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世界から、地方学生をやる気にさせるメディアを始動します。

どうも、留学先のUCBerkeley秋学期でコンピューターサイエンスの中間テストで200人中最下位を取ったバカです。あまりのバカさ加減に、担当教官に呼び出され失笑されました。

また、交換留学生は13単位を取らないとビザの要求を満たさないんですけど、しんどすぎて宗教学の授業を落とし、基準の13単位を満たさず国外追放をくらいそうになりました。なんとかオフィスに交渉して国外追放を間逃れました。やったぜ。

自分の愚かさを改めて感じた秋学期でした。

今期は、「リーダーシップ」「意味のある仕事とは」「韓国語」「民族・政治ビジネス」などなど、そこそこ緩い、喋ってれば単位がもらえそうな授業を選びました。たくさん時間を作り、meet up などでイケてる社会人にお話を聞きにいったり、インターンシップをしたいと思っています。インターン情報教えてくれたら泣き叫びます。

そして今期、どうしてもしたいことがもう一つあります。


世界から、地方学生をやる気にさせるメディアを始動します。

どういうことかと言うと、世界の外国人のイケてる学生・仕事をしている人を取材し、情報格差に悩む地方学生に届けたいと考えています。


なぜしたいのか

私自身、大阪出身で、山梨県都留文科大学という人里離れた地で勉強しています。大学4年生として今も在学していますが、中国とアメリカに交換留学で合計2年間留学しているので、大学に6年間在学することになります。

まず、なぜこんな東京から片道2時間半、電車賃2500円の偏差値60の文系大学に通っているのかというと、受験に落ちたからです。

もともと、受験生時代、早稲田大学や上智大学を第一志望にしていました。偏差値50くらいの高校だったので受かれば胴上げされてたと思います。

早稲田と上智、合計8学部受験しました。学校で鉢巻を巻いて、1日13時間勉強したのにも関わらず、勉強の効率の悪さ・地頭の悪さ・日頃の行いの悪さからあっけなく玉砕。上智大学に至っては、4学部受けて2学部が補欠合格で、補欠不合格者40人から20人だけ繰り上がり、僕は取り残された20人でした。

そりゃあもう、たまたまセンターを出して受かった都留文科大学にはもちろん行きたくありませんでした。大学入学直前の3/2日に大阪から山梨県の大学まで車で行き、アパートを探しに行く時には、その車に乗り込む直前に両親に土下座して「浪人したい」と泣き叫びました。

しかし、両親も入学費30万円をすでに払っているので引くに引けず(他にも理由あると思うけど)、結局、親父の安全運転 10時間で山梨県まで泣きながら連れてこられました。

そんなこんなで大学に入ったので、そりゃあもう大学生活勉強にかけるモチベーションは0でした。けど、いい友達に出会って、富士山の近い自然のたくさんある場所で遊べて、こんなに人生って楽しんだとやる気を徐々に取り戻し始めた時期でもありました。

(山中湖かどっかではしゃいでる写真)


徐々にやる気を取り戻し始め、夏休みにとりあえず中国一ヶ月短期語学研修で西安に行くことにしました。語学研修では、語学の勉強以外にもチューターが各自につき、西安のいろいろな場所を紹介してくれて、すごく楽しかったです。

(楊貴妃のお墓かどっか)


しかし、そこで今後の自分の大学生活を大きく変える出来事を目の当たりにしました。


それは、優秀な中国人学生との出会いでした。


僕が数年前に留学した頃と違って今はいかに中国が発展しているか、テレビで連日テック系のニュースが放送されていると思いますが、僕がいた頃はそこまででした。

なので、そこまで中国人学生も日本人学生も変わらないでしょ、と考えていましたが、中国人大学生の勉強量に驚かされました。

一ヶ月間僕にチューターとしてついてくれていた大学2年生の女の子は、僕に「私、1日300個単語覚えるまで日本語の単語帳絶対閉じないの、だって日本で働きたいから。日本の方がお給料もいいし、アニメもあって楽しいでしょ。」と流暢な日本語で私にいいました。また、朝ごはんを食べに食堂に向かう途中で、大学内で英語を音読している学生の多さに正直ドン引きしました。

