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ゼネラリストかスペシャリストか?キャリアデザインを描く。

ゼネラリストになるべきか、スペシャリストになるべきか?

多くの人が悩む問題なのではないかと思います。

目先の副業ではなく、キャリアパスをどう描くかを考えさせられる。ジェネラリストかスペシャリストか。世の中はメンバーシップ型が継続するのか、ジョブ型に移行するのか。私は副業ではなく複業派。メモ:「終身雇用見直し」の時代に考えるべきこと|とくさん|notehttps://note.mu/noritoku/n/nc5daaf611be5

こんな記事があったので考えてみました。

私自身の結論は、私はゼネラリスト(ジェネラリスト)寄りで2~3個のスペシャリスト型のスキルを持って複数の事業をするキャリアパスを考えてます。

ゼネラリスト(ジェネラリスト)とは?

知識や技術を幅広く持ち、仕事の全体像をとらえられるスキルを磨いていくようなイメージになります。

営業、商品・サービス開発、経理、総務、マーケティングなど多岐にわたる分野をそれなりに理解していて、人に説明やマネジメントができる感じのことをいいます。

大手でいう転勤や部署移動が多い総合職はこのゼネラリストを育てるための施策と言われています。

各分野でスペシャリストには敵いませんが、全体像を見て仕事ができることが強みといえます。

スペシャリストとは?

ある特定の分野に特化した専門家のことをスペシャリストといいます。

例えばですが、プログラミング、映像編集、税務、法律などのスキルに特化していて、その特定の分野で仕事をもらえるくらい秀でている人をいいます。

経営的なゼネラリストもスペシャリストの流れ

経営的な側面ですが、メンバーシップ型かジョブ型かという議論が最近よくされています。

語弊を恐れずにいえば、メンバーシップ型=ゼネラリスト、ジョブ型=スペシャリストです。

日本は今までメンバーシップ型が主流でしたが、欧米ではジョブ型が主流でした。

年功序列・終身雇用が維持できていたころはメンバーシップ型はジョブ型に比べて優位性がありました。

しかし、年功序列・終身雇用が維持できず、かつ、売り手市場になり、雇用に流動性が出てきた現在では、部署移動や転勤を繰り返しゼネラリストを育てることが容易ではなくなってきたため、人に仕事をつけるより、仕事に人をつけるジョブ型に移行せざるを得なくなっています。

ゼネラリストもスペシャリストも危険

経営的な流れをみる限りスペシャリストのほうが安心なように見えますが、実はゼネラリストもスペシャリストも将来のキャリアを感がる上では危険です。

ゼネラリストは簡単に言えば器用貧乏、かつ、量産型。
あなたにしかできないという武器を持つことはなかなか難しくなります。

スペシャリストはというと、その専門分野が必要なくなる可能性を秘めています。
よく電話交換手という昔あった職業があげられることが多いようですが、昔はいわゆる技術職でしたが、電話交換機の発展によって仕事そのものがなくなってしまいました。
1つの専門分野に絞ってキャリアを築くのはかなり危険だと思います。

将来なくなる職業を心配しても仕方がない

1つの専門分野に絞ってキャリアを気づくのはかなり危険と書きましたが、何がなくなるかなんて究極わからないので、心配しても仕方がないと私は思っています。

ネットで〇年後になくなる職業と調べるとたくさんの記事がでてきますが、当たるか当たらないかなんてわかりません。

私は前職が税理士法人でしたが、税理士の仕事はなくなる仕事で必ずあがっています。

しかし、現場にいると申告や記帳代行などはなくなっても、中小企業のもっとも身近な専門家で相談役という仕事は残るような気がします。

また、AI化やロボット化によってなくなる仕事を考えると、すべての仕事がなくなるような気もします。
上記の身近な専門家、相談役という立場も、あらゆる経営判断と事例をビックデータに入れて、AIで解析し、質問に回答するような仕組みができてしまえば、そっちのほうが確率の高い回答がでてくるので、上記の仕事も不要になります。

しかし、長いスパンでみれば実現する未来でも、自分が生きている間にその時代がくるかはわかりません。

1995年のWindows95、2007年のiPhone、革新的なものが現れると世の中は大きく変わります。

でも傘は今でも傘で、昔と大きく変わりません。
今でも足元は濡れるし風邪にも弱い…

どの分野で革新的なものが現れるかは考える意味はあっても考えすぎても仕方ないのではと思ってます。

インフラ系スキルを身につけよう

あくまで個人的な推奨です。
インフラ系スキルは私の造語です。

電気や水道などをインフラと呼びますが、これは生活の基盤を支えるからです。

なので、ビジネスをする上で基盤となるインフラ系スキルを身につけることが1つの解決策かなと思っています。

私が考えるインフラ系スキルは、過去にTwitterでもつぶやきましたが、
財務、営業、人事、マーケティング、ウェブ、プログラミングなど。

クリエイターが注目を浴びる時代だから逆にインフラ的な技能を身につけるのも面白いのではないかと。例えば、①財務②営業③人事④マーケティングなどなど。業種を問わず多くの企業で求められますし、独立もできるスキルかと。
インフラ系スキルといえば以前も書きましたが、財務、営業、人事、マーケティング、ウェブ、プログラミングなどなど。一個ではなく複数のスキルを掛け算的に持っていると、どこにいっても国内なら生きていけそう。

私は営業したくなくて税理士法人に新卒で入ったはずなのに、営業スキルが身についてしまい、結果として今でも営業スキルがあるから生きていられます(笑)

私も営業がしたくなくて士業の事務所に就職しましたが、結果的には営業スキルが身について良かったです。インフラ的なスキルに投資すれば将来にわたってリターンがありますね。メモ:「本当は営業になんてなりたくなかった」。そんな人が知っておくべき3つのこと https://buff.ly/2plRcHR


一方で、インフラ系スキルだけでは、いまひとつかなとも思っています。

私が考えるインフラ系の技能は、こんな感じかなー。あとはウェブやプログラム系。インフラ系技能1つだけだと飛び抜けないと難しいですが、税理士なのにウェブマーケティング得意とかプログラマーとかだと重宝されそうです。

T型キャリアという選択肢

一時期もてはやされたキャリアパスの1つがT型キャリア。

ゼネラリストよりの広い範囲への理解を横軸に、スペシャリストよりの専門分野への理解の深さを縦軸に見立て、1つのスペシャリスト分野を持ち、それ以外は広く浅く理解するというスキルの身につけ方です。

π型キャリアという選択肢

T型キャリアから更に発展して、ゼネラリストよりの知識を持ちながら、異なる専門分野を持つπ型キャリアという選択肢です。

最大の特徴は、πの下に伸びる線が左は左側に伸び、右は右側に伸びていることから、専門分野は関連性が遠ければ遠いほど良いというところにあります。

100×100×100=100万でキャリアを築く

最近注目されていて、私自身が目指すのはこの100×100×100=100万の理論です。

100万人の中で1位を目指すのは難しいですが、100人の中で1位を目指すのは難しくないという考え方です。

特定の分野で100万人の中で1番のスペシャリストになるのは難しいですが、3つの分野で100人の中で1番のスペシャリストになることは、簡単ではありませんが、100万人の中で1番になるよりは難しくありません。

そして3つの組み合わせ方では、自分自身しかできない仕事というのも作りやすいのではないかと思います。

例えば、財務×WEB×映像、これは私の専門分野の一部ですが…これが一定レベル以上でできる人は少ないのかなと。

また、どれかが将来なくなったとしても、残りのスキルで食べていけるはずです。

その上でゼネラリストになればスキルの身につけ方としては、まあまあ間違いないのではないかと思ってます。

まとめ

個人的な見解をつらつらと書きましたが、間違っているかもしれません。
でも自分自身の頭で考えてみることが大事なんじゃないかなと思います。

私は今、4つの会社を経営しています。
経営・財務コンサルティング、映像・写真、ヨガスタジオ、カフェ、バックオフィス代行など業種もいろいろです。

これも理由の1つには、リスクヘッジがあります。
もう1つの理由は、「経営」というスキルを身につけるためです。

日本ではなかなかいませんが、プロ経営者という職業が海外にはあります。
個人的にやっていて楽しいというのが一番の理由ではありますが、経営というスキルはインフラスキルの1つだと思います。

事業を考え、立ち上げ、資金を調達し、人を雇い、マネジメントし、集客し、販売する、いったん立ち上がったら仕組化する、この一連のサイクルを偶然ではなく再現性を持ってできるようになれば、仕事には困らないと思いますし、自分が楽しいと思う仕事をずっとやっていけるのではないかと思っています。

更に今後は、経営、財務、映像、WEBに加えて、プログラミングのスキルを身につけていきたいと思っています。

やはりこれからはITが理解できないと自分自身も事業も成長させることはできないのかなーと。

そしてプログラミングはインフラ系スキルなので、投資する価値があるのではと思っています。

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