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こういう曲を書きたいクロスオーバー・2018年版

bar bossa 林さんに取材していただきJJazzNetに掲載していただいてはや1年がたってしまいました。あれから音楽的な進化はしてない(いろいろ中断中…)ですが、やっぱりこういう曲を書いてまた頑張ってみたいと思っている今日このごろです。

Pleasure - Thoughts Of Old Flames
Jazz Crusaders + Earth Wind & Fire を目標にしたと言われるLAジャズ・ファンク・グループの79 年作品。オンコードの連続でこれだけでごはん3杯モードです。Rhodesピアノがテンションコードをちょこちょこ盛り込んできてたまりません。


Don Blackman - Holding You, Loving You
N.Y.クイーンズ出身のピアニスト兼シンガーソングライターの82年作。Free Soul界隈というよりも、もはやHip Hopのサンプリングネタとしてのほうが有名かもしれない。この声とシャッフルのリズムがたまらんです。


Al Johnson - I'm Back For More
レオン・ウェアと双璧のアーバン・ソウルメイカー80年作。不安定なメロウボーカルとバックを支えるチョッパーがね、たまらないんですよね。


Sonia Rosa With Yuji Ohno - Don't Let Me Be Lonely Tonight
74年作。この演奏は、とにもかくにもRhodesピアノの音色が最高で、このピアノの音色だけでメロウ度が増しています。バックの演奏もベース岡沢章さん、ギター松木恒秀さんなど最高峰のスタジオミュージシャン。


Herbie Hancock - I Thought It Was You
ハービーが無機質なボコーダーで歌いあげる傑作。微妙にベンドさせたり、LFOによる無機質なビブラートをかぶせたり。単なるピアニスト・作曲家でなくテクノロジーを使いこなすところはただただ尊敬です。ボコーダーを使ったことがある人ならわかりますが、このテクニックは本当に凄いです。


Steely Dan - Kid Charlemagne
スティーリーダンの曲は何曲もカバーしましたけど、この曲が一番練習した記憶があります。何度も聴きすぎてギターソロくらいなら今でもピアノで全部弾けるくらい。幻想の摩天楼、76年作。


Lee Ritenour - Feel The Night
高校1年の時、ビッグバンドでギターをやっていたのですが、当時在籍していた2つ上の先輩に教えてもらい衝撃を受けたのがこの曲でした。このオーバードライブサウンド、Steve GaddとAbraham Laborielの強力リズム隊が最高です。この曲もギターソロは今でもピアノで全部弾けるんじゃないかな。


Marcos Valle - De Repente, Moça Flor
前回のインタビューで紹介できなかったMPBの雄。ギターもピアノも弾けるからか、すごく共感できるアレンジ、アプローチです。このアルバムはアジムスが全面参加しているのも大きくて、ブラジリアンフュージョン度が増しています。


Flora Purim - Samba Michel
Trans of LifeのFoi Voceのポルトガル詞を作ってくれた亀倉さんが教えてくれた曲で78年作。このアルバムは参加メンバーは死ぬほど豪華なのですが、この曲以外はイマイチというよくあるパターンです。


Yasuko Agawa - Skindo-le-le (MG Samba remix)
この曲は高校のビッグバンドで課題曲になったことからめちゃくちゃ聴き込んだ曲でした。中でも阿川泰子さんのカバーが1番アーバン感、メロウ感があって好きです。このYouTubeリンクはモンドグロッソ大沢さんのリミックスなのですが、中盤の7拍子Rhodesソロで流れるリズムのサンプリングが超禁じ手...!


ちなみに、自分がつくった曲の中で一番好きなのはこんなのです。Too Muchなアレンジが今となってはちょっと恥ずかしい。

Orange Marmalade - Nite Flite

ちなみに、カバー写真はTrans of Lifeのライブの模様で、Casaの古賀夕紀子さんをボーカルに迎えたライブでした。古賀さん元気かなあ。

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