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バンドという幻想 | 2022.11.12

・こんばんは! 昼寝から起きたら午前1時を回っていた。

・整体とかマッサージの類を2ヶ月ほどサボってしまっている関係で、身体が石化してきている。歩行すらあやしくなってきていて、ガラス張りの建物の横を通るとゾンビみたいな姿勢でのそのそ歩く阿呆が写り込むので辛くなる。

・2日にいっぺんストレッチポール(なんかでかい筒)でゴロゴロするくらいでは日々のデスクワークによるデバフを払拭できないのだ。戦力の逐次投入というにもゴロゴロは心許なく、依然劣勢で敗北は必至である。

・ラジオ体操でもするか……

・先日、たまたまラジオ体操をする機会があったのだが、本当にちょっと息が上がるくらい疲れたし、こんなに?と思うほど背筋がしゃんとした。

・夏休みシーズン、近所の公園で町内会のおじい様おばあ様が早朝から集まってラジオ体操をするアレのモチベーションがちょっとだけ理解できた気がした。こいつらは何が楽しくてこんな朝っぱらから集団で体操をしているのだと思っていたが、澄んだ空気の循環と溢れ出るセロトニンを感じながら、他者とコミュニケーションを取りつつ身体の具合も良くなるのだから、引きこもりワーカーにとってこの上なく良いことづくめの魅力的なイベントである。


・先日、渋谷クラブクアトロにライブを観に行ってきた。

・ゲストの面々も豪華でいたれりがつくせりである。猫戦(ねこせん)というバンド、ちょうどこのライブの2ヶ月前くらいに偶然Spotifyで知ったのだが非常に良い。遠くない未来にもっと開けた場所に行くのではと思う。

・長丁場のオールスタンディングで足腰が着実に破壊されていくのを感じながら、スカート澤部氏の後方で楽しんだ。

・進行方向別通行区分というバンド、ご存知でしょうか。

・敬愛する真部脩一氏と西浦謙助氏(両人とも相対性理論の結成に関わり、作詞曲を行っていたコアメンバー)が学生時代に組んでいたバンドで、“あの相対性理論の前身”という謳い文句で紹介されることもあったりするようだ。

・十数年のあいだ、たいした告知もなく唐突にライブを開催しては、解散と再結成を繰り返し、せっかくリリースされたアルバムは何故か会場物販で行列を勝ち取ることでしか入手できず(もちろんサブスクでも聴けない)、インターネットにもろくに情報が転がっていない、つまるところなんかそういう感じの変なバンドである。

・ここでは貼らないが某動画共有サイトに関連する映像や音源がいくつかあがっているようではある。

・地元北海道にいた頃は、自分の音楽的根源の一つと言っていい相対性理論のルーツたるこのバンドのライブを生で観られるとは微塵も思っていなかった。東京に住んでいると良いこともあるものだ。

・進行方向別通行区分は良い。意味のわからん歌詞も、浮遊感と疾走感が同居したサウンドも、褒め言葉としてのしょうもないパフォーマンスも、湿ったソリッドさでパッケージされた邦インディーズ・オルタナの世界観のすべてが良い。

・どう考えたって万人受けはしないし売れ線でもない、独りよがりとも捉えられかねない拘りを、クールに堂々と自由に楽しそうに、しかし多くのオーディエンスを取り込む品質で表現してみせる高次元の「作る人」の精神性がダイレクトに伝わってくる気がして、ちょっと食らってしまった。

・別に直接的な関連性はないのだが、地元にいたころにキャパが30人もないようなハコで小劇場演劇の舞台に立たせてもらっていたときのことを思い出した。

・バンドを組む甲斐性も技術も友人もいなかったために、お家でひとり寂しくDTMに手をつけてしまった青春時代の反動が来ている。

・作詞作曲も楽器も並以下の腕前だがバンドやりたいなと愚直に思った。


・前髪のマイナーチェンジを行った。緑→赤になったので、次は青と黄を経由し、金と銀にしたあと、最終的にクリスタルにしようと思う。

・ってそれゲームボーイ〜ゲームボーイカラーで発売されたポケットモンスターシリーズの遷移やないかい!👆

・とか書いてたらもう11月も中盤で、もう2022年も終わりが見えてきている。

・え!? とてもじゃないが世界の速度についていけない。

・ビューーーーーーー


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