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ホームレスになって、はや7ヶ月。

気がつくと、家を捨ててからもう7ヶ月が経とうとしている。

いつかの私は、高校時代からの実績が地域で認められはじめ、自分ではどうにも抜け出せないコンフォートゾーンにいた。

・高校時代のカフェ経営
・NPOのオペレーション
・政治団体のオペレーション及び総務省との協働
・青森の大学に在籍しながら、慶應義塾大学SFCの組織に所属し、全国を回りながら起業家育成に従事
・採用支援事業を起業し、青森と東京のクライアント企業さんのコンサルティング
・東京のベンチャー企業に執行役員としてジョイン。大学2年生ながら新卒採用担当、新規事業担当を兼務。
・ヒトモノコトのプロデュース及びブランディング
・広告代理業を行い単価二桁万円以上の仕事を請け負うように
など

一見輝かしい経験だ。
自分で言うのも何だが、今では東北の学生でNo.1といっても過言では無いだろう。

しだがって、どこに行ってもある程度顔が効くようになってくる。

哀しいかな。
私が目指しているのは、「世界規模、少なくとも日本全国規模で活躍する起業家」だ。

にも関わらず、こうももてはやされると現状に満足してしまう瞬間があるのだ。でも、自分が望む状態を実現する上で、自分の中に1%でも現状に満足しまう自分がいることは必ず道のりの中で弊害になると考えていたし、せっかくやるのであれば徹底的にやらねばと考えていた。

別に、自信がつくという点では嬉しい事だ。

ただ、もうその頃には頭の中にはこの言葉しかなかった。

「つまらない。」

もうその頃には、めちゃくちゃ尊敬して学びたいと思える人が全くと言っていいほどいなくなっていたのだ。

成長欲の強い私からしたら、なおさら辛い環境だ。

「このままここにいては、腐ってしまう。」

そうして私は、地元を離れる決断をした。

それは同時に、自分がより活動しやすい環境を捨て、実績を捨てることに等しい。

厳密に言うと、その環境や実績を活かしづらい状態にしようとしているのだ。

そして、私は私を試すことにした、よりせいで環境に身を置いたとき自分の本来のパフォーマンスを生かすことができるのではないかと。

だから、私は自宅と、これまでの収益源と、所有していたものを捨て、新たな世界に飛び出してきた。

その選択をしなければ今も現状に甘んじて生きていたのか、否か。

今振り返ると、良い選択だったと思う。
厳密にいうと、“選択”自体に良いも悪いも無いので、自分がその選択を良い結果にしたのだろう。

そんな生活を始めたのが、今年の2月。

これさえあれば1年中暮らせるだろうという必要最低限のものキャリーバッグ1つに詰めて移動しながら暮らしている。

宿は、友人知人宅。
もしくはその場で知り合った人の家だ。

すべてのリソースを授業のために集中できるように。

そう考えると、水道光熱費や家賃なんか払うのがもったいなく感じてくる。

もともと私は、物欲がなく、食べ物は、自分が健康維持しパフォーマンスを発揮できるだけのものがあれば良い。

そうすると、全国どこにいても生活していくことができるので、自由な暮らしができる。

そんなホームレス生活をするようになってから気づいたことがある。

それは、自宅を捨てるという事は、すべての家が自宅になる。いや、そもそも家などなくても人間は暮らしていくことができる。

そうして、その頃には「地球に住んでいる。」という感覚の方が強くなった。

すべてのものは川の水の流れのように循環し続けねばならない。

でなければ淀み、機能を果たさなくなってくる。

黙っていけば、この物に溢れた世界。
絶え間なく届くメッセージ。スマホを1日に何度確認したことか。
気を取られれば、思考も淀み複雑化してくる。

シンプルに考えれば、全ての事実はいたってシンプルなのにも関わらず。捉え方によって現実は複雑なものと化す。

今の私は、殆どノイズがない状態だ。

(強いて言うなら、耳がよすぎるので他の人の話声やタイピングの音がめちゃくちゃノイズになるくらい。笑)

この資本主義社会。
東京なんかにいると特に、お金や物、プライドなんかに囚われがちだ。

そして人は、それらによって感情を操られてしまう。

ただ、忘れてはいけない。
自分の感情だ、私は自分で自分の感情をコントロールしたい。

もう、誰かの人生を生きるのも、誰かによって感情をコントロールされるのも十分だ。

「私はどうしたいのか?」
これからは自分の意思、意志を大切に。

あるがままに、なすがままに。
なりたいように、いきたいように。

私は私の人生をいきたいし、
望むみんなもそうやって生きていけるように、私はこれからも行動で示しながら。言葉に魂を込め、1人でも多くの人に伝え続けたい。

なんてね。


ホームレス起業家の、人生旅する物語。

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