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#オールガイナーレ Round23(SC相模原戦)

ダイジェストです。とっくに来てましたが、書くこっちが疲れてまして、何しろおっさんなので・・・。

この試合、頭から鳥取がペースをつかめてますよね。相模原は何がしたいのかイマイチわかりません。
ギリェルミとか、わりと注目してたんですけど、さっぱりでしたね。これなら栃木シティに移籍したジョン・ガブリエルの方が怖いなって思った次第でして。良い選手には違いないんでしょうけど、チームとして彼の活かし方を見出せてないのかなって気がしました。
逆に鳥取は初手から揺さぶりにかかりますよね。だいたい鈴木国友経由で前に出て行く選手が何らかのアクションを起こす、みたいな。開始直後の三沢とかもですし、その後の星野辺りもそうですよね。

で、先制点はというと、逆に上松からの仕掛けで、三沢への好パスがあり、これを捌いて林に直につないで林は流し込む、という割合。このペース配分が心憎いと言いますか。
上松、良かったですよね。鈴木国友も良かったんですけど、上松はやはりチームへのフィット感に一日の長があるだけに、すんなりと攻守に寄与できる感じだと思いました。
少なくとも、三沢がCF(あるいはトップ下と称される位置)で契機を作って、林が本当の意味でのCFとしてこれに呼応する、というパターンができつつあると、やはり面白いのかもしれませんね。相模原が結果的にそれをさせてくれた、というのも見逃せないんですが、それはそれ。こちらが主導して何かアクションを起こせる時には、こういうコンビネーションが確立していると、本当に武器になり得ますね。

林はここのところ、CFとして大エースの称号に相応しい活躍をしているという印象ですが、ここでも見せました。
ここでも、こないだ8月の月間ベストゴールに選ばれたのと似てるようなシュートをあわや決めそうになったりするなど、本当に覚醒してる感じがしましたよ。

この林は後半開始早々にもいきなりやってくれました。DFラインからの縦への長いフィードを受けて持ち込むと、相手DFをうまくかわして強いシュートを放ちました。これでこの日2点目。風格すらありますよね。まさしく鳥取の誇る大エースです。
この2点目の時にマッチアップしたのが、富澤清太郎ですね。ヴェルディやマリノスでそれなりに地位を築いてきた彼(確かに大ベテランではありますが)ですら置き去りにしちゃうんですから、今の林は本当にいろいろな意味でノっています。
これ、下手をすると来季は違うユニフォームを着て、そこのエースにでもなっているのでは?
何だかそういう気すらしてしまう、そんな林であります。昨年のレオナルドほどの勢いではないとしても、それに近いものを感じてしまう勢いが今の彼にはありますよね。

さて、約14ヶ月ぶりに戻ってきたGKの北野なんですが、これが、実際そのブランクを感じさせない安定感があったと思いました。

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無論、その間を埋めてきた井上亮太や市川らも大健闘してきましたし、彼らの姿も北野には刺激になったでしょう。
ただ、やはり北野は北野。現時点でのこのチームに於いては別格ですよ。フェルさんがいない今、それに次ぐぐらいの実績とキャリアを持ち、恐らく人望も人徳も並び称されるぐらいあるはず。チーム内での影響力も絶大な存在と言えるでしょう。
そんな北野が戻ってきて、最後尾からチームを鼓舞する。頼もしい姿だなと思いました。彼を獲得できて本当に良かった。そう思いました。

ただ、リーグ戦のハイプレッシャーな中に於いての90分のプレーができる程度には回復しているからこそ戻ってきた、とは言っても、彼も100%万全とは言い難い部分がありますし、プレーの端々にまだ確信を持てていない部分があるんじゃないかって気もするんで、そこをより強い確認に変えていけるように周囲がサポートしてあげることも大切でしょう。
また、彼のバックアッププレイヤーであるところの井上亮太や市川らも、更なる技術的・精神的な研鑽を積んで、北野と同程度の高みに昇っていけたらいいなと思うわけです。

あと、この試合では相模原の今一つさ加減(ダイジェストに出て来るプレーの大半が鳥取のターンだったことからも明らかですね)にも助けられましたが、そんな相手ばかりではありません。もっと圧力をかけてくるチームがありますし、その圧力を、北野の前にいるフィールドプレイヤーたちが、どの程度まで和らげられるかは、重要なことだとも思うんです。
この先に、鳥取を待ち受ける相手がこんなにイージーにやらせてくれるとは限らないだけに、どうしたらこういうサッカーにつなげていけるのかを、髙木監督以下、全員でより確実なものにしていきたいですね。それができるチームだと思っていますし、やれる選手たちだとも思っています。

北野だけでなく、小林や西山らも戻ってきましたし、反攻体制は整いつつあります。確かにフェルさんはいませんが、彼にはしっかりと養生してもらって、その間に反転攻勢を一発かましちまえって、そんな気がしています。この勝利はその契機になり得ます。それができるチームだと自分は信じていますよ。このチームで、もうちょっと楽しめるでしょう。

基本的に他人様にどうこう、と偉そうに提示するような文章ではなく、「こいつ、馬鹿でぇ」と軽くお読みいただけるような文章を書き発表することを目指しております。それでもよろしければお願い致します。