編集者のじきるうは、編集者がゆえに「ちゃんとしたもの書かなきゃ……！」と焦燥に駆られていた。それをぶっとばすため、ここでは適当な日常の発見を無編集でわーって書くことにする。過去の連載はこちら。

KIRIN 本搾りレモンを飲みながらうわーぁって書くよ。

今日は「人生初」のことを3つほど経験しました。

人生で初めて「いきなりステーキ」に行ったら、初心者殺しだった

今日は人生で初めて、「いきなりステーキ」に行きました。

最近は業績が落ちてるってことで話題だけど、いやいや、1000円ちょいで200gのステーキ（サラダ、スープ、ライス付き）が食べられるって最高では？？？ ボクは今日初めていきなりステーキに行ったわけだけど、正直いままで行かなかったことをだいぶ後悔したよ。最高じゃんこの店。ヘビロテするわ。

肉質悪くなったって噂も聞いてるけど、元々の味を知らないボクにとってはただただ最高。人生初でよかった〜〜〜！！

問題はこれである。

「そういえばステーキ用のソースってないのかな？？ あっそうか！！ 肉本来の味を楽しむためにソースは用意してないのか〜〜！！ さすが〜〜！！！」と最初は思ってたんですよ。

違った。目の前にずっとあった。ウォーターサーバーだとおもってたそのケトルには、なんとステーキソースが入ってたのだ。

ステーキを食べ終わった後に水を注ごうとしたら、茶色い液体がでてきて「うわぁぁっっ！？！？！？！」ってなったよ。お前か。お前がソースだったのか。なーにが「肉本来の味を楽しむ」だ。そんな高尚な店じゃない。1000円ちょいで気軽にステーキが楽しめる、庶民派の店だぞ。最初からわかってたことじゃないか。

ステーキソースは、ちょっとだけ飲んだ。まずまずの味だった。

人生で初めて「馬毛ブラシ」を買ったら、フッサフサだった

周りにはあんまり言ってないんですけど、実は革製品のブラッシングが趣味なんですよね。

革って、ブラッシングすればするほど艶が出るというか、愛着が出るというか。革のお手入れしてる時って、無心になれるんですよね。ふだんメディア編集者として情報に触れまくってる生活を送っているせいか、無心になれる時間って最高だなと思って。

で、実は上の豚毛ブラシ（たしか800円くらい）をかれこれ5年ほど使ってるのですが、「革製品には馬毛ブラシがいい」っていう情報を入手しまして。この度、ついに買ったわけですよ。1500円。そんな高くないな。

上のが馬毛ブラシ。毛の密度が濃い。リーブ21のコンテストで大賞取れる。

ま〜〜〜、革の磨き心地がぜんぜん違う。なんだこれ。磨くのが超楽しい。今までの豚毛ブラシが「ガサッガサッ」って感じだとしたら、馬毛ブラシは「フサッフサッ」という感じ。豚毛の無骨な磨き心地も好きだけど。

これはいい買い物をした。1500円でこの体験が得られるなら安いもんだ。

人生で初めて「唐揚げ」を作ったら、カリカリでもジュワッでもなかった

先日、気まぐれで片栗粉を買ったのですが（これも人生初）、ま〜〜〜使い道がわからない。片栗粉って何？ 小麦粉と何が違うの？ どうやってつかうの？ 彼女はいるの？ 年収はいくら？？

料理素人のボクにはわからないことだらけ。しかし、我々取材班は「片栗粉で唐揚げが作れる」という極秘情報をキャッチした。唐揚げは大好きだ。そもそも唐揚げ自体、自分で作ったことはないのだが、これは挑戦せざるを得ない。

優勝しました。

最近は「唐揚げ粉」なる便利商品も発売されているらしいが、そもそもこちらは片栗粉を消費したいのであって、そんなものは無用の長物だ。片栗粉を使わせろ。

……で、上のが完成した。

結論を言うと、美味しかった。しかし、想像していた唐揚げとはだいぶ異なる。カリカリでも、ジュワッフワッでもない。「あ〜、鶏胸肉に片栗粉をまぶして揚げたやつだな〜」という感想。美味しいんだけど、これは唐揚げじゃない。

どうしてこうなったのか。片栗粉が足らなかった？ それとも揚げ時間がわるかった？

まあ、こっちはいまだいぶ酔ってるので、そんなことはどうでもいい。考える気もない。

今日も酒がうまい。その事実さえあれば満足なのだ。

人生初なんて、いつでも起こせる

「自分がなにをやりたいのかわからない……」
「毎日同じことの繰り返しでつまらない……」

いやいや、それはただ、あなたがそうしているだけだ。新しいことなんて、いま、この瞬間から、すぐにでもできる。あなたがやらないだけだ。

ボクは人生初を今日だけで3回やったぞ。いや、もしかしたら、気づかないうちに人生初を今日だけで数百回やってるかもしれない。大切なのは、「これは新しい挑戦だ！」って、気付けるかどうかだ。

酒を飲むと、28歳くらいの社会人慣れてきた男児はす〜〜〜ぐこういう偉そうなことを言うぞ。みんな気をつけろっ！

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