IT社長がR-1ぐらんぷりに出た理由と◯◯
どーもー、田辺一雄と申します。福井県在住、血液型はA型、46歳、IT企業の経営をしています。どうぞよろしくお願いします。という自己紹介から始まったR-1ぐらんぷりの1回戦、結果は1回戦通過できず。でも、ものすごくいい経験だったので、R-1ぐらんぷりのことについてまとめておきます。ネットでも同じことが言えるなと思ったR-1への挑戦でした。
お笑いの養成所に通って
ぼくはラテラルシンキングってことをやってるのですが、そのラテラルシンキングとお笑いってすごく密接な関係があるなって思っています。それで、アルファベット3文字の通称の東京のお笑いの養成所(あまり書くなと言われてるので今後はこの表記で)に通いだしたのが2019年4月。
コンプライアンスの授業にはとりあえずちゃんと出るものの、社内のいろいろな問題があって毎日養成所に通うことがちょっと厳しくなりました。それでもスケジュール的に東京にいるときなどは、極力養成所の講義の時間には行くようにしていました。
自己紹介などやったり、有名な芸人さんが講師でエピソードトークしたり、大喜利したり、講師の名前を見て女性の講師かと思ったらおじさんの講師だったりする超つらい筋トレからはじまる発声の講義があったり、いろいろとあるわけですが実際どんなことをしているのかは、この福士奈央さんのYouTubeの動画を見てもらえると非常にわかりやすいと思います。
このYouTubeに出てる養成所生はみんな同期です。養成所に入った話はまた別途noteに書きたいと思います。(いろいろとルールが厳しいので書けないことも多いんですが)
どうしてR-1ぐらんぷりに参戦したのか?
養成所のお知らせブログ(クローズドなのでみなさんは見られません)でR-1ぐらんぷりのエントリー募集の記事があったのですが、それを見た時に養成所生でも参加ができると書いてあったのです。
実は1年前にR-1ぐらんぷり2019の1回戦を観に行ってまして、結構滑ってる状況を見ているのです。それで、滑ってもいいからちょっとどこまで自分で出来るのか見てみたいって思ったのと、アマチュアが出られなくなりプロ枠しかないというところで、養成所生でもプロ枠で出られるという権利行使ができるということで参戦を決めました。
あとは芸人としての記録が残るということですかね。これは一番大きいかも。
R-1ぐらんぷりに向けてやったこと
まずは当たり前ですが、ネタ作りです。ネタ作りは1カ月ぐらい前からいろいろと考えていました。他の芸人さんだと1年かけて考えてくるという人もいれば、前日に考えたって人もいるようです。
ネタを考えてはいるものの、書いて何度かネタを読んでいるとそれがおもしろいのか?と思ってしまう、ネタのゲシュタルト崩壊が起こります。それでも、書き直ししてとやっていきますが、これ自分では面白いと思っても、本当におもしろいのかな?と不安になってきます。
それで、作ったネタを動画で撮影して福井の住みます芸人の飯めしあがれこにお兄さんに見てもらいました。そしてアドバイスをしてもらって、ネタを修正。
ウーマンラッシュアワーの村本さんの言葉
まだネタを書いている途中のことですが、ウーマンラッシュアワーの村本さんの独演会が福井であったので行ってきました。村本さんは飯めしあがれこにおさんと同じおおい町出身。そんなこんなで独演会へ行って終わった後に村本さんにご挨拶させていただきました。
その際に養成所に行ってるってこととR-1ぐらんぷりに参加することをお話させていただいたのですが、そのときにR-1のアドバイスをいただきました。
それは、「最初の10秒が大切」ってことでした。最初の1/6の時間が残りの5/6の時間を制するわけです。
最初の10秒って言うと自己紹介の時間です。そこで何者かわかってさらに笑が取れるか?って結構難しいことです。
R-1ぐらんぷり前日は会場で観戦
養成所の同期のヒゲヅラマンボウくんとR-1東京1回戦初日を観に行ってきました。自分たちの立つ舞台がどんな感じなのかって知っておきたいですよね。
大阪の1回戦も観に行ったのですが、大阪は結構明るい雰囲気でしたが、東京1回戦の会場であるシアターブラッツは地下にある暗い空間。結構雰囲気が違ってました。
1年前は単に観戦のためだったのであまり周りの状況を見ていませんでした。でも、今回は他の人たちのネタを見る以外ににも会場の雰囲気をしっかりと見ておこうという感じでした。
これは行っておいてよかったなと思います。多分、本番当日、雰囲気にやられてた可能性がありました。
観戦後は東京オフィスへ戻って、またネタをしっかりと覚えることに専念しました。多分100回ぐらいは同じネタを2分で収める練習をしていました。もちろんステージに立ったことをイメージして。
ちなみに500円で一日中ピン芸人を楽しめる
ちなみにR-1の1回戦は観戦料が500円なのですが、一日200人近くの出場者のネタを500円で見られるのです。ぼくが見た時は東京1回戦では小石田純一さんとかも出てて結構お得な感じでした。
