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【社会人向け】英検準一級合格までの軌跡と合格のコツ

〜40歳、英語を仕事で使わない環境でどうやって合格するの?〜

本ブログは社会人を対象にしています。
特に、英検準1級は取りたいが、勉強する時間が十分に取れない方にお読みいただくと最適です。

王道的な合格方法というよりは、
・効率的に合格することを目的にしたい人
・とりあえず取得だけはしたい人

実際、今の私のステータスは準1級は合格、
でも「英語に自信は持てないなぁ。」と合格前後で変わってない状況です。。。
とはいえ変わったことは、
①今まで以上に英語に興味を持ったこと、
②学習意欲が増したこと、です。
今となっては、これらが一番よかったことだと思っています。

それではお読みください。

初めまして40歳のkazushi_diaryです。
自己紹介を簡単にすると、6歳と3歳の女の子の父、妻1人。
関西出身で東京生活がそろそろ15年を迎えます。
公立大学を卒業し、2006年に新卒でメガバンク入社、コンサル会社、メガベンチャーを経て、今はIPOを目指すベンチャー企業の戦略・人事をやっています。
英語は社会人3年目くらいで受けたTOEICで650点?655点?をマーク。仕事で使った経験は、ほぼ無しです。英語学習は10数年ぶりくらい。

Why 英検準1級を学習?

きっかけは6歳の娘(当時5歳)が英語教室に通い始め、メキメキ発音が良くなってきて、
1)3年後に英語力が抜かれるのではという恐怖感
2)パパとしての威厳を保ちたい
3)(父が苦手意識を持っていることが影響し)英語へのコンプレックスを持って欲しくない

ただそれだけです。

2023年度第3回の英検準1級試験で3度目の受験にして合格をしました。
CSEスコアは2428点
内訳は下記
Reading 592点
Listening 583点
Writing 713点
Speaking 540点
一次試験はWritingゲーと巷で言われている通りの結果で突破しました。


英語コンプレックスでも、英検準一級は取得可能

結論から言うとこれです。

但し、「正しい方向に向かって」、「正しい努力をする」というのが必要不可欠。

ここからは自分の失敗体験も踏まえて、「正しい努力をする」方法に重きを置いて、反省も踏まえて書いていきます。
「正しい方向に向かって」に関しては、英検準一級の合格基準や配点、受験方法などがメインの内容なのでここでは割愛します。

※本内容は個人の感想になりますので、教材の合う合わないはみなさまの状況に応じて判断してください。たまたま自分に合っていた、合っていなかっただけで、ポジ・ネガティブキャンペーンをしているわけではないです。

前提:「正しい努力をする」ために

「正しい努力をする」ために自分の立ち位置を知ることが何より大事です。
みなさん、英検は4技能の試験ですよね。
どの技能が得意で不得意ですか?
どの技能が伸びやすく伸びにくいですか?
ここで言う伸びやすく伸びにくいは、あなたにとって、対策を立てやすい/立てにくいと解釈していただいてOKです。
(なぜなら効率よく合格をしたいから)
一次試験の合格点が1792点であることから、各項目の目標設定をしました。
Writingで稼ぐ(700点くらい)、Readingはなんとか頑張る(600点くらい)、Listening(500点くらい)は耐える。

【一次試験突破のためマッピング】

感覚的で構わないのですが、みなさんの技能はどこにマッピングされますか?

私は上記を踏まえて学習の方針を立てました。
ここからは受験結果を踏まえての振り返り。
(使用した教材は最下欄に記載しています)

第1回(2023年度第1回)の結果

一次試験は2023年6月4日(日)に受験
結果は不合格
CSEスコア 1656点 合格点1792点 不足136点
内訳は下記
Reading 570点(ターゲット▲30点)
Listening 545点(ターゲット+45点)
Writing 541点(ターゲット▲159点)
Speaking -点

最初に受験を考えたのが2023年3月ごろ。試験までは約3ヶ月。
思ったより時間がなく焦る
【実施したこと】
自分の中での成功イメージは単語をするWritingをする、この流れ。
Readingは単語に重きが置かれてことを踏まえ、単語学習。
パス単とでた単を徹底的に活用する。
Listeningまではとても時間がなかったので、過去問をやるのみ。
Writingも結果的に時間がなかったので、【英検準1級】ライティングでボディが思いつかないときに使える9割得点多数続出テンプレだけで挑んだ。

