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新たな挑戦

『まず私がこのノートを書くことになった理由は、日本の方々にアメリカの大学サッカーの状況についてもっとに知ってもらいたいと思ったからです。自分のノートを見て 日本のサッカーだけじゃなく、アメリカのサッカーも面白いなと感じ、アメリカという選択肢を一人でも見出してくれる方がいれば幸いです。』


”なぜアメリカに行けないのか” ”実際はどうなの?”

日本人がアメリカに行くことができない理由はいくつかあると思います。

まず一つ目は情報不足です。 今まで行ってる人がいないからまず行くために何をすればいいのか分からない。そしてアメリカのサッカーが良いのか分からない。
→情報は自分がこれから発信して行きます。SNSを通してでも気軽にメッセージをください!
 サッカーのレベルはチームによって全く違います。レベルの低いチームもあればアメリカのA代表で点を決めるような選手がいるチームもあります。なのでチーム選びは重要です。

二つ目が費用です。アメリカの大学は凄くお金がかかるから大変だという理由。自分は費用がアメリカ行きを妨げる一番の要因だと思っています。
→アメリカの大学は確かに、日本の大学に比べると学費が高いです。しかしアメリカには返さなくていい奨学金の制度があります。この奨学金は自分のサッカーの評価によって毎年金額が変わります。例えば一年目に学費の10%の奨学金しか貰えなくても次の年には100%免除されて日本の大学に行くより安くなるなんてこともありえます。勿論簡単にもらえるわけではないのでこれに関しては完全に実力勝負です。

そして三つ目が英語です。これは英語が話せないから行けるわけがない、まず大学に入れない。と初めから理由を作ってしまうパターンです。
→勉強すればなんとかなります。Twitterなどでも言っていますが自分は高校三年になるまで英語は全くできないし頭もいいわけじゃありませんでした。でもアメリカに行きたいがために高三の夏過ぎから必死になって勉強しました。その結果が今に繋がってアメリカで人生を歩むことができています。
英語に関して勉強すればなんとかなります!

”アメリカ大学サッカー仕組み”

National Collegiate Athletic Assosiation(NCAA)が大学スポーツをを総括しています。NCAAは試合のルールだけじゃなく奨学金の限度や学校への入学条件や練習、試合の出場資格などまで厳しく規定しています。この辺りはすごくややこしくて、何らかのNCAAのルールに違反して練習に参加できないという選手がをよくいます。

四年制の大学リーグは3つに分かれていて、レベルが高い順にD1、D2、D3があります。しかしアメリカのリーグにはチームの入れ替えがないのでリーグの振り分けは大学の規模で決まります。                        シーズンは8月からプレーシーズンが始まり約1ヶ月後の9月から12月の間に公式戦が行われます。日本と違うのは、アメリカでは公式戦をする期間が短いので週に2試合行うのが普通です。なので怪我をしてしまうとかなりの試合を休むことになるのでかなり辛いです。しかしアメリカにはその為の処置もしっかりとあって、

大学生は4年間はサッカーをできると決まっています。

普通じゃんと思うかもしれませんが、一年生から四年生までサッカーできるということではなく、もし怪我をして1年間サッカーが出来なければもう一年プラスでサッカーをしてもいいよ!というルールです。

”試合ルール”                                                                                                                 

サッカーのルールは45分ハーフでロスタイムがありません。電光掲示板の時間終了と共に試合もキッチリ終わります。しかし引き分けのまま後半を終えた場合はオーバタイム(延長戦)があります。交代は自由で1試合で何人でも交代可能です。

サッカー環境”

正直に話すとD1の大学になると日本のプロ以上の環境が用意されています。

では果たして何がすごいのか、、、全てです。サッカーをするのに必要なものは基本的に全て支給されます。例えば、トレーニングウェア、スパイク、グローブ、移動着などに加えて自分の大学ではスポンサーのアディダスからスニーカーやシャツ、キャップなども貰えます。ホペイロのような方がいて使ったウェアを毎日洗ってロッカーに返してくれます。 そしてアスリート専用の建物の中にロッカー、ジム、ホットバスとアイスバス完備のリカバリールームなどもあります。更にジムにはプロテインや軽食が置いてあり自由に取ることもできます。

試合の時のアウェーはほとんどが飛行機での移動になります。試合の前日にホテルに泊まって試合の次の日の朝に大学に戻ります。勿論費用は全て大学から出ます。

試合には多くの観客がサッカーを見にきます。私の大学(USF) では多いときには平日の試合で2000人を超えるときもあります。アメリカの大学はマーケティング力が凄くてどうやったら観客が楽しめるかがとてもよく考えられています。例えば先着300人にシャツをプレゼントしたり校内でチラシを配ったり、あとはSNSで頻繁にチームの状況がアップされたりします。アメリカに初めて来たときはこのような工夫にとても驚かされました。

自分のチームは凄く多国籍で
スペイン、メキシコ、ブラジル、カナダ、ジャマイカ、オーストラリア、ポーランド、チリから選手が集まってきています。なので普段から英語だけでなくスペイン語、ポルトガル語なども飛び交っています。色々な文化に触れることができてアメリカに来たからこそ体験できることだと思っています。

下の写真はアスリート専用の建物です。

”勉強面”

多分勉強に関して多くの日本人が アメリカの大学は勉強が大変で辛い というイメージを持っていると思います。その通りです。笑

毎日が授業を受けて宿題をしての繰り返しです。特にアスリートは練習や試合があるので更に大変です。しかしアスリートは勉強面でかなりのサポートを受けることができます。自分の学校ではチューターという家庭教師のような人をつけて貰えて分からない問題を教えてくれます。他にも授業の履修登録のサポートや自習スペースが確保されていたりと至れり尽くせりのサポートです。

サッカーだけでなく勉強のサポートもするところがアメリカらしいですよね。


”最後に”

長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでもアメリカ大学の雰囲気が伝わりましたか? アメリカに行くことはもちろん良いことばかりではありません。時には辛いこともたくさんあります。でも私はこの経験が確実に自分のサッカープレイヤーとしての成長、そして一人の人間としての成長に繋がると信じています。 まだアメリカに来て約4ヶ月ほどしか経っていないのでこれからも時間があるときに心境の変化や皆さんに共有したいことをnoteに書いていければ良いなと思います。


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