年末年始のテレビ番組を観ていて

ふと思いました。

テレビってまだまだスゲー面白いな

昨年の12月30日に放送された『クイズ☆正解は一年後』という番組観ましたか？観てない方はぜひTVerで公式から無料で見逃し配信されているので観てください。

TVerの視聴ページはこちらから(視聴期間があるので注意)

番組内で『年末ジャンボ』という1つの企画が行われました。この企画を簡単に説明すると、2020年2月時点で出演者が所持していた1000円札を1年後の放送時点で所持している人に10万円あげるというものです。そして結局番組放送中に見事該当の1000円札を持っていた人が出演して10万円をもらっていきました。

一番平和で幸せなバズり

この企画の凄いなと思った点は当選者が見事に現れた点もそうですが、リアルタイムでとんでもない数の人間の行動をコントロールしたであろう点だと思います。

この企画が説明された時点でリアルタイムで観ていた人は確実に自分の財布の中身を確認したことでしょう。僕もしました。
次に何をしたか、TBSの公式サイトにアクセスしたと思います。1000円札に書かれている記号番号を検索するためです。僕もしました。
そして、手元の1000円札の番号を入力すると該当の1000円札が絞り込まれていくわけです。当たってないと分かっていながらも一喜一憂するでしょう。僕もしました。

些細なことかもしれないですが、ここに僕は非常に感動しました。

多様性が重要視される個人社会が進んだ現代にこれだけの体験の共有が行われた訳です。テレビにもこれだけのパワーがあるんだなと全くの部外者ながらしみじみとなってしまいました。

正直、やってることはただの年末ジャンボ宝くじと同じことです。しかし宝くじを買って発表に臨むより、突然当選のチャンスが与えられて発表に臨んだ方がワクワクしませんか？

僕はこのワクワクという気持ちがスゲー大事だと思っています。有名な話で人間を行動させるには論理よりも感情に訴えかける必要があるという話がありますが、この人を動かすことが出来る感情の1つがワクワクなんですね。

今色々なバズりがある中で一番平和で幸せなバズりだったんじゃないかと思います。僕個人でも参考にできる部分があればいいなあとは思いました。

YouTube全盛期の現代だけどテレビの力もまだまだ見捨てたもんじゃねーなって思った話でした。おしまい。