【結果と振り返り】
Readingは単語学習が効いたのは実感。但し、問題演習が不足していたので、文章から推測する力とかを鍛えなければいけないと実感。
Listeningは耐えることはできたので及第点。
ただしWritingが全くできなかった。初見の空気、当然違う問題が出る中で、とまどいしかなく結果は不合格。ただ、これならいけるんじゃないかと思ったのも事実。
但し、ここで自分の甘さですが「正しい努力」の仕方が揺さぶられることに・・・。

第2回(2023年度第2回)の結果

一次試験は2023年10月8日(日)に受験
結果は不合格
CSEスコア 1755点 合格点1792点 不足37点
内訳は下記
Reading 605点(ターゲット+5点)
Listening 537点(ターゲット+37点)
Writing 613点(ターゲット▲87点)
Speaking -点

【実施したこと】
第1回受験の反省を踏まえ、Readingはabceedを使って英検準一級の語彙問題完全制覇を実施。
Writingは、準1級英作 7つの考え方ストーリー展開 どんな問題でも書ける(初めての方用)最短合格! 英検準1級 英作文問題完全制覇を使用。
完全制覇は全てのトピックスというよりは、科学技術、コスト、環境など汎用性のある文を暗記し、単語を入れ替えれば対応できるようにした。
Listeningはあろうことか、シャドテンをかなりガチでやってしまった。
【結果と振り返り】
Readingは正直かなり効果的だった。結果も自分がターゲットとしていた点数をクリア。
Listeningは「なんか合格できそうだからListeningも強化しよう」と色気付いたこと。更に、Listeningの大問2が(個人的には)驚異的な難易度なので、勉強をしない恐怖感に怯えることに。。。結果、シャドテンを導入して時間を相当費やしてしまった。面白かったから良かったんだけど、、、
これが点数に全く繋がらず効果なし。
Writingは前回の反省を活かし、文の繋がり、冒頭、文末の書き換え表現などはクリアできた。しかし、、、冠詞や複数形の「S」など細かいところで足元をすくわれてしまい残念な結果に。なぜ、Listeningに時間を費やし、Writingを疎かにしてしまったのか・・・。
正しい努力をしなければと猛省した時期。
ちょっとモチベーションが下がった時期。

第3回(2023年度第2回)の結果

一次試験は2024年1月21日(日)、
二次試験は2024年3月3日(日)に受験
結果は合格
CSEスコアは2428点
一次試験スコア1888点 合格点1792点 充足96点
内訳は下記
Reading 592点(ターゲット▲8点)
Listening 583点(ターゲット+83点)
Writing 713点(ターゲット+13点)
Speaking 540点

第3回目の受験にしてやっと合格!

【実施したこと】
Readingはabceedが一通り終わっていたので、ガチでするというよりは、忘れない程度にほどほどに語彙問題完全制覇を継続。
Writingは、準1級英作 7つの考え方ストーリー展開 どんな問題でも書ける(初めての方用)最短合格! 英検準1級 英作文問題完全制覇を使用。
今度は冠詞や複数形を忘れないように、かなり細かく練習を積んだ。
Listeningはシャドテンを解約しabceedで Listening問題を実施した程度。
Speakingは、4コマ漫画は2023年度版 英検準1級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)を繰り返し実施。2年分×2日程くらいをやり込んで、時計を見ながら2分間で実施する練習を繰り返す。
FAQに関しては、Q1は過去問で解答の型を暗記。以降は、英検 準1級面接 質疑応答20問 さっと練習英検の面接でアイデアが浮かばない時の裏技5選【英作文にも使える!】を用いながら、ハロー先生ドットコムで先生を探して実施。

【結果と振り返り】
Readingはテスト当日忘れていた単語もあったけどなんとか及第点を維持。
Listeningも予想以上に点数を獲得できた。
そしてなにより、Writingは前回の反省を更に活かし、1箇所減点の713点を取ることができた。
Listeningの上振れは想定外でしたが、Writingゲーとしての一次試験をまずは制することができた。
当日Speakingで意識したことは、この4つ。
①大きな声で話すこと
②沈黙を避けること
③一つの質問に対して一度は聞き直して良いので、容赦なく全ての質問を聞き直した。
④回答の型を忠実に再現
決して満足いく結果ではなかったし、「落ちたかも」と思ったが、なんとか540点で合格。

