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インタビュアーは”無知”を演じているのだ

以前、ボクはAさんという人に取材をしてインタビュー記事を書いた。その記事に対し、以下のような趣旨のリプが飛んできた。

「Aさんがやってる○○の活動も知らないでインタビューなんかするな!!バカ!!うんち!!」

なるほどなるほど。ボクは記事の中で「Aさんって○○もやってるんですか?!」と、Aさんに尋ねていたのだ。確かにこれは、ボクがAさんの活動を知らなかったように見えるかもしれない。でもうんちはひどいぞ。

あえて反論させてもらうと、ボクはインタビュイー(取材対象者)のことをできる限り調べてから取材している。もちろんAさんの活動もだいたい把握しているつもりだ。

じゃあなんで記事では、Aさんの活動について知らないフリをしたのか。結論からいうと、メディアの読者と目線をあわせるためだ。


インタビュー記事は「メディアの読者」をふまえて考える

そもそもの前提として、インタビュー記事は何のためにあるのか?

もちろん、インタビュイーを世に広めるためとか、メディアの認知度UPとか、諸々の理由があるだろう。

しかし当然のことだが、インタビュー記事の先には読者がいる。なので読者にとって有益な記事であることが大前提だ。

極論をいうと、読者にとって有益じゃないインタビュー記事には価値がないとボクは思っている。(※念のため言っておくが、ネタ系の記事だって「読者を笑わせる」という超有益な価値があるぞ!)

では、読者とはいったい誰のことか。これはインタビュー記事を掲載するメディアによって異なる。今回の記事は「Aさんをよく知らない人」をメイン読者とするメディアに掲載されたものであった。

それならば、Aさんをよく知らない人に目線をあわせて記事をつくるのが良いだろう。そこで「Aさんが○○の活動をしているのは周知のことでは御座いますが〜〜〜」とか書いたら、読者は逃げちゃうよ(笑)。

ここではAさんの○○活動をイチから丁寧に聞き出すことが、読者にとって有益だと、ボクは判断したのだ。


メディアの読者になりきってインタビュー取材をする

ところで読者と目線をあわせるには、どうすれば良いのだろうか。あくまでボクの場合だが、ボクがインタビューをするときは、メディアの読者になりきって取材している。

メディアの読者層が港区女子なら、自分も港区女子になりきってハイソなインタビューをする。メディアの読者層が小学生男子なら、小学生男子になりきってうんちうんち叫びながら取材をする(すいませんこれは嘘です)。

実際にメディアの読者が聞きたいだろうなと思うことや、メディアの読者にとって有益なことを、読者になりきってインタビュイーから聞き出す。そしてそれを記事にする。メディアの読者ファースト、これが取材の鉄則だ。

逆にいうと、メディアの読者にとっていらない情報は、思い切ってカットしたり、書き換えたりする。たまに勘違いする人もいるが、「インタビュー記事の内容」と「実際の取材内容」は大きく異なるものだ。


今回のクソ……うんちリプは、たぶん本来の読者層ではないところに記事が届いてしまったゆえに起こった、悲しい事件なのだろう。

ボクはメディアの読者にあわせて、Aさんの活動をよく知らない風に書いた。しかしそのリプ主さんは、Aさんに詳しい人だったのだ。

誰もわるくない。ただそのリプを飛ばした人が、メディアの想定した読者ではなかったというだけだ。メディアの読者の目線にあわせて情報を取捨選択し、書き換えた結果起こった、悲しいミスマッチなのだ。


インタビュアーは無知であってはいけない

さて、ここからが本題だ。

いくらメディアの読者と目線をあわせるべきとはいえ、インタビュアーの目線がはじめから低すぎるのは大問題だ。インタビュイーのことを何も知らないまま取材するのは、やめたほうがいい。下手したらインタビュイーを怒らせてしまうし、記事そのものが成り立たなくなる。

取材前は、できる限りの準備はしておこう。取材準備は意識高く、実際の記事は目線をあわせる。

インタビュアーは無知であってはいけない。

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じきるう編集長

Workship MAGAZINE編集長。CRAZY STUDY編集長。重度の腰痛持ち。

ここからが本題だ。

後半で裏切る痛快アクションコメディ。
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