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山陰中部自分的観光ガイドのようなもの

別にそんな大袈裟なもんじゃないです。近場ですが適当に回ったようなところを、東からご紹介しようって話です。観光ガイドにすらなっていないかもしれませんが、しばしおつきあいを。後半に行くにしたがって「風光明媚」という言葉がしっくりくるようになってくる・・・はずなので。

1:米子駅近くと水木しげるロードと鳥取県境港市

米子駅近辺

鉄道で岡山方面から特急列車に乗って来ると、鳥取県の米子という駅に着きます。

この写真は改装前のものです。

駅の近くにこういうカレー屋さんがありまして。なかなか美味しいです。ぜひお勧めしたいですね。夏時分にフウフウ言いながら熱いカレーを食するなんてなかなかパンチが効いてて良いです。
駅から徒歩で5分圏内にありますので、ぜひお立ち寄りいただきたく。以前から一度行ってみたかったんですが、ホントに美味しかった。

JR境線

さて、米子駅から境港市に行くのには、JRを利用するのが良いでしょう。バスでも行けるとは思いますが、あまりお勧めはしません。

こういうラッピングトレインに乗れます(自分が乗った時はたまたまこれであって、いつもいつもこれとは限りません)。

今はいないと思いますが、前にはこういうのも見たことがあります。

で、この列車に乗って、車内アナウンスが現在放送中の「ゲゲゲの鬼太郎」の主要キャラによるもので、その意味でも楽しめるかと。

駅名盤は線内全駅ともこんな感じにしてあります。

水木しげるロード&鳥取県境港市

列車にゆられて終点の境港市に着きますと、駅前に水木しげる先生がいらっしゃいます。

こんな感じで執筆されてたんでしょうか。

駅の程近くにある船着き場にこういうのがいたりもします。高速船レインボージェットですね。

しばらく歩くとこういうところに来ます。

全部歩いてないのであれですが、例えば・・・

こういうオブジェがあちらこちらに飾られていますよ。可愛いもんですね。

この妖怪神社の向かい側にクオッポジョニーって美味しいお店があるらしいと聞いております。いずれ機を見て行ってみたいもの。
妖怪神社自体は可愛らしい神社ですが、ミステリアスな感じで良いのではないですか。

地元のお酒「千代むすび」を売っているお店は大変良いところでした。

ガイナマンがラッピングされたお酒も良ろしければぜひご購入ください。

ご紹介した米子駅近辺・境港市近辺を回る感じだと、チュウブYAJINスタジアムで試合がある時や、どらドラパーク米子東山で試合がある場合などが考えられますね。ただ、境線に乗りたい、という場合はある程度、時刻などをお調べになった方が良いです。

おまけ:ベタ踏み坂

境港市から車で少し行くと、CMなどでお馴染みのここに出ます。

江島大橋、またの名をベタ踏み坂と呼ばれる橋です。見た目の印象と喧伝された印象とで、始終ベタ踏みしなきゃダメなのか、みたいな誤解を受けがちですが、そんなことはありません。思ったよりも急ではありませんよ。話の種に渡ってみられては如何ですかね。

2:松江市

松江では以下のものをご紹介しましょう。

堀川遊覧船

この前、サッカーのついでに乗りにいった時は、雨が降ってお堀が増水した関係で、いわゆるぶらっとコースを周回するだけに留まりました。
本当は天気が良ければフルコースを回ってみたいものでした。低い橋を通る際に屋根が下がるんですが、これを体験してみたかった。

ちなみに、こういう船に乗せてもらえますよ。

普段の晴れてる時なら、ふれあい広場・松江城大手前・カラコロ広場と三箇所の乗船場所があります。こういうところでゆったりと船遊びなんて、優雅なものだと思いますよ。

松江城のお堀を巡る遊覧船の他に、宍道湖遊覧船というのもあるみたいですが、これはまた別の機会にでも乗りに行きましょうか。

半分程度のコースでもこの風光明媚な景色が拝めるのです。堀川遊覧船、松江に来られた際にはぜひとも乗船するべきです。

このあと、近くの神代そばという店で蕎麦をいただきました。これがね、メチャウマでしたよ。食える(蕎麦アレルギーのない)人にはぜひお勧めしたいです。

塩見縄手・小泉八雲記念館

これは田部美術館なのですが、これを含む左右の通りが塩見縄手という武家屋敷通りです。

これはその左端の方にある小泉八雲記念館です。小泉八雲の名前で知られるラフカディオ・ハーンさんが、この松江に英語教師として赴任してきて、当地がいたく気に入り、当地の女性を妻に娶り、名前まで付け替えるほどのことになってしまったわけで。そんな1人の外国人を魅了してしまった古式ゆかしい街。それが松江なのです。

