広告で「飲む日焼け止め」と表現して健康食品・サプリメントを売ることは基本的に薬機法違反である。

ASP（アフィリエイトサービスプロバイダー）のアフィリエイトプログラムを「飲む日焼け止め」で検索し、ヒットしたプログラム数を調べた。

調査結果

15のASPのうち、4つのASPで「飲む日焼け止め」として売られている健康食品・サプリメントのアフィリエイトプログラムがヒットした。

15のASPを、それぞれA～Oと仮名で記述する。「飲む日焼け止め」が存在した4つのASPは、A、F、K、Oである。

他のASP B, C, D, E, G, H, I, J, L, M, N では、「飲む日焼け止め」でヒットするアフィリエイトプログラムは存在しなかった。

ASP A

「飲む日焼け止め」で検索すると2019年7月6日時点で7件ヒット。各プログラム詳細内には「法律を守るように」との旨の記載あり。但し、「飲む日焼け止め」のワードが薬機法違反である旨の言及無し。

「飲む日焼け止め」という表現がNG表現であると明記がないので、おそらくアフィリエイト初級者は、違法と知らずに「飲む日焼け止め」の表現をサイト内で使ってしまうだろう。

このASP Aは、上場企業または上場企業の子会社。

2019年7月6日時点：
7件ヒット。

2019年9月24日追記：
4件ヒット。

2020年2月15日追記：
5件ヒット。

2020年6月20日追記：
5件ヒット。

ASP F

「飲む日焼け止め」で検索すると2019年7月6日時点で6件ヒット。6プログラム中1プログラムのみ、薬機法を守るようにとの記述あり。但し、いずれのプログラムも、「飲む日焼け止め」のワードが薬機法違反である旨の言及無し。

このASP Fは、上場企業または上場企業の子会社。

2019年7月6日時点：
6件ヒット。

2019年9月24日追記：
3件ヒット。

2020年2月15日追記：
4件ヒット。

2020年6月20日追記：
4件ヒット。

ASP K

「飲む日焼け止め」で検索すると2019年7月6日時点で3件ヒット。実際にはもっとヒット数は多かったが、物理的に紫外線を防ぐ商品（つまり違法性が無いと思われる商品）も存在したので、それらを除いた件数が3件である。

薬機法遵守を促す文言無し（違法表現を促す文言も無し）。「飲む日焼け止め」のワードが薬機法違反である旨の言及無し。

このASP Kは、非上場会社。

2019年7月6日時点：
3件ヒット。

2019年9月24日追記：
3件ヒット。

2020年2月15日追記：
2件ヒット。

2020年6月20日追記：
2件ヒット。

ASP O

「飲む日焼け止め」で検索すると2019年7月6日時点で7件ヒット。実際にはもっとヒット数は多かったが、物理的に紫外線を防ぐ商品（つまり違法性が無いと思われる商品）も存在したので、それらを除いた件数が7件である。

薬機法遵守を促す文言無し（違法表現を促す文言も無し）。「飲む日焼け止め」のワードが薬機法違反である旨の言及無し。

このASP Oは、非上場会社。

2019年7月6日時点：
7件ヒット。

2019年9月24日追記：
7件ヒット。

2020年2月15日追記：
5件ヒット。

2020年6月20日追記：
5件ヒット。

補足

機能性表示食品の届出等を行えば適法になる可能性があると思われるが、少なくとも私の調査範囲では、それらの表示を行っている商品は上記の中には存在しなかった。

以上。