そうです、シード権のある芸人さん以外はこの1回戦からの参戦なのです。芸歴も関係なくということで500円で結構おもしろいピン芸人さんを見られるのもR-1のおもしろさじゃないかな。
R-1ぐらんぷり当日
R-1の当日は睡眠時間も7時間ぐらいで体調は万全の状態でした。普段は睡眠時間がかなり短いのですが、ネタをしっかりと脳みそに定着させようと早い時間から寝たのでした。いや、ネタだけに...っておやじギャグでした。
お昼からの出番なので朝食もゆで太郎でカレーとそばを食べていい感じに見たして新宿へ。
11時集合だったのですが、時間に遅れちゃいけないという養成所の教えにより、10時ちょいすぎにはシアターブラッツへ。が、しかし、シアターブラッツはまだオープンしておらず、しかたなく近くでぼーっとしていたのでした。
11時ちょい前にオープン。2000円払って受付完了。エントリーナンバーは1184番でした。控室では養成所の同期の人たちとしゃべったり練習したりで案外緊張せず。
舞台袖で一気に緊張感がやってくる
12時近くなると舞台袖へ移動。出番順に並んで待機。僕の出番は2番目。MCの烏龍パークさんのトークがあって、その後1人目が舞台へ。2分間の持ち時間。最大で2分15秒まで。なんとなく1人目の時間と重ねて自分のネタを頭の中で再生。何となく時間には収まってる。
が、1人目からなんと2分15秒をオーバーしてネタ途中で終わってる。それを見た瞬間に自分は大丈夫だろうかと一気に緊張してしまいました。
はい、どーもー、田辺一雄と申します。福井県在住、血液型はA型、46歳、IT企業を経営しております。そこからの記憶は何となく残ってるぐらいでした。
でも、一番前で見ていてくれた女性が、うんうんとニコニコしながらうなづいていてくれているのはすごくよく見えました。
ありがとうございました~。で終了。2分にも達せずで一体時間はどれだけだったんだろう...
先輩芸人の寺門さんが観戦してのアドバイス
控室から出て受付で500円払って次のブロックの人たちを観戦。見たい人たちを見終えて外に出ると、先輩芸人の寺門さんがSHOWROOMの配信をしていました。
その配信にちょっと出て、そのあとは近くのガストへ。いろいろと寺門さんからアドバイスをもらいました。どーもーって出てきたときに手をたたきながら入ってきたけど、緊張感がめっちゃわかって動きも小さくなってたとのこと。
他にもいろいろとアドバイスがあったのですが、その中でもめちゃくちゃ参考になったのが、R-1の前にライブに何回か出て、ネタの反応をちゃんと見た方がいいですよってことでした。
そうなんです、ぼくは一度もR-1のネタをライブで一度も試してなかったんですよ。だから、どこがウケるかとか、どんな反応かってことがわからないんです。
寺門さんはとにかくライブに出てどこがウケるかとか反応をちゃんと見て、作家さんに見てもらってアドバイスもらって、芸人仲間に見てもらってアドバイスしてもらって、改良してまたライブに出てとブラッシュアップをしていくんですね。
そしてA/Bテスト的にどっちの方がいいかってことを試すそうです。
R-1というかネタもウェブもおんなじですよね
とにかく早く世に出して、反応見て修正してってことを繰り返すことで、どんどんブラッシュアップされていくってことなんですが、ウェブもとにかくコンテンツ出して反応見て修正するっていうのが一番早いですよね。自分の思ってたところがウケなくて、違うところでウケたりとか。ホントとにかく早く世に出して反応を見ることが大切だったんですね。
そして、村本さんも言ってましたが最初の10秒が大事ってところ。ウェブもファーストビューがめっちゃ大切じゃないですか。かなりお笑いとウェブって共通することが多いんですよね。
応援してくれたみなさまに感謝
今回のR-1の挑戦はホントいろんな人に応援してもらって何とか舞台に立つことができました。
〇飯めしあがれこにお兄さん
twitter : https://twitter.com/Koni1204
〇寺門 真吾さん
twitter : https://twitter.com/iroziro_kaodeka
〇ヒゲヅラマンボウ (同期の芸人)
twitter : https://twitter.com/BRBRken46
〇日刊県民福井の記者さん
〇日本商工会議所青年部で同期委員長のはぎー
〇あおいみどりちゃん
twitter : https://twitter.com/aoooiiim
〇養成所の社員さん
〇R-1スタッフのみなさま
〇SHOWROOM/Twitterのフォロワーのみなさま
本当に本当にありがとうございました!
あ、やったネタは近々noteに公開します。
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