【正しい努力で欠けていたこと】

あくまで自分のケースですが、第1回に落ちたタイミングでListening対策として、シャドテンをするべきではなかった。あそこで変な色気を出さずにWritingに特化していれば、第2回のタイミングで一次試験を突破できたのではと考えている。こういうところが自分の弱さだと改めて振り返った。
そして受験期間(=資格取得の勉強時間)が長くなるとどうしても、学習を維持するモチベーションが弱くなってしまう自分がいた。そういう自分の弱さを認識した上で、勉強ってするべき。
とはいえ、仕事の後に勉強をして、日曜日に試験を受けにいくことに理解を示してくれた、妻とこどもたちには本当に感謝しています。

今後の英語学習について

英語を使うという目的がないまま、英語学習をしたものの、英検準一級を取得することはできた。その過程の中で、英語の面白さに気づけたのは最大の収穫だったかもしれない。
今後どうしようかなと思いつつ、ハロー先生ドットコムで毎週先生がきてくれる環境は今も維持している。
Speakingの力をもっと伸ばしていけるようにどうやって勉強していこうか、どんな目標を設定しようか少し模索しているのが現状です。

【ご参考】使った教材一式

全体の対策
1)2023年度版 英検準1級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)
→過去問は本当に重要。試験の全体感や問題の癖を解けば解くほど理解することができる。反省点は答えを覚えるくらい何度も解いてしまったこと。たまに過去に出た問題は出ないからと言ってさらっとしか見ない、なんならやらない人がいるけど言語道断。徹底的にやるべき。
Speakingの4コマ対策はこの過去問だけで乗り切ることができた。

Reading対策
1)英検準1級 でる順パス単 5訂版
→ネットを見るといろいろ書かれていますが基礎固めには最適(ただし、これ一冊で戦えるかというとかなり不安)
2)英検準1級 でた単
→スマホで利用
パス単位終了後に過去問のReadingを解いて絶望。その後出会ったアプリがこれ。個人的にはこのアプリのおかげで戦える土台ができたのでかなり感謝
3)abceed
→スマホで利用
2回目の受験で初めて知ったアプリ。1回目の受験から使えていたらもっと効果的だったかもと痛感。

Writing対策
1)【英検準1級】ライティングでボディが思いつかないときに使える9割得点多数続出テンプレ
→初受験までとにかく時間がなかったので、このテンプレを丸暗記だけして初回は勝負。今思うとかなり無茶な戦いだったが、文の構成を押さえる(外さない)という観点では3度目の受験まで重宝した。 
2)準1級英作 7つの考え方ストーリー展開 どんな問題でも書ける(初めての方用)
→2回目の受験でこれを活用。7つのストーリー展開を覚えることで、英作文の構成、文の繋ぎのスキルが格段に上がります。
3)最短合格! 英検準1級 英作文問題完全制覇
→かなり汎用的で使える
初回受験後、英作文の引き出しの少なさに危機感を覚え2回目の受験でこれを導入。全てを覚えるというよりは、要点を絞って活用することで結果に繋がった。

Listening対策
1)シャドテン
→初回受験後、リスニングがわからなさすぎたので手を出したのがこれ。とにかく高かったけどやってみようと奮起をして、100日連続でやってみたが、リスニングの結果という観点では、効果実感はできなかった。なにより価格が高い。自分の力では使いこなせず。
2)abceed アプリ
→スマホで利用
3回目の受験時にこれを活用。とにかく問題量も多く繰り返し練習をすることで自信がつく。2回目の受験時はシャドテンに特化してやっていたので使用せず。個人的にはこれが大反省の一つ。

Speaking対策
1)ハロー先生ドットコム
→2月から週1回、前日に1度家に来てもらい対策をしてもらった。
子ども1時間、自分1時間で実施。リーズナブルな先生もいるのでかなりおすすめ
2)英検 準1級面接 質疑応答20問 さっと練習
→サクッと例題が20個あるのでこれを覚えようとして本番は挑んだ。
これを↑の先生とのやりとりで学習をした。
(結果覚えれなかったので当日はかなりテンパったけど)
3)英検の面接でアイデアが浮かばない時の裏技5選【英作文にも使える!】
→回答に困った時に備えて使えるように準備した。
当日聞き取れないなどパニックになったときの対処法ができたと強く実感。


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