ぐるっと松江レイクライン

観光に資する市内循環バスとしてこういうものがあります。

どの区間に乗っても1回の乗車料金は大人200円です。時間帯によって2つのコースがあります。自分は乗ったことありませんが、夕方に宍道湖岸を走ることのある夕陽鑑賞コースなんか良いかもしれませんね。普通のコースだと1周50分程度、夕陽鑑賞コースだと約60分程度です。

3:出雲大社・大社駅・日御碕と周辺

出雲市に住まう自分も時々行くところです。

正式には「いづもおおやしろ」と言います。「いずもたいしゃ」ではありません。

縁結びの神様が祀られている、みたいなアウトラインは皆さんご存知だと思いますが、出雲大社自体にはいろいろな仕掛けのようなものがあったりします。

その1つが点在するウサギ。

因幡の白うさぎの神話は大変に有名ですが、それにちなんだウサギがたくさんいます。

ウサギにはこういう側面もあります。

神様たちの前でひそひそ密談をするウサギたちですね。これらの他にも、出雲大社にはたくさんのウサギがいます。

そして出雲大社には相撲の始祖である野見宿禰(のみのすくね)を祀るお社があります。

出雲大社の本殿や拝殿に比べればほんの小さなものですが、お社はお社。賽銭箱も置いてあります。
そして、ここにもウサギがいます。それもまわしを締めた力士姿のが。

近くには土俵も設えてあります。

ここでなのかどうか知らないのですが、白鵬と日馬富士が奉納土俵入りをしたそうです。

相撲の始祖を前に土俵入りをする気分って、どういうものなんでしょうね。ぜひ白鵬や元日馬富士に訊いてみたいものです。

さて、出雲大社。

出雲大社本殿は、基本的に撮影をすべきではないと思う場所なので拝殿をご覧ください。自分は八足門を超えて本殿に入ったことはありませんが、拝殿でさえもカメラを容易に出すのは躊躇われる雰囲気があるので、遠慮がちに出して撮影した結果です。
さて、その拝殿には大きな注連縄がありますね。本殿はこの拝殿の後方にあります。

お参りをして出てきますと、何だかこう、厳かな気分になります。場所柄なのでしょうか。いつ来ても、ここは本当に不思議な場所だと思います。

神門通り

出雲大社の目抜き通りです。

出雲大社を出ると目の前にスターバックスがあるんですが、ここはもうすっかり有名ですよね。

そのスターバックスの横っちょ、いわゆる勢溜の付近がこんな感じです。もっと言うとこんな感じの通りがあったりします。

こんな感じの横丁が軒を連ねていて、いくつかのお店が建ち並んでいます。蕎麦、おにぎり、ぜんざい、唐揚げ、漬け物など、いろいろ食べることが可能です。自分は病気もあってわりと食い物は律しながら食ってますけど、そういう制御を必要としない人は、いろいろ食べてみるのも良いかも。

ちなみに自分はもうすっかりお馴染みのこちら。言うまでもありませんがアレルギーがないから選択可能です。

この大社町に限らず、出雲地方と言えば「蕎麦」なわけですが、蕎麦もアレルギーを持ってる人とかにはお勧めできかねる面があります。なかなか難しいものですね。蕎麦屋さんは何軒もあったりするのですが。

バスだと、オリオンやウィラーが神門通りの奥深い辺りのこの辺まで連れてきてくれるみたいです。自分は利用したことなんかないので知る由もなかったりしますけどね。

この大鳥居の辺りまで歩くのが理想的なんでしょうけど、ここ(宇迦橋近く辺り)まで歩かずとも一畑電鉄出雲大社前駅の辺りでもいいかも。ここら辺まででもだいぶ違うはずですよ。

旧JR大社駅

この一畑の出雲大社前駅からは少し離れますが、かつて国鉄やJRの大社線という路線が走っていた頃に、大社駅というのがありました。

路線そのものはなくなりましたが、大社駅の駅舎とホームは保存され、SLまでも静態保存されております。

鉄道系YouTuberとしては非常に有名なスーツさんって人がいます。そのスーツさんが上げてる動画の1つがこれです。大社駅から出雲市駅まで大社線の廃線を辿って行っちゃおうという試みをやってます。

これがなかなか波瀾万丈の旅だったみたいですが、その辺は動画でご覧ください。大社駅はこんな感じで非常にきれいに保存されています。ただ、ここ最近では内装も幾分簡素化されました。

