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少しずつで良い

利用者さんから、
『〇〇さん(私)がいつも、少しずつで良いよ』『少しずつやれば大丈夫だよ』
『少しずつできるようになってきましたね』
って言ってくれるから、安心します。

と、よく言われることに、最近気がつきました。

そういえば、卒業された方も言ってたな…と。


『一歩ずつ歩き続けていれば必ず見えてくる景色が変わってくる。登山と同じで、少しずつでも進み続けていれば、絶対頂上に着くから』

これは、昔、私が不安を吐露する度に、ある人がいつも言ってくれていた言葉です。

その頃、私は登山をした経験がほぼなかったので、登山に例えられてもわからんのだよ…と思っていましたが笑
それでも、この言葉が、どこか私にとって安心できる言葉だったのかもしれません。

その後、その人に何度か登山に連れて行ってもらったことがあります。

体力のない私は、本当に一歩ずつ、ゆっくりゆっくりしか進めなかったけれど。
見えてくる景色の変化を眺めながら歩く余裕はなかったけれど。

途中、
何で登ろうと思ったんだろう…
疲れた…
やっぱ無理…
色んなことを思いながら少しずつ少しずつ、でも止まることはせずに、歩き続けました。

ちゃんと頂上に着きました。

たぶん、私が少しずつ、少しずつ進みたいタイプ。
階段は低いほうが安全!ケガしたくない!と思っています。


障がい特性によっては、色んなことを同時に進められなかったり、一気に進めようとするあまり過集中になってしまったり。
そして、できないこと、できない自分を責める傾向があるように感じます。

悔しさや、もどかしさ、理解できないことにイライラしたり、涙されながらも頑張っているのが見えているからこそ、少しずつで良いよねと思います。



『今できることを少しずつやれば、大丈夫。
絶対進んでるよ!』

そんな風に声をかけるのが、私の支援なのかな。

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