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まず隗(かい)より始めよ

古く中国の言葉だそうだ。
事を始めるにはまず自分から始めよと戒めた言葉。

僕はこの言葉を内田樹先生から学んだ。
それ以来、僕の戒めの言葉となっている。

以下本文から

蟹が自分の甲羅に似せて穴を掘るように、私たちは自分の「今いる場」に合わせて未来社会を考想する。
自分が今いる場所が「ろくでもない場所」であり、まわりにいるのは「ろくでもない人間」ばかりなので、「そうではない社会」を創造したいと望む人がいるかもしれない。
残念ながらその望みは原理的に実現不能である。
人間は自分の手で、その「先駆的形態」あるいは「ミニチュア」あるいは「幼体」をつくることができたものしかフルスケールで再現することができないからである。
どれほど「ろくでもない世界」に住まいしようとも、その人の周囲だけは、それがわずかな空間、わずかな人々によって構成されているローカルな場であっても、そこだけは例外的に「気分のいい世界」であるような場を立ち上げることのできる人間だけが、「未来社会」の担い手になりうる。
私はそう思っている。

内田樹の研究室

隗より始めよ
〔「戦国策燕策」にある郭隗(かくかい)の故事。隗が燕の昭王に、賢臣を求めるならまず自分のようなつまらない者を登用せよ、そうすれば賢臣が次々に集まって来るだろうと言ったことから〕
① 遠大な事をするには、手近なことから始めよ。
② 転じて、事を始めるには、まず自分自身が着手せよ。
三省堂大辞林より

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