まだ路線があった頃には20系寝台列車までこの路線に入ってきたほどですからね。

で、これはRail工房天都さんの大社→出雲市間の前面展望です。

あった頃はこんな感じだった、と、先程のスーツさんの動画と比較してみてみるのも面白いかも。

赤くて円筒形のポストがここと、島根県立古代民俗歴史博物館にあります。この旧JR大社駅は出雲大社からはちょっと遠いですが、行ってみる価値はあります。時折イベントが行われていたりもします。

日御碕と近辺

出雲大社から車、またはバスで海岸線を走ると、日御碕灯台に辿り着きますね。

今みたいな身体になっちゃう前に、昇りました。おっかなかったですけど、なかなか面白い体験でしたよ。白亜の灯台の威容はさすがです。

近くにはこういう灯台を模した電話ボックスもあったりします。

また、日御碕の近辺にはウミネコが飛来する島として知られる経島があるので、こういうものもあります。

自分は経島には行ったことがありませんが、ウミネコで賑やかなのでしょうね。

この灯台から少し下ると・・・

少し下った場所に日御碕神社というのがあります。

出雲大社とはまた雰囲気の異なる、なかなか荘厳な神社です。機会があったら、ぜひ訪れてみてください。

ただ、日御碕を回ろうとする場合、レンタカーを借りられた方が良いかもしれませんね。公共交通機関、つまりここで言えばバスは非常に便数が少ないですから、利便性が良いとはとても言えません。

4:須佐神社・八雲風穴

もっとも、これからご紹介する場所はもっと難易度が高いかもしれません。バスでは事実上辿り着けない場所なので(無理ではない)。レンタカー必須だと思いますし、レンタカーを借りるとしても、それなりに運転はできた方が良いと思いますよ・・・。

八雲風穴

実はこないだ、八雲風穴ってとこに行きまして。

ものすごい山の中です。何となく知ってはいましたが、実際にきたのは初めてでした。

入り口にはお寺がありました。

さて、天然のクーラーに当たりに行きましょう。

ここで入場券を買います。大人1人200円です。

普通では入れない地下3階の温度が記してあります。とんでもない温度ですけど、中の温度もこれよりは高いものの、夏らしい服装で入ったらビックリしますよ。

地下2階で10℃切っちゃうんですよ。これ、半袖で奥まで入れないでしょう、普通。自分、夏らしい格好して行ったらあまりに寒くて参りました。

なお、竹下本店の「縁の風」という酒が貯蔵されてて売ってましたけど、自分はこれは買っていません。

代わりに買ったのは・・・

竹下本店ならではですね。

須佐神社

八雲風穴に行ったので、ついでに須佐神社にも行こうってことにしました。

閑静な神社です。出雲大社とはまるで趣が違います。でも、田舎の神社ってこういう感じなんですよね。そこがいい。

参りましたが、やはり出雲大社とはイメージが違います。でも、それで良いのですよね、ここの場合は。

一通り参拝をして、若干いろいろ撮ってみました。この日は何も催されていなかった神楽殿。

これは塩井とされる井戸です。須佐之男命が関係する場所のようですね。

カメの甲羅を模した石もありました。

時々、こういう神社に行ってみると、なかなか厳かな気分になれて良いと思います。この時もそうなって良かったのですが、出た直後に雨に降られてしまって。とほほ・・・。

このあと、車に戻って車で移動の末、須佐神社の近所にある温泉施設に併設の食べ物屋さんで、割子蕎麦を食べました。

旨かったですけど、言うまでもなくアレルギーのある方にはお勧めできません。ちなみにこのお店ではアレルギーの有無を訊かれるみたいですが自分は訊かれませんでした。もっとも、ないので訊かれたところで「ない」とお答えしますが・・・。

5:最後に

というか、こんなの、サッカーのついでに行ける場所ばかりじゃないですけどね。特に日御碕や八雲風穴、須佐神社なんて、レンタカーでも借りて1日がかりで行かないと到底行けないでしょ。

出雲の人間たる自分でさえそう思いますもの。でも、行ってみればこれはこれでなかなか面白い。ホントはこのエリア間でももっといろいろおすすめしたい場所はあるんですが・・・。

ま、機会があったら、この辺を旅してみてください。案外楽しめたりしますよ。あと、自分は好きだしローカロリーだしアレルギーないから蕎麦ばかり食ってますが、蕎麦アレルギーをお持ちの方には蕎麦は断固としてお勧めできません。アナフィラキシーショックみたいなことになられちゃいけませんものね。
故に蕎麦アレルギーをお持ちの方は、食事は蕎麦以外でお願いします。特に強く念を押しておきますよ。

基本的に他人様にどうこう、と偉そうに提示するような文章ではなく、「こいつ、馬鹿でぇ」と軽くお読みいただけるような文章を書き発表することを目指しております。それでもよろしければお願い致します。