スクリーンショット_2019-03-24_18

ある一冊の本を読み、恥を“書”く。

——— はじめに

この度、書評を始めることにしました。

まず始めに、なぜ、題名が『恥を"書"く』なのかと言いますと、私は自分がどのような本を読んでいるのかを知られるのが、この世で一番恥ずかしいからです。自分の本棚を見られるのは、「ああ、あなたこういう本を読んでいるから、そういう感じなのね」と思われてしまいそうで、なんだか虫唾が走ります。なので、『恥を書く』です。本当に恥ずかしいです。

ただ、今は外国に住んでいることもあって(関係ないかもしれないけど)、自分の感性とやらが、これまでの人生の中で最も大きく働いているような気がしていて、それゆえ、今頭の中に湧き出てくる疑問や、それに付随する言葉の一つ一つを何らかの形として残さなければ、あとあと後悔するのではないかと、そう思った次第です。

そこで、私が20歳くらいの時初めてインターネットで文章を書くために作ったブログのテーマが「書評」だったこともあり、また、永遠に本を読んでいるので永遠にネタが切れる心配がないこともあり、今回は恥を覚悟で書いてみようということです。

いくつか前提を…

①:本の紹介が目的ではありません

ただこの『恥を書く』では、本の紹介を細かくするというよりは、その本を読んで私が感じたこと、思ったこと、考えたことなどを勝手に書いていきます。本について、ほとんど触れないこともあるかもしれません。

②:本の名前を隠します

それでも恥をかききれない私は、本の名前を隠すことに決めました。ただし、最後まで隠すのは読んでくれた人に申し訳ないので(というか意味不明なので)、記事を全て有料(200円)にして、それでも読んでくださった方にのみ、一体何の本について書かれたものなのかを、公開する形をとります。タイトル一覧に本の名前が表示されてしまうのは、恥ずかしいですから。

③リクエストを受け付けます

コメント欄、もしくはダイレクトメッセージにて、リクエストをお受けします(というか、私が新しい本と出会いたいだけです)。リクエストをしてくださり、採用させていただいた方(たまにです)には、もちろん無料でお読み頂きます。私は自分では選ばないであろう本を読める、そしてリクエストした人は…リクエストが出来る(これがwin-winの関係です)。


ということで、書いている自分も読んだ人も、何かしら良いことが起きれば良いなという思いで、「恥を書いて」いくことにします。


“同じ自分の身を守ることができないというのでも、身体を使ってそれができないのは恥ずべきことであるのに、言論を用いてできないのは恥ずべきでないとしたら、これはおかしなことである。言論を用いることこそ、身体を使用すること以上に人間に特有なことなのだから” 『弁論術』アリストテレス より


***


筆者:河内一馬 (@Ka_zumakawauchi

1992年生まれ(26歳)サッカー指導者。アルゼンチン在住。アルゼンチン指導者協会名誉会長が校長を務める監督養成学校「Escuela Osvaldo Zubeldía」に在籍中。サッカーを"非"科学的な観点から思考する『芸術としてのサッカー論』筆者。NPO法人 love.fútbol Japan 理事。サッカーカルチャーブランド『92 F.C.』Founder。

いただいたサポートは、本を買ったり、サッカーを学ぶための費用として大切に使わせて頂きます。応援よろしくお願いします。