■記事の対象ユーザ

１．animatediff-cli-prompt-travelの情報をみて「やってみよ❤」となった
２．(2023/12/1時点の)公式手順で「うごかへん😫」となった、うごいて

■ようするに？

話が違うよ、公式ちゃん

１．本題に入る前に

有志の情報によると、デフォルトでmodelのパスが変わっているので
修正する必要があるらしいから、なおしておこうね。

### 修正前
{
  "name": "sample",
  "path": "share/Stable-diffusion/mistoonAnime_v20.safetensors", ### ここを
  "lcm_map":{
    "enable":false,
    "start_scale":0.15,
    "end_scale":0.75,
    "gradient_start":0.2,
    "gradient_end":0.75
  },


### 修正後
{
  "name": "sample",
  "path": "models/sd/mistoonAnime_v20.safetensors", ### こうする
  "lcm_map":{
    "enable":false,
    "start_scale":0.15,
    "end_scale":0.75,
    "gradient_start":0.2,
    "gradient_end":0.75
  },

２．onnxruntimeエラー

ここからが本題、準備が整ったので早速実行してみると･･･

RuntimeError: D:\a\_work\1\s\onnxruntime\python\onnxruntime_pybind_state.cc:743
onnxruntime::python::CreateExecutionProviderInstance CUDA_PATH is set but CUDA wasn't able to be loaded. Please install
the correct version of CUDA and cuDNN as mentioned in the GPU requirements page
(https://onnxruntime.ai/docs/execution-providers/CUDA-ExecutionProvider.html#requirements), make sure they're in the
PATH, and that your GPU is supported.

３．助けてChatGPTちゃん！！

（どれも真因じゃなかったから省略するね）

【アドバイスその１】CUDAとcuDNNをインストールしろよ？
　恥ずかしながら混同していたためcuDNNをインストール
　→改善しない

【アドバイスその２】環境変数確認せーよ？
　CUDAとcuDNNのパスを通してみたよ
　→改善しない

【アドバイスその３】GPUサポートを確認する
　エラーメッセージに含まれるURLからサポートを確認したよ。
　→最新がCUDA11.8とか書いてあって、自分の環境が12.1とかだから焦ったけど関係なかったよ

４．onnxruntimeのフォーラム

CUDA_PATH is set but CUDA wasn't able to be loaded #13576
(CUDA_PATH は設定されていますが、CUDA をロードできませんでした)
https://github.com/microsoft/onnxruntime/issues/13576

ONNXRUNTIMEのgithubにそのものズバリなissueがあったので追いかけてみたけど解決しなかったよ！
でもChatGPTちゃんの言ってたことを皆試してるから別問題で引っかかってここに来た諸兄にも役立つかもね。

【答え】公式が紹介していたチュートリアル

公式Githubにチュートリアル動画の記載があったから
藁にも縋る思いでのぞいてみたのよね

動画内で入力されていたコマンドを見てふと気づく

pip install onnxruntime

あっれ！？実はそもそもONNXRUNTIMEインストールしてない！！？？

さっそくpip install して動かしてみた結果･･･

動画が作れたよ！

「動くようになったのに試さねぇヤツはいるかぁ？いねぇよなぁ！」

右側はキャラLoRA＋服装をプロンプト指定、
動きを左側のOpenPoseに追従させたものだよ。

フレーム毎にプロンプトを付与できるのが一番の特徴で、
今回は light smile とか happy とかを10フレーム毎に付与してみてるよ。

オマケ：実はもっとわかりやすい導入動画があった

【最後まで出来る】AnimateDiff prompt travelでアニメーションを作ろう【AIアニメーション】

少しバージョンは古いけど、環境構築に必要なコマンドは全て含まれてたね。私の1日返して。

おわりに

結局ポカミスだったわけですが、ポカミスほど見つかりにくいんですよね。
同じミスで苦しんでる人の参考になれば幸いです。