓の僕にとっては大して重要なことではないのですが、最後までしっかり見届けたいと思います。

それはさておき、先ほど終わった3位決定戦「アルゼンチンvsチリ」を見ていて感じたことを、殴り書きで残しておきたいと思います。

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南米とVAR

第一

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ペップ・グアルディオラが12分間をかけて語ったことは政治的なことだった

先日『Diari ARA』というメディア(カタルーニャ)によって行われた、ペップ・グアルディオラのインタビューを見て感じたことを、殴り書きで記録しておきます。カタルーニャ語はわからないのですが、短縮バージョンでスペイン語字幕が付いているものがあったので、それを見ました(フルver.で英語かスペイン語字幕が付いてるものを発見したら教えて下さい…)。

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12分間の主張

僕が印象に残ったのは

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「正しい」と「結果」の関係性——。サッカーに期待できる本来の「教育的効果」とは

日本では、多くの人間がスポーツに殺され、スポーツが教育(らしきもの)に利用されることで、ある種間違った洗脳をされている人々がいることを、私たちは決して否定することが出来ない。ここに並べるまでもなく、日本のスポーツ界では、度々信じられないような問題や事件が発生する。異常な練習量は日常茶飯事であり、指導者(大人)による競技者(子供)への暴力や、社会事情や政治的理由によって競技者が犠牲になること、またそ

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『お前は一体、サッカーで何がしたいんだ?』

父は「野球のルールは複雑だから、お前にはまだ難しい」と僕に言った。自分がサッカーを始めた理由は、多分、これだと思う。実際のところは覚えてないけれど、キャプテン翼に感化されてサッカーを始めたわけでも、憧れの選手がいたわけでも、身内にサッカーをしている誰かがいたわけでもなく、なんでサッカーを始めたの?と聞かれても、答えることが出来なかった。

今となっては、この「サッカーを始めたきっかけ(理由)がわか

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勝ち負けにおける「適切な精神的状態」の定義——。 正しいから当たるのか?当たるから正しいのか?

人が何かを成し遂げようとする時、そこには「精神力」や「集中力」が必要である、とはよく謳われる。特に私たちがいる勝負の世界では、それを口にしない人はいないであろうし、またそれは間違いない事実であろう。では、サッカーにおいて“適切な”精神的状態とは、一体どのように定義するべきであろうか?その定義を明確に定めなければ、本来サッカーにおいて「精神力」や「集中力」などの言葉を使うことは出来ないはずである——

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