外での音読なんて日本ではありえない光景だったし、一つしか学年の変わらない女の子がたった半年くらいしか日本語を勉強していないのに、ここまで志を持って熱心に日本語を勉強している姿を見ました。そして、自分の大学生活を見直さない限り、自分はもう国際化する世界で勝っていけないだろうし、日本もこのままだと世界の競争の中で自然に負けていくのではないかと思いました。

そう思うようになり、一ヶ月の研修から帰国後、とりあえずスゲェ奴がたくさんいる国に場所を変えれば何かが変わるのではないかと思って、中国上海外国語大学に、大学2年生で留学することを決意しました。

試験は10月、あと一ヶ月しかない、というところになり、僕は受験勉強なみに猛勉強しました。授業をあまり受けないのは変わらなかったのですが、その時間を全て中国語に使い、歩いている時間は聴くタンをシャドウウィングする時間に当てました。めっちゃ人に見られました。凄い変態でした。

するとどうなるかというと、気楽に大学生活を過ごして行こう!系の大学1年生の前期につるんでいた仲間が僕のことをハブり始めました。いや、冗談じゃなくてマジで。大学になってもこういうことがあります。ちなみに上の写真の人ではないと思います。

もちろん僕がいきなり勉強に切り替えて暴走しだしたのはわかるし、勉強しているからご飯に誘わないでおこうというロジックで無視したのも少しわかります。一人がハブリ始めるとこういうのは連鎖反応的に、他の周りの人も僕に声がかけづらくなるみたいで、すげえ孤独なまま、中国に留学に行くまでの半年間耐えることを強いられました。

特にこのハブリに何が拍車をかけたかというと、地方特有の閉鎖感だったと思います。東京はもちろんのこと、東京や海外の新しい情報や、頑張っている人の情報が入らない地方の状況では、一人が頑張り始めると足を引っ張ろうとする輩は実際います。

「あいつ、なんで勉強してんの?」「インターンなんて大学1年から始められないっしょ」

なんて言葉を投げかけられた記憶があります。

こういった中国の経験・頑張ってたらハブられた経験から、

一人でも多く他の海外のイケてる情報や学生がいることに気づき、多くの人がモチベーション高く大学に通うようになると、こういう閉鎖的空間内での潰し合いは生まれにくいだろうし、日本人の大学生はもっと世界で輝いていけるのではないかと思うようになりました。


だからこそ僕は、世界から、地方学生をやる気にさせるメディアを今いるUC Berkeleyから始動します。

アメリカも中国と同様、日本の数倍勉強します。僕がコンピューターサイエンスの授業で200人中最下位をとってしまったのも、勉強量の多さについていくことができなかったからです。(センスもクソなかったけど。)

数倍勉強するのには理由がたくさんありますが、それ以上に多くの人が志を持って、何かを成し遂げたいと思い、勉強しているアメリカ人が多いと感じるようになりました。

だからこそ、僕はその志高く何かを成し遂げるために頑張っている人の存在を日本に伝えたい。

少しでも自分が海外にいて感じる恐怖・興奮・喜びを、海外に出られない環境、出ようとしている人に届けられればいいなと思い、この活動を行うことを勝手にここで決意します。

(ちなみにハブってきた人はだいたい謝ってくれました。今では大親友。こちらこそ、ごめんねと改めて伝えたい。)


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Kazuya Tsuge

1996年生まれ。大学在学中に上海外国語大学・フィリピンなどに1年以上留学。17年8月より、UC Berkeleyで1年間ビジネスを学んでいました。現在はシリコンバレーのスタートアップでインターンをしています。起業準